留学に向けて取り組んだ準備と留学に向けた思い 天堀寛子 華東師範大学

浴衣を着て日本の思い出作り

留学に向けて取り組んだ準備としては、7月までは働いてたこともありまとまった時間がなかったため、仕事をした後に勉強をする日々を送っていた。特に単語が苦手と自覚していたので、通勤時間を利用して単語勉強することを意識して勉強していた。文法では、独学ということもあり理解不足の部分もあったため、あまり新しいことを覚えようとせずに基礎の復習をした。8月に入ってからは留学後に日本のことも写真などでアピールして魅力を伝えたいと思い、私自身が国内旅行や日本文化に触れることを意識しながら過ごした。具体的には、淡路島・金沢・京都・東京にいった。久しぶりに浴衣を着て京都散策などの経験をしたことによって、私は日本人であるということを再確認するとともに、新しい中国生活では日本人を代表する一人になるのだから責任と覚悟を持って頑張ろうと改めて思った。また、出会った方にプレゼントできるように和柄の折り紙などの日本の小物を購入した。ルームメイトには、お互いに協力し合いながら中国留学を成功できるようにお揃いのダルマを購入した。

ルームメイトへのお土産

 

友人がプレゼントしてくれた
名前が彫刻されたシャーペン

今までは一人で独学をしていたため、周りの刺激を受けることが機会が少なかった。今回の日中友好協会の懇親会に参加して、同じ目標や夢に向かってる仲間と話す機会があり、今までの勉強では感じたことのない刺激を受け、「私も頑張るぞ!」という気持ちになった。友人からも留学に向けて沢山のメッセージや、私の名前が彫刻された文房具や、他にもたくさんの物をプレゼントしてくれた。改めて、私のこの中国留学は中国政府や日中友好協会、家族や日本の友人、中国の友人、周りの方々のサポートと応援があって成立しているのだと実感した。この素晴らしい機会を無駄にせず、将来の日中友好に貢献して恩返しできるよう日々努力を惜しまずに1年間過ごしていく。

友人が砂浜に書いてくれた応援メッセージ

また、「郷に入れば郷に従え」の気持ちを忘れずに、常に中国と中国人に対する感謝の気持ちを持って、沢山の経験をしていきたい。