2021年度奨学生の紹介

2021年度日中友好協会アリアケジャパン奨学金は、87名の応募者の中から厳正なる審査を行い3名の奨学生を決定しました。 昨年度に引き続き、今年度はコロナウイルス感染症が拡大している状況を鑑み、例年開催している授与式を延期としました。

レポート(3ヶ月に1回、計3回提出)

程帰航  

江子正  

梁瀚中  

慶應義塾大学大学院 法学研究科政治学専攻修士課程2年 程帰航さん 湖南省出身

 この度は、日中友好協会アリアケジャパン奨学金の奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。コロナの影響でアルバイトがなくなりましたが、奨学金のおかげで、金銭の心配をせずに、日々の勉学と研究に専念することができています。 

私は米中貿易摩擦に常に関心を持っています日本は第三者として、この問題に巻き込まれ、貿易摩擦に関わる国際報道は、現実の国際関係および国際関係の中の日本を反映しています。米中の三者は「矛盾・衝突」と「融和・協力」の関係が複雑に絡み合っていると言われます。よって、米中貿易戦争に対する日本新聞報道を中心に研究しています 

コロナの影響で修士一年の授業はほとんどオンラインで受けました。今までやってきたボランティア活動一旦停止しましたが、オンラインの学習支援を開始することで活動を継続することができました。早く事態が収束できるようそしてみなさんにお会いできるよう願っております 

京都大学大学院法学研究科法政理論専攻修士課程2年 江子正さん 江西省出身

この度は数多くの優秀な応募者の中日中友好協会アリアケジャパン奨学生になることができ、正直自分は運が良かったと思います。しかし、すべての好運は同時に責任でもあり、期待十分応えられるように頑張らなければならない決心しました 

私の研究テーマ日本が第一次世界大戦の戦後秩序を定義するパリ講和会議で提出した人種平等提案あり、そのほか、ナポレオン戦争ウィーン体制などの政治史についても関心を持ちます。公民権運動家・社会学者のデュボイスは、かつて「20世紀の問題は、人種差別の問題である」ことを宣言しましたが、21世紀の問題も、人種問題ではないかと考えて、前述のテーマを探求しはじめました。 

私が憧れた日本の人物は坂本龍馬です。彼時代の前線に立って国家万民のために奔走し自分の利益を考えない姿、中学生だった深く感動したのです。私博士課程に進学し研究者になることを目指していますが、最終的に龍馬のよう「知行合一」的な人間になりたくて、中国の多元化と近代化に全力を尽くしたいと思います。 

東北大学大学院農学研究科農業経営経済学専攻博士課程3年 梁瀚中さん 黒龍江省出身

2021年4月からの1年間、日中友好協会アリアケジャパン奨学金の奨学生として採用いただきまして、心から感謝を申し上げます。これからの一年間、貴協会のご支援のおかげで、経済的な心配なく研究と大学生活に専念有意義な留学生活ができることを考えております。 

私は中国の環境保全農業と有機農業についての取組を研究しており、日本の先進的な技術と政策を学び、中国の農業環境の改善に貢献したいと考えております。この度貴協会の奨学金のおかげで、日本の持続可能な農業と環境保全農業をさらに理解し、日中両国における「経済と環境の好循環」の構築に努力していきます。さらに、日中友好の使命を忘れず、日本の文化や伝統を自らの五感で体験した留学生として、日中友好関係を創るために積極的に日中関係の交流活動の促進に力を尽くします。 

コロナで大変な時期ですが、皆様のご健康と日中両国の友好関係をお祈り申し上げます。