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協会の見解

2004年平山郁夫会長 新年の挨拶

 新年おめでとうございます。
近年、日中両国は経済の相互依存関係をとみに深め、両国民間の交流は幅広いものに発展しております。しかし、その反面で、政治関係や双方の国民感情の面がこれと逆行しているかに見えることに少なからぬ危惧を感じます。小泉首相の靖国神社参拝に端を発し、中断したままになっている両国首脳相互訪問が、いまだに回復の兆しすら見えていないことは、日中関係の重要性に鑑み誠に遺憾であります。

 昨年、新指導体制の発足直後、SARSに襲われた中国は、果断な措置でこれを乗り切り、年率8.5%の経済成長を果たしました。また、新体制は二国間・多国間外交を積極的に展開し、斬新な存在感を示しました。ご同慶の至りであります。

 イラク情勢の険悪化、大量殺戮兵器の拡散など国際情勢の動きは日本と中国との間の相互理解の一層の深化を求めており、アジアにおける地域統合への潮流は両国間の協力と共生を不可欠のものとしています。日中関係はこうした新しい時代に相応しいものへと発展させなくてはなりません。このためにも両国首脳の相互訪問が定期的に行われることが望まれるところであり、政府の積極的な取り組みを促すものであります。

 日中友好協会は今年も、両国民の相互理解を深めるための交流事業を力強く推進してまいります。日本相撲協会と共催して、6月には北京と上海で31年ぶりの大相撲中国公演を行うほか、中国からの訪日視察団の受け入れや緑化協力事業、内陸・辺境地区との交流促進、青少年・女性の交流など、若い世代の交流や地域に根を下ろした交流を軸にして、多彩な事業を幅広く進めていきます。

 これらの活動を基礎に、全国の協会組織を充実・発展させ、国民各層の人々と協力して、日中民間友好をさらに一層発展させていきたいと存じます。

 新しい年が皆様にとり幸多い年でありますようお祈り申し上げます。

2004年1月1日
(社)日中友好協会会長 平山郁夫

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