「近くて遠い」これは日本人が中国を表すときによく使う表現です。本当にその通りで、隣国なのに日本人が中国について知っているのは料理が美味しいことと、人の声が大きいことくらい。住むと痛感しますが、真逆の国です。今回は特に違うと思うところを3点紹介したいと思います。
食文化の違い
中国はとにかく常温文化です。水もコーラも常温を好んで飲みます。氷を置いてない店が半分ほど。私と韓国人の友人は熱い料理とぬるい白湯の組み合わせに慣れず、一緒にお店で食べる時は必ず氷を追加注文しています。
また、中国は自国料理が驚くほど安く、逆に洋食や日本食は驚くほど高いです。つまり”気軽に食べられる洋食”が無い!!そのため、来たばかりの頃は「普通にピザとかハンバーグが食べたいだけなのに…」と悩みました。日本のファミレス文化には頭が上がりません。
逆に、その分沢山の自国料理が強く根付いています。エッグタルトや豆花など中国独自のスイーツは安くてちゃんと美味しいです。3ヶ月も住むと、口が欲するものが自然と中国料理や中国スイーツになるので安心してください。

ローカルな中華屋さん。安くて美味しい。
考え方
中国で生活する上で1番大切なことは、「他人に求めないこと」です。謝罪、感謝、助け、これらは全部他者への期待です。嫌なことがあっても中国人の多くは「同情や謝罪が状況を変わるわけでは無い」と考えています。「分かって欲しい」と相手に期待するのではなく、自分に軸を置いて分かってもえるまで伝えます。原因を究明して反省するより、ここからどうするかを重要視する国民性です。

「解決したからいいじゃない♩」「没办法(どうしようもないよ〜)」彼らがよく使う言葉です。
私は彼らがこう考えているのだと、暮らしていくなかで痛いほど学びました。でも理解した上で、21年間日本で過ごした私ではどうにも出来ないほど辛い時もあり、その時は日本の友人に電話して頼っていました。時差もあるなか、明け方まで4時間も5時間も付き合ってくれた友人には感謝しかないです。
スピード感
中国はなんでも早いです。車の運転も、意思決定も、マンション建設も。店の移ろいも早く、「新しい奶茶店が出来た!」だとか、「ここのKKVが潰れた!」だとか友達同士でよく共有していました。
特に、お気に入りのお店が予告もなく急に無くなる経験は、1年間のうちに何度もありました。その度に「あの時の店員さんは今どうしてるんだろう」「やっと好きなお店が出来たのに」と悲しくなりました。私は留学前、どんどん進む前向きな感じが好きでした。でも住むと街に情が湧いて、急激な発展には痛みも伴うと知りました。かなしな(T ^ T)
その反面、一時帰国から帰ってきたら街中のレンタサイクルが一斉に新しくなってて劇的に漕ぎやすくなってたり、飲食店の季節のメニューが日本の倍のスピードで変わる楽しさもあります。

南京東路の新店舗。この一年で3割くらいのお店が入れ替わりました。
旅行で来た時は、どうしてこのスピードが実現できるんだろう、皆んなどうやって着いていってるんだろうと疑問に思っていました。
住んで分かりました。着いていかないと生きていけないから!!以上!!




