宝塚歌劇グループ観劇を実施しました

宝塚歌劇 雪組宝塚大劇場公演『蒼穹の昴』グループ観劇を10月7日、兵庫県宝塚市の宝塚大劇場で実施しました。

 

宝塚大劇場

 

宝塚歌劇団が中国を舞台とした作品を1本ものの大作として上演するのは1991年以来であり、弊会では宝塚歌劇を通して中国の歴史や文化に触れられる貴重な機会ととらえ、グループ観劇実施に向けて準備を進めてまいりました。

 

原作は、長年にわたり一般社団法人日本ペンクラブ会長として中国の作家と日本の作家の相互訪問に尽力されてきた浅田次郎先生の同名小説で、中国清朝末期の紫禁城を舞台にした壮大な物語です。

日清戦争後、中国では日本の明治維新に倣おうとする改革派と、西太后を取り巻く保守派が対立します。

そんな激動の時代を生きる改革派の秀才・梁文秀(彩風咲奈さん)と、同郷で宦官として出世する李春児(朝美絢さん)、その妹で文秀を慕う李玲玲(朝月希和さん)のまっすぐな生きざまが、物語の中心として描かれています。

 

大きな『蒼穹の昴』公演ポスターの前では、たくさんのお客様が記念撮影をされていました

 

舞台は中国ものならではのお衣装や音楽に加え、大階段を使った豪華な紫禁城の演出、そして浅田先生からもご要望があったという京劇も取り入れられて、華やかな見どころが満載でした。

伊藤博文西太后 慈禧李鴻章といった歴史的人物も、梁文秀の同僚・順桂譚嗣同光緒帝ミセス・チャンなど作品に欠かせないキャラクターもそれぞれに存在感がおありで、原作を読んでいても涙なしでは観られない場面もありました。

何より、目の前の舞台上で生き生きと表現される『蒼穹の昴』の世界に感動し、大いに満足して劇場を後にすることができました。

 

『蒼穹の昴』開演直前の劇場内

 

昴は、彼らにとってどんな星だったのでしょうか。

宝塚大劇場公演(11月7日まで)、東京宝塚劇場公演(11月26日~12月25日)、またライブビューイングや配信もありますので、よろしければご覧ください。

*詳細は公演公式ホームページでご確認ください。

 

ロビーで身分証明書をご提示いただき、チケットをお渡ししました

 

グループ観劇に参加された方々からは、公演の感想だけでなく、弊会や各地の都道府県協会についても熱心にお尋ねいただくなど、職員にとりましてもうれしい交流ができました。

ご参加の皆様、宝塚歌劇団様はじめ、ご協力くださいました全ての皆様に厚くお礼申し上げます。

 

グループ観劇係

宝塚大劇場ロビー