大学を休学して中国へ留学すると決めたとき、私は期待と同時に大きな不安を感じていた。中国語はまだ十分に話せず、知り合いもいない環境で生活できるのか、自分から積極的に行動できるのか分からなかった。しかし、一年間の留学生活を終えた今、私は以前よりも自分に自信を持てるようになり、これからの人生に対する考え方も大きく変わった。
留学当初は、簡単な自己紹介をするだけでも緊張していた。授業で先生に質問されても、言いたいことがうまく中国語で出てこず、悔しい思いをすることが何度もあった。そのたびに「もっと話せるようになりたい」と思い、授業だけでなく、日常生活の中でもできるだけ中国語を使うように意識した。
その中でも、私にとって最も大きな経験になったのはバスケットボールだった。私は中国で現地のチームに入り、練習や試合に参加した。最初は言葉が十分に通じず、戦術や細かい指示を理解するのが難しかった。しかし、仲間たちは身振りや簡単な言葉を使って丁寧に教えてくれた。試合で一緒に喜んだり、負けて悔しさを共有したりする中で、言葉だけがコミュニケーションではないことを実感した。
特に印象に残っているのは、試合のために他の地区へ行ったことや、練習試合を通してさまざまな学校やチームの人たちと交流できたことである。中国語が完璧ではなくても、「一緒にプレーしたい」という気持ちがあれば人とつながれるということを学んだ。この経験は、私にとって中国語の上達以上に大きな財産になった。
また、留学生活では楽しいことばかりではなかった。文化や生活習慣の違いに戸惑ったり、思い通りにいかず落ち込んだりすることもあった。しかし、そのような経験を通して、私は以前よりも柔軟に物事を考えられるようになった。違いを否定するのではなく、「なぜそうなのだろう」と相手の立場を考える姿勢を持てるようになったことは、自分自身の成長だと感じている。
これからの私は、この留学経験を「過去の思い出」で終わらせたくない。中国語の勉強を続け、さらに実践的な会話力を身につけたいと思っている。そして、将来は中国語を生かして、人と人をつなぐことができる仕事に関わりたい。具体的な職業はまだ決まっていないが、留学で得た「自分から行動する力」と「異なる文化を受け入れる力」は、どのような道に進んでも必ず役立つと信じている。
中国留学を通して、私は新しい環境に飛び込む勇気を得た。そして、言葉の壁を越えて出会えた仲間たちのおかげで、人とのつながりの大切さを深く知ることができた。一年前の私は、不安を抱えながら中国へ向かった。しかし今の私は、「挑戦してよかった」と胸を張って言うことができる。この経験を自信に変え、これからも失敗を恐れず、新しいことに挑戦し続けていきたい。




