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協会の見解

2003年平山郁夫会長 新年の挨拶

 明けましておめでとうございます。新しい年が、皆さまにとって良き年でありますようお祈り申し上げます。

 日中両国は昨年、国交正常化30周年を迎えました。30年来、日中両国の関係は、あらゆる分野で目を見張るほどの発展を遂げ、歴史上のどの時期にもまさる善隣友好関係を築き上げました。世界の中で中国が果たす役割が増すにつれて、日中友好協力の領域と空間は、ますます大きく広がっています。

 私は昨年11月に、協会代表団の団長として、第16回党大会で新たに選出された曽慶紅政治局常務委員とお会いしました。その折り、アジアとヨーロッパをつなぐ「文化シルクロード」を築き、文化遺産の保護と同時に、文化で戦争を阻止し、平和を守り、各国の経済発展と地域振興を促すという私の構想に対し、中国の西部大開発にも役立つものと、全面的なご賛同をいただきました。その実現に向けては、日中協力をひとつの重要な軸として、一歩一歩、着実に進めていきたいと考えます。

 今日、日中両国の関係はひとつの転機を迎えているといえましょう。現在は、私たち第二世代が次の第三世代にバトンタッチしていく節目の時期にあたります。このようななかで、若い世代の交流をあらゆる分野でいっそう幅広く進め、両国関係の将来を担う後継者を育てていくことは、日中双方にとって、さし迫った切実な課題となっています。

 今年は日中平和友好条約締結25周年にあたります。私たちは、歴史を直視し、未来に目を向けて、両国民の相互理解と相互信頼を増進し、21世紀における日中両国の友好協力関係を輝かしい希望にあふれたものにするため、たゆまぬ努力を続けていく所存です。

 そのために、日中友好協会は今年も、チベット自治区や貴州省など内陸辺境地域との交流促進、希望小学校建設支援などの教育振興協力事業、日中緑化協力事業をはじめ、青年および高校生の派遣事業、JICA青年招聘事業など、若い世代の交流を軸とする多彩な事業を幅広く進めていきます。

 また、5月に中国四川省の成都市で、21世紀における日中友好交流の新たな高まりをめざして、中日友好協会と共同で第9回日中友好交流会議を開催します。これまでの成果を基礎に、全国の協会組織を充実・拡大し、国民各層の人々と手を携えて、日中民間交流をいっそう発展させていきましょう。

 年頭にあたり、皆さまのご発展とご多幸を心より祈念いたします。

2003年1月1日
(社)日中友好協会会長 平山郁夫

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