
第8回「忘れられない中国滞在エピソード」作文・漫画コンクール
最優秀賞受賞
モワンヌ前田未希さん
1986年生まれ、東京出身。青山学院大学卒業後、法人向け教育研修会社で営業・講師に従事。フランス人の夫の仕事で中国・広州へ帯同。現地からYouTube「中国広州の街歩きモワンヌチャンネル」を発信し、総再生回数は百万回超。日本に帰国した現在も、YouTubeを継続しながら、チャイナドレスコンテストに出場するなど、日中友好活動に励む。第7回「忘れられない中国滞在エピソード」コンクール三等賞、第8回「忘れられない中国滞在エピソード」作文・漫画コンクール最優秀賞(中国大使賞)受賞。趣味は中国古典舞踊。
異なる文化や価値観に触れるとき、私たちはしばしば先入観を持ってしまいがちです。しかし、実際にその土地で暮らし、人と出会い、日々を積み重ねることで見えてくるのは、ニュースや噂だけでは語り尽くせない「本当の姿」です。今回ご紹介するのは、中国・広州での生活をきっかけに、映像と文章を通して現地の魅力を発信し続けてきた一人の女性――第8回「忘れられない中国滞在エピソード」作文・漫画コンクール最優秀賞(中国大使賞)受賞者であるモワンヌ前田未希さんの物語。小さな発信が人と人とをつなぎ、やがて相互理解へと広がっていく――そんな温かな交流の軌跡をお届けします。
応募の経緯
中国広州に住み始め、中国舞踊の習い事をきっかけに、清水絵里子(第5回「忘れられない中国滞在エピソード」受賞)さんと知り合いました。そのご縁でこの作文コンクールの存在を知りました。
当時私は、中国広州でのリアルな暮らしを発信するYouTube活動を行っており、映像だけでなく文章としても自分の体験を残してみたい、そしていつか書籍という形でも発信できたらという思いを持つようになりました。また、同じく広州で活動するYouTube仲間と一緒に応募することになり、挑戦への後押しとなりました。
第7回では、第三子の中国での出産体験について応募し、三等をいただきました。そして今回の第8回では、中国でのYouTube活動をテーマに再応募し、大賞を受賞することができました。
受賞の感想
受賞の知らせをいただいたとき、まず感じたのは「とても嬉しい」という率直な気持ちでした。しかもその連絡がちょうど私の誕生日で、忘れられない最高のプレゼントとなりました。
前回応募した中国での出産経験も、私にとってかけがえのない大切な思い出でしたが、今回テーマとした中国でのYouTube活動は、広州在住中に最も力を注いできたことでした。その取り組みが評価されたことを、心から嬉しく感じています。
受賞時にはすでに日本へ本帰国していましたが、日本にいながらもYouTubeとは異なる形で中国と関わる機会をいただけたことにも、大きな喜びを感じました。
また、第7回の授賞式では東京の中国大使館にて、中国舞踊やスピーチを披露するという貴重な経験をさせていただきました。そのため今回も授賞式に参加できたらと期待していましたが、まさか大賞をいただけるとは思っておらず、大きな驚きと喜びがありました。なお今回は授賞式が開催されなかったことは残念でしたが、それでもこの受賞は私にとって大きな励みとなりました。
受賞作品の紹介
中国広州に滞在中、中国のリアルな暮らしを伝えたいという思いからYouTubeでの発信活動を始めました。日本ではニュースやSNSを通じてネガティブなイメージを持たれがちな中国ですが、実際に生活してみると、都会的で暮らしやすく、人々も温かいことに驚かされました。
現地からの生の声を届けることで、そのイメージを少しでも変えたいと考えています。活動を通じて、家族や友人と多くのかけがえのない経験を重ね、中国のテレビ局に出演する機会にも恵まれました。
この活動は単なる記録ではなく、自分の偏見に気づき、人とつながり、自分自身と向き合う旅でもあります。小さな発信でも交流を生み、相互理解の架け橋になると信じ、これからも続けていきたいと思っています。
将来の抱負
現在は日本に帰国していますが、YouTubeでの発信に加え、中国に関わる活動を継続しています。これまでにチャイナドレスコンテストへの参加や中国語スピーチ、日中交流をテーマにしたSNSドラマへの出演など、自分なりの形で発信を続けてきました。
中国での経験を通して、人と人とのつながりが国境を越える力を持つことを実感しています。今後も、自分にできる形で日中交流に関わりながら、相互理解を深めるきっかけとなる発信を続けていきたいと考えています。
(取材・段躍中)




