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「日本と中国」
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友好訪問

李浩さん ミュージシャン、NHK教育「テレビで中国語」レギュラー
李浩さん
ミュージシャン、NHK教育「テレビで中国語」レギュラー
(リー・ハオ)1977年西安生まれ。97年来日、2004年明治大学法学部卒業。在学中の02年に発表した「SecretLove」が中国人男性のオリコン初登場16位に。日中高校生交流事業「心連心」ではテーマソング「対面」を歌う。上海、北京、東京を中心に音楽活動のほか、日本のポップカルチャーを中国に紹介している。写真は虹プロジェクトのロゴ入りTシャツで。
 

「「虹」は人と人の思いやりの心つなぐ架け橋」

四川大地震の被災者支援事業「彩虹連心〜虹プロジェクト〜」を立ち上げた
李浩さん ミュージシャン、NHK教育「テレビで中国語」レギュラー

 大地震で被害を受けた西安の出身。「両親と丸2日も連絡がとれなくて、ひどく心配したよ。現地の様子は他人事じゃない。被災者にとっては復興に向けたこれからの時期がいちばん辛いはずだから、とにかくできることから始めようって」
 わずか2週間で仲間と被災者支援のための「虹プロジェクト」を立ちあげる。「虹」には、雨の後はきっと晴れるという復興への願いと、人と人の思いやりの心をつなぐ架け橋の意味を込めた。
 ロゴ入りTシャツなどグッズの販売やイベントの収益金、救援物資を被災地に届けるほか、ホームページ(http://www.rainbowfromone.com)の画像で現地の様子を伝えていく。芸能人や友好団体、企業に協力を呼びかけるなど、支援を求めて奔走する毎日だ。
 「日本にも被災者を助けたいけど、何をしたらいいかわからない人は大勢いると思う。このプロジェクトでみんなの応援の気持ちをつなげて現地に届けたら、きっと被災者の励みになるはず。特に復興を担っていく子供たちを勇気づけたい」
 ロゴマークには「RAINBOW FROM ONE」の文字。「誰かから誰かへ、支援の輪が広がっていくことを表現した。ここ10年、四川だけじゃなく世界中で大きな災害が起きている。誰かを助けることはいつか自分を助けることになるという、助け合いの意識が大切なんだ」
 来日11年。最近の日本の中国報道に、大地震が起きる前から、日本人と中国人の心をつなげたいとの思いを強くしていた。「子供たちや中国へ行ったこともない人が中国にマイナスイメージを持つのは、日本にとってもよくないでしょ。マスコミにはもっと客観的に中国を伝える社会的責任がある」 
 「自分の価値観で他の国や人を判断すれば、間違いが生まれる。日本人にとっても中国人にとっても、大切なのはお互いの違いを認めて、そこから相手を理解しようとすること」
 陝西師範大時代は長髪でロック。日本へ来たのはある「事件」がきっかけだ。「当時の中国はロックは禁止。ある日、教授に髪を切るように言われ、『ここで負けたらロックじゃない』って退学を選んだ」
 それから、姉が暮らしていた東京へ。ドラマや音楽で憧れてたイメージと、実際の日本は大きなギャップがあった。「アルバイト先で初めて国籍に差があることを知ったよ。それで、逆に日本人も中国であれこれ言われたら、傷つくんだろうなと気がついた」
 現在、NHK教育「テレビで中国語」出演をはじめ、スタイリスト、司会業…と、日中で活躍の幅を広げている。「なぜ、日本と中国の間にいるのか悩んだ時期もあった。でもそれは逃げられない運命。妻もその家族も日本人だし、自分が行動を起こさないと、いずれ子どもも同じ悩みを抱えて生きていくことになる。日本と中国の橋渡しをするのが自分の使命だと、最近すごく思うんです」

 
 
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