「知らざるを知らずとする」海野愉里(香港大学)

帰国してから3週間が経ちました。ゼミ活動と就職活動、この2つに向き合う日々を過ごしております。

香港では、自分の勉強不足を痛感することばかりでした。自分がクラスメイトにChinese Politics専攻であると伝えるときには毎回、中国人である彼らに胸を張ってそう伝えられるに相応しい知識を、私は伴っているのだろうか、と一種の後ろめたい気持ちを感じました。さらに刺激をもらったのは、History of The Imperial Japanというコースで、香港大でJapan Studiesを学ぶ友人たちに出会えたことです。日本人である私が聞いたこともなかった史人に言及する彼らを見て、自国の歴史に対する学びが足りていない自分を恥ずかしく思うとともに、何よりも、香港で、それだけ日本を好きでいてくれて日本の歴史に精通している彼らに尊敬の念を抱き嬉しい気持ちになりました。

私は、来年9月に大学を卒業する予定ですが、その時に胸を張って、現代中国政治を専攻したと言えるように、また中国の友人に、私がJapan Studiesの香港人に思ったように思ってもらえるように、最大限努力したいと思います。

もう一つ、今回の留学を通じて、月並みではありますが、歴史を勉強することの意義と面白さを改めて感じました。

それはSem2に受講した、Chinese and Americanという歴史学のSeminarが理由で、このSeminarではBurlingameやGe Kunhua など、過去米中が交差した具体の事例に焦点を当てるものでした。歴史を学ぶことの面白さの一つに、その時々に流行する大きな文脈、今であれば米中対立などに対して、批判的でいる理由を歴史から探してくること、があると思いました。

歴史を知れば知るほど、自分がまだ知らないことが沢山あると気付きます。最近では、費孝通の郷土中国を扱っている他、小嶋先生のゼミにも聴講させていただく予定です。

東京ワールドフォーラム

東京ワールドフォーラム.垂さん