「日本と東北地方にお互いの存在を知ってもらいたい」
5月に瀋陽総領事に着任した
松本盛雄さん 第9代瀋陽総領事
東北三省を管轄する瀋陽総領事に、久しぶりに中国専門家が帰ってきた。「現地の方とコミュニケーションを図り、広報活動に力を入れる。日本と東北地方にお互いの存在を知ってもらいたい」
訪日団体観光が拡大され、東北地方でもビザの申請が急増している。「東北は歴史的に日本と深い関係にあるが、若者の日本への関心がとても高い。地元の方が日本の書籍や音楽を楽しめる『ふれあいの場』などを拠点に、青少年や文化の交流にも取り組んでいく」
専門は経済。昨年末北京で行われた第一回日中ハイレベル経済対話にも随行した。中国の「東北振興」の要、瀋陽で手腕が期待される。「日本企業の数はまだ少ないが、資源や環境分野で瀋陽には大きな可能性がある。日中の経済界の知人を活用して、瀋陽の“面白さ”を発信したい」
高校時代、中国語の「音楽的なところ」に惹かれ、独学で勉強を始めた。大学卒業前に外務省語学研修員の採用試験に合格。以来、中国畑一筋に歩んできた。「日中関係は新しい段階にある。今後は首脳往来などで決まったメニューを、具体化したり広げていく作業が現地で必要になるでしょう」
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