各地の日中交流ニュース

2022年6月1日号 /

周恩来 第二の詩碑建立

・京都府日中友好協会

桜花爛漫の清明節(四月五日)、嵐山の大悲閣千光寺において、若き日の周恩来が詠んだ「雨後嵐山」の詩碑の除幕式がおこなわれた。保津峡を挟む対岸の亀山公園にある「雨中嵐山」の詩碑と向かい合う高みに刻まれた詩文からは、アジアの平和と発展に思いを馳せる周氏の熱い思いを伺い知る事が出来る。

この詩碑の建立は、法政大学の王敏名誉教授の熱意と、千光寺の大林住職の共鳴で実現した。共に、国交正常化五十周年の今年、改めて日中友好発展への願いを見つめ直す象徴になればと話す。

開幕式後の祝賀会には、薛剣中国駐大阪大使級総領事、門川大作京都市長も参加し、百三年前の同日、桜花の下で二十一歳の周青年の胸に去来した志について語り合った。

(副理事長 四宮陽一)

周恩来記念詩碑「雨後嵐山」 (写真提供:王敏法政大学名誉教授)

紀三井寺の境内に白皮松を植樹
―1979年「明華号」が運んだ友好の絆―

・和歌山県日中友好協会

和歌山県日本中国友好協会は日本中国国交正常化50周年を記念して、中国では聖樹といわれている「白皮松」を、中国の為光上人が西暦770年に開かれた紀三井寺に桜の花びらが舞う2022年4月8日、薛剣中国駐大阪大使級総領事、紀三井寺の前田泰道貫主、赤井一昭さん、当協会の中拓哉会長により植樹しました。

当日は、当協会からも関係者約20名参加しました。

今回植樹された白皮松は、1979年に訪日された廖承志さんと一緒に「明華号」によって友好の印として届けられた白皮松の種子の孫に当たる苗木で和歌山市和佐の赤井一昭さんが今日まで育てられたものです。

紀三井寺の境内には1979年に「明華号」で訪日されたときに廖承志さんに揮毫戴いた「中日友好 千年萬年」の記念碑も建立されております。

石段を上る紀三井寺の参詣には、この4月からケーブルカーも整備され多くの人々が訪れやすくなっています。

(事務局次長  高垣晴夫)

左から、紀三井寺の前田貫主、中会長、薛総領事、赤井氏

イチゴ狩り 天気に恵まれ 大成功!

・千葉県日中友好協会

千葉県日中友好協会は4月10日、千葉大学中国留学生学友会と城西国際大学留学生会に呼び掛けて、千葉県山武市の「ストロベリーハウスおて」に於いてイチゴ狩りの交流を行いました。

当日はよいお天気に恵まれ大成功! イチゴは40分間食べ放題で、多い方は山盛り3パック分を平らげました。親子連れも4組あり、子供たちが美味しいイチゴに喜ぶ様子に泣きたいほどうれしくなりました。

お昼のBBQでは、留学生たちがチャーハンと焼きそば作りに大奮闘! 各自の腕前が披露されました。

畳の上では和やかに訪中の思い出を語り、〝日中友好〟の再確認! 抽選会で賞品を手にし、記念撮影をして解散となりました。

参加者には写真集を作成し、メールでお送りしました。皆さんの喜んだ姿を見て、来年も開催しようと思っています。

(理事長兼事務局長 小野﨑一男)

最後に記念撮影

馬さんとめぐる横浜中華街

・神奈川県日中友好協会 青年学生部会(チャイ華)

4月29日、全国青年委員会主催「馬さんとめぐる横浜中華街」が感染予防対策を徹底した中、横浜中華街で開催されました。

雨の中でしたが、総勢20名で中華街散策や交流を楽しみました。

色々な方とのご縁もあり、実現したこの企画。

東京都日中友好協会青年委員会との初のコラボ企画ともあり、横の繋がりの大切さを再確認できました。感恩戴徳。

末筆ながら、全国青年委員会へのご支援ご協力を何卒よろしくお願いします。

(会長 稲垣信)