各地の日中交流ニュース

2026年8月1日号 /

第1回「魯迅読書会」行う

宮城県日中友好協会

「仙台魯迅先生顕彰会」(佐々木謙・代表幹事)では、待望の「魯迅読書会」を6月20日、宮城県民会館会議棟で行いました。

開催趣旨と講師紹介の後、講師・進行役の蟹沢聡史理事(東北大学名誉教授)から、自身と魯迅作品とのかかわりや北京、上海の魯迅故居訪問の印象を紹介し読書会に入りました。

第1回は仙台を舞台にした『藤野先生』を教材に、10名の参加者から感想などが語られました。中でも東北大学留学生の劉煥豪さんからは"中国人の視点から見た魯迅の『藤野先生』執筆の歴史的背景"について、発表していただきました。

参加者からは「日中の同世代が語り合えて、有意義だった」「魯迅が独立した思考を保ち"傍観者"にならず、自己と世界に向き合う勇気を学びました」等の感想も寄せられました。

(理事長 水戸雄二)

「魯迅読書会」の様子

飯田日中友好協会定期総会
満蒙開拓記念館運営協力と帰国者2世3世支援交流

長野県飯田日中友好協会

飯田日中友好協会は6月6日、阿智村の満蒙開拓平和記念館ホールにおいて第64回2026年度定期総会を30余名が出席して開きました。

清水可晴会長は「日中関係は、高市発言以来厳しい状況が続いているが、日中共同声明に基づき平和に貢献していくことが重要。協会は昨年、戦後80年に当たり東北訪問団を派遣し旧開拓団の現地を訪ね関係者と交流し有意義な訪問となった。

また、帰国者2・3世支援交流、満蒙開拓平和記念館運営協力などに取組み成果を上げることができた。新年度事業として、①松代地下壕と無言館を訪問し平和学習交流、②満蒙記念館自治体パートナー制度の拡充働きかけ、③帰国者1世が90歳を超えつつある中で支援するとともに2・3世に対する支援交流にも力を入れる、④県日中創立70周年記念事業への協力などに取組んでいきたい」とあいさつしました。

来賓として、佐藤健飯田市長、熊谷秀樹阿智村村長、唐木飯田福祉事務所長、川上信彦・武村直子・早川大地の各県会議員などが出席しました。布施正幸県日中副会長は、来賓あいさつの中で、訪中団派遣や帰国者支援、満蒙開拓記念館運営協力に全国に誇る成果を収めていることを賞賛したうえで「県協会は本年創立70周年を迎える。この間日中関係は山あり谷ありの状態が続いてきたが、先人の思いを継いで日中不再戦、平和友好を進めてきた。日中関係は高市発言以来大変厳しい状況に陥っているが、しかし光に目を向けると先ごろ2つの数字が発表された。1つは昨年の日中往復貿易が45兆円に達した(これは日米貿易額33兆円の1.36倍にあたる)。もう1つは、内閣府の外交に関する世論調査(25年9月実施)で中国に親しみ感ずる15.9、中国を重要な国と思う71.9。親しみを感ずる比率は若干好転しており、1900万人の人が親しみを感じているとも理解できる。"日中友好は最大の安全保障"の言葉を銘記して、ともに粘り強く地方民間交流を進めていきましょう」とあいさつしました。

24年度の活動報告、決算報告が承認され、25年度の活動方針、予算、役員改選が提案採択されました。

第2部では、満蒙開拓平和記念館の活動報告が寺沢秀文館長から行われ、2013年の開館以来約27万人が来場し、うち2018年以降で小中高生が2.4万人参観したこと、自治体パートナー制度に県はじめ17市、30町村などが加入し71口に達したことが報告されました。

続いて2025年中国東北部を訪ねる旅の報告が伊藤孝治理事からビデオ映像を交え行われ、ハルピン・方正・木蘭・大古洞・ジャムスの日程で、旧開拓団現地を訪れ関係者と親しく交流する姿や養父母連絡会の皆さんと交流する様子が紹介されました。第3部の昼食交流会では打ち解けた懇談が行われました。

清水会長のあいさつ
寺沢館長講演

鹿児島地区中国留学生バスツアーを開催

鹿児島県日中友好協会
鹿児島市日中友好協会

2026年5月24日、鹿児島大学中国留学生学友会は、鹿児島県・市日中友好協会と共同で「鹿児島地区中国留学生バスツアー」を開催した。中国留学生40名、日本人学生4名、県国際交流員や協会関係者など6名が参加し、霧島神宮、高千穂牧場、大浪池を巡った。今回の活動は、特に4月に来日した新入生が鹿児島の自然や文化に触れながら交流を深め、地域での学習や生活に早くなじめるよう支援することを目的として実施された。また、中国人留学生同士のつながりを強めるとともに、日本人学生や地域の方々との交流を通じて相互理解を深めることも大きな狙いであった。

参加者はまず霧島神宮を訪れ、鹿児島を代表する歴史と自然の魅力を体感した。その後、高千穂牧場ではバター作り体験や昼食交流を行い、和やかな雰囲気の中で学校や学年を越えた会話が広がった。午後は大浪池を訪れ、景色を楽しみながら散策し、参加者同士の親睦をさらに深めた。参加した留学生からは、「新しい友人ができて安心した」「鹿児島の魅力を知ることができた」といった声が寄せられた。地域の魅力を再発見する機会にもなった。学友会は今後も地域との連携を深め、留学生支援と日中交流の充実に努めていく。

(文・写真 陸正一)

バスツアー集合写真

鹿児島県日中友好協会女性委員会創立5周年によせて

鹿児島県日中友好協会女性委員会

5月23日、鹿児島市の鹿児島ホテルタイセイアネックスにおいて、鹿児島県日中友好協会令和8年度定時総会ならびに同協会女性委員会の創立5周年記念式典が開催された。

式典には、第8代全国女性委員会委員長の石黒かほる氏、鹿児島華僑総会の楊忠銀会長をはじめ、日中友好活動に携わる関係者や会員らが出席した。石黒氏による記念講演に続き、懇親会では合唱、太極拳、日本舞踊、ギターの弾き語り、三線演奏など多彩な演目が披露され、出席者は交流を深めた。

式典の冒頭、天達美代子委員長は、女性委員会のこれまでの歩みと今後の活動について、次のようにあいさつした。

創立以来、私共は「国際交流とりわけ文化(教育・芸能)を通し、女性なればこそ出来るおもてなしの実行、そして、地域社会に貢献し、お役にたてるよう精進すること」をスローガンに掲げ、試行錯誤しながら活動を行ってまいりました。

5年目を迎えるとはいえ、先人(本日ご臨席たまわっております当時の全国女性委員長・石黒かほる様、そして故海江田順三郎名誉会長様お二人のご尽力)が蒔いて下さった種は漸く芽吹いたばかりで、未熟な私達は花を咲かせ、実らせるまでには、まだまだ時間を要するようです。

今後はこれまで行ってきた清掃作業や中国語講座に加え、中国への理解を深める勉強会や青少年交流にも力を入れていきたいと考えております。

昨今の情勢を受け、交流事業が停滞している今、直ぐに実行するには厳しい面もございますが、いつかはその日が来ることを願い、中国に対する理解を深め、今後の交流に活かしていけたらと考えております。その為には、本日ご臨席頂いております御来賓の皆様のみならず、会員お一人お一人のご協力も不可欠です。

私達は平和の"わ"「和」をもって、日中友好の"わ"「輪」(手で輪っかをつくる)を作り、それを広げていきたいと存じます。

(委員長 天達美代子)

創立5周年式典
(於:ホテルタイセイアネックス)

2026年度九州ブロック会議

日中友好協会九州ブロック

日時 2026年7月4日13:30~17:00
場所 鹿児島カクイクス交流センター

  1. 当番県会長挨拶
    鎌田 敬 鹿児島県日中友好協会会長
  2. 来賓挨拶
    中華人民共和国駐福岡総領事 楊 慶東 様
  3. 出席者の自己紹介
    (会議参加者)19名:福岡・佐賀・熊本・大分・宮崎・鹿児島より
  4. 議題
    ❶(公社)日中友好協会総会報告が森山福岡日中友好協会会長よりありました。
    ❷各協会の近況報告・質疑応答は森山様(福岡)が議長になって進行しました。

議長は当番県の鎌田鹿児島県日中友好協会会長、会議は森山沾一福岡県日中友好協会会長が議長席に座り進行。主な内容は各県同じで、前年度の活動内容報告とそれらの問題点を語られました。

まず佐賀日中を皮切りに、熊本日中、大分日中と宮崎日中友好協会まで各県の代表からも 催行されたイベントに対して他県よりこまかな質問などが交わされました。

今回の各県の意見の中で特に興味深かった提案では熊本日中の田辺(77歳)会長の話された「中国語のカラオケ大会」が好評で少なくなっていく会員獲得に灯りが射してきました。と発言、受けて立ちました森山福岡日中会長が賛意を述べ、鹿児島の女性委員会から参加していた天達美代子鹿児島県日中女性委員会会長の紹介がなされました。

最後に、当番県の鹿児島から3人のイベント担当者の体験発表があり。鹿児島県日中では昨年11月3日、市日中40年・県日中20年記念式典をしました。中華人民共和国駐日本国特命全権大使 呉江浩閣下を招き講演をしてもらいました。

鎌田会長の弁によると「大会の成功に中国留学生の活躍が大きかった今後は協会活動は若い彼らに任せたい」と語り、早速、今年からイベントを留学生及びOB学生に任せ、今日は二人の若者に発表をしてもらいます。・・・とバスツアーの企画催行を鹿児島大学学友会会長の陸さんに、そしてスピーチコンテスト鹿児島予選会の企画をOBの蔣さんに説明してもらった。続いて、康上賢淑鹿児島国際大学教授(鹿児島市日中友好協会顧問)に留学生と日本人学生事情など語ってもらい当番県として充分な成果を挙げられたのではないでしょうか?

懇親・交流会は6:00より同じ敷地内のビストロ・ドウ・レブで開催されました。

塩田康一鹿児島県知事も出席され賑やかな中に有意義な時を皆さん過ごされました。写真は知事と総領事の談笑シーン。閉会の言葉を佐賀日中友好協会会長 篠塚 周城さまにお願いしました。また、翌日は2つの記念碑(黄興先生南洲墓地参詣の碑)と天保山公園に建つ(中国人養父母感謝の碑)を訪問しました。

九州ブロック会議懇親会
ビストロドレヴ鹿児島にて
楊慶東福岡総領事と塩田鹿児島県知事

来賓挨拶
(楊 慶東 中華人民共和国駐福岡総領事)

…中国と日本は一衣帯水の隣国であり、共存と協力こそが唯一正しい選択です。

中日関係がこれからどういう方向へ向かうかは、日本側の選択にかかっています。現在の中日関係は深刻な局面に直面しています。その根本的な原因は今の政権当局が台湾問題及び軍事安全保障分野において一連の誤った言動を重ねてきたことにあり、その責任は日本にあります。

日本政府が歴史認識や対応問題など重大な革新的な問題に置いてもこれまで取って来た誤った政策の悪影響がいまだに強く残っています。

歴史の事実を尊重し、平和と言う一線を守り続けてこそ戦争の悲劇を二度と繰り返さないことが出来ます。

各地の友好協会皆様におかれましても、今後はぜひ正しい歴史認識を強く伝え、そして武力勢力の言動に対する人々の警戒心を喚起するとともに、青少年世代が中国を客観的に理解できるよう進んでいくことを期待しております。先ほど鎌田会長からも昨年11月に呉江浩大使と又その時私も同席をさせて戴いたのですが、その時の交流の雰囲気、実に特別なものであり、今でも私の記憶に鮮明に残っています。あの時は、民間交流や経済交流も含めて、これからの交流がさらに盛んになることを望んでいました。

難しい時期になりましたがこれからも引き続き皆様と今までの交流を継続していく所存です。

(注)スマホのボイスメモに録音したものを通訳の日本語を文字化して、且つ添削を加え掲載しました。

(文責 大石ケイジ)

楊慶東 福岡総領事

7月5日(九州ブロック会議翌日)に鹿児島県市日中友好協会の記念碑訪問しました

鹿児島市日中友好協会の特色ある事業としては辛亥革命で孫文に次ぐ領袖であった長沙市の黄興が、日本留学中の1909年(明治42年)盟友・宮崎滔天の案内で鹿児島市を訪れ、尊敬していた西郷の墓を参詣し、西郷南洲の思慕の感懐を詩に賦した事績を『黄興先生南洲墓地参詣之碑』として、長沙市との盟約25周年の2007年(平成19年)に建立しました。

昨年の記念式典にご参加された呉江浩大使は、翌日の4日にこの黄興の碑を参詣に来られました。大使は黄興と同じ湖南省長沙市のご出身で、黄興の碑を前に感慨深げでした。その時に「黄興は歴戦の勇士で、戦で困難な戦地に自ら赴きました。そうすると戦士達の意気が高揚して、戦局が大きく変わり優位になったそうです。」と言われました。黄興の日本への亡命に尽力した山口さんの話を聞き、山口さんの子孫の方と連絡を取りたいと申しておりました。

鹿児島県日中友好協会は、2014年(平成26年)1月23日『中国人養父母感謝之碑』を鹿児島市の天保山公園に建立し、除幕式は中国本土でもTV放映され、現地の新聞やインターネット上で反響を呼んだ。毎年、旧暦の清明祭(旧暦4月)には協会会員、残留孤児家族、中国留学生が集まり、花を供えて感謝の集いを行う協会の恒例事業である。

鎌田敬県日中友好協会会長は次のように語った。

『御承知の通り先の第二次大戦の末期に中国東北地区に起きまして・ソ連軍の不法侵入する大混乱の逃避行中に家族と離れ離れになった日本人の多数の孤児たちを引き取り、わが子のように養育され、その後は子供たちを快く日本に帰国させてくれました。私たちはこのような養父母の御恩を決して忘れてはいけないと思います。

日中関係の改善、親善友好の促進に努力し、育ててくれた養父母の恩義に応えていかなければならないと考えます』

2026年7月5日(日)

九州ブロック会議参加の各県会長さん
鹿児島の南州墓地に『黄興の碑』を参詣しました
『中国養父母感謝の碑』参詣
黄興先生略歴

ロータスロード展
千葉県日中より開幕式に参加

千葉県日中友好協会

中国文化センター主催で6月21日から蓮を通じた中日両国の学術・文化交流を紹介する「蓮と日中友好の道︱ロータスロード展」が行われました。6月22日、千葉県日中友好協会より12名の会員が開幕式に参加しました。開幕式には、100名以上の参加者が集い、二階俊博氏の講演に興味深く聞き入っていました。二階俊博氏は、政治家として観光・文化・民間を通じた日中友好に尽力されました。今回、恩師坂本祐二先生の志を継ぎ、中国各地への大賀ハス寄贈や蓮文化交流を推進してきた内容を講演されました。今の日中関係を打開する意味でも、蓮の果たした日中友好の意義を再度思い出しましょう。

坂本祐二先生のご子息が回想を報告
千葉県日中友好協会参加者と大賀ハスとの記念撮影

令和8年度通常総会

千葉県八街日中友好協会

八街日中友好協会は、6月19日(金)午後5時30分より、市内レストランで総会を開催しました。伊藤会長より、「2001年中国維坊市と友好都市を締結して今年で、25周年の節目の年となりましたが、日中関係が厳しくなっている現在、往来交流ができずにおり、残念でなりません」との挨拶がありました。

議題は

  1. 令和7年度活動報告及び収支決算の認定について
  2. 令和8年度活動計画及び収支計画について(案)
  3. 役員の改選について

で以下のとおり決定しました。

会長 伊藤嘉一
副会長 実川良雄
幹事 山口孝弘
監事 鯨井眞佐子
顧問 北村新司・長谷川健一
参与 山本義一

総会の様子

国内親睦旅行 in 京都

千葉県東金日中友好協会

東金日中友好協会は、毎年国内親睦旅行を実施していますが、今年は京都を計画、台風7号8号の大雨警報がでた27日が過ぎ、台風一過の28日~29日の1泊2日で実施してきました。

今回の親睦旅行は、故周恩来元総理の詩碑「雨後嵐山」を訪ねる旅でありましたが台風の大雨で、土砂崩落があり通行止めとなったため、目指す千光寺には行けませんでした。その結果、次の日程で観光してきました。

1日目 裏千家茶道センター~本法寺~嵐山(亀山公園)~トロッコ
2日目 伏見稲荷神社~東福寺~京都駅

親睦旅行集合写真