「中国留学を終えて~これからの私~」山岡美結(北京語言大学)

一年前、私は期待と不安を胸に日本を出発し、中国での留学生活を始めました。はじめの頃はうまくいかないことが多く、心が折れて日本に帰りたいと思うこともありました。しかし留学生活を終えた今、この一年を振り返ると、多くの学びが得られた充実した一年であったと感じています。

まずこの一年間を通して最も伸びたと思う部分は、やはり中国語力と中国に対する理解です。大学で中国語を専攻していたため。留学に来る前からある程度の読み書きはできていたのですが、リスニングやスピーキングはとても苦手でした。しかし、中国に来てたくさんの現地の人と交流することによって、自然とこの二つの技能を伸ばすことができました。また、留学するまで一度も中国を訪れたことがなく、正直少し危ないイメージを抱いていたのですが、実際に現地で生活してみると、ほとんどの人が優しく友好的で、物価は安く、交通の便やその他の技術も発達していて、とても暮らしやすい国だと分かりました。この経験から、ニュースや人の意見に頼らず自分の目で確かめることの大切さを学びました。

成長を感じた点はそれだけではありません。私はこの留学を通して人としての成長も強く実感しました。私はこれまで親元を離れて生活したことが一度もなく、今回初めて実家を離れました。両親や友人の支えのなかで生きてきた私にとって、一人も知り合いのいない異国の地での生活は簡単ではありませんでした。自分で身の回りのことをすべてやらなくてはいけないことはもちろん、言語の壁や周囲に親しい人のいない孤独感で押しつぶされそうになったこともありました。しかし、たくさん勉強して自分から様々なことに挑戦したことで、最終的には自立した生活を送ることができ、多くの友人にも恵まれました。また、私はもともと人に意見をはっきりということが得意ではなかったのですが、自分ですべて対応しないといけないという状況のおかげで、以前よりも容易に人に質問したり考えを言えたりするようになりました。海外に行って一人で生活するという大きな環境の変化がなければ、自分を変えるのはきっと難しかったと思うので、中国に留学に来て本当によかったなと改めて思いました。

留学生活は終わってしまいましたが、中国語学習や中国への理解を深めることはこれからも続けていきたいと考えています。まず、中国で学んだ多くの知識を活かして、大学での中国語学習により一層力を入れたいです。次に、私の以前から勤めているアルバイト先が中国人観光客の方がよく来る場所なので、積極的に中国語を用いて接客を行い、中国の方との交流を継続していきたいです。そして、留学中に実際に中国で働く日本人の方々を見て強い憧れを抱いたので、将来は学んだ中国語を大いに活かせる仕事に就きたいと考えています。

最後に、この一年は私の人生の中で最も学びが多い実りある時間でした。このような素晴らしい学習の機会を与えてくださった日中友好協会の皆様に、この場を借りて改めてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。