「育ててもらった日本と中国の両方に恩を返したい」
ソフトボールで後進の育成に力を注ぐ
宇津木麗華さん 日本リーグ「ルネサス高崎」監督
現役引退後、ルネサス高崎で後進の指導にあたる。選手たちの中には北京五輪代表も。金メダルは日本女子ソフトボール界の悲願だが、「メダル圏内は確実」と断言する。
元日本代表の宇津木妙子(前日本代表監督)の指導力に惹かれ、25歳で来日。軍人だった父親に「なぜ日本なんだ」と反対されたが、「ソフトボールで世界一になる夢を叶えたかった」。
来日後は、多くの国際試合で日本代表の主砲としてチームを引っ張った。しかし、アテネ五輪の中国戦、決定打を放ったことで一部の中国人から非難を浴びるなど、ふたつの祖国に翻弄されてきた。
「日本と中国、両方の国に育ててもらったから、双方に恩を返すのが私の信念。今はルネサス高崎の選手を育てることで日本に貢献したい」
日中で活躍したソフトボール人生を「自分が頑張ってきた結果」と振り返る。「ひとつのことを一生懸命やれば必ず成功する」が後輩へのメッセージ。
8月はいよいよ五輪が開幕。「日本と中国どちらを応援するかといえば、正直、どちらにも頑張ってほしいし、どちらが優勝してもアジアの人間として嬉しいです」 |