「留学中に経験した面白い、変わった体験」木下美杜(北京语言大学)

留学をしていると、たとえ現地に渡航できなくても、またオンラインだからこその、特別な経験をすることができます。授業中に起こったちょっとクスっとした出来事をいくつか紹介します。

授業が始まった当初は現地にいる学生は学校の教室で対面授業、私たちのように渡航できない学生はオンラインで一緒に授業を受けていたのですが、コロナウイルスの流行によって対面授業ができなくなり、全員オンライン授業に切り替わりました。もちろん先生方も家から授業をすることになるため、 “来客”によって授業が中断することもしばしばありました。必修科目では先生のお子さんが登場してきたり、選択科目では先生の愛猫が先生の手元から離れなかったり、大体授業の中盤から後半くらいで登場するので、少し集中力が切れて疲れ始めている私たちには癒しの時間でした。

授業で使うvoovにはチャット機能がついているため授業中に使う時が何度もあります。例えば誰かがスピーチをしたとき、画面に顔を映していてもみんなで拍手や花の絵文字をチャット欄に送ります。これもリアルタイムでオンライン授業を受けているからできることだなと感じました。この時のチャット欄の通知の多さは凄まじいですが、自分が発表者だった時に「ちゃんと伝わった」ということが目で見てわかるので、とてもいいなと感じました。

週末になると必ず授業終わりに言う言葉があります。「周末愉快!」よい週末を!という意味ですが、日本ではたとえ小学生であっても、少なくとも私の経験上ではそんなことを言った覚えはありませんでした。なのでクラスメイトや先生が毎週「周末愉快!」と言って通話を退出していくのが新鮮で文化や習慣の違いを感じました。

オンライン授業では五感を使って中国を知ることはできませんが、オンラインだからこその楽しさもあると思います。新学期が今月末から始まりますが、有意義な留学になるように小さな楽しみを見つけながら取り組んでいきたいと思います。

voovの絵文字(春節ver.)

voovの絵文字(通常ver.)