「日本人が自国を厳しい目で見ていることも中国人に知ってもらえたら」
日本人の暮らしや考えが伝わる記事を中華圏に向け発信
曾理さん 中国語ニュースサイト「鏘鏘―日中連線」編集長
昨年11月、市民参加型ニュースサイト「JanJan」の中国語版「鏘鏘―日中連線」を立ち上げた。月何百本と寄せられる日本語原稿から精選して中国語に翻訳した記事を、中国本土はじめ中国系の人々に向けて発信。庶民の暮らしや考えが直接伝わる、大手メディアとは一線を画した記事が持ち味だ。
社内でただ一人の外国籍専属記者だが、得意の日本語で取材し記事を書く。反日デモで日中を隔てる深い溝を目の当たりにし、日中の間にいる在日中国人としての役割について改めて深く考えさせられた。「互いの主張や考え方を伝えることができれば、と強く思うようになったのです」
「記事は話題性も重視しますが、環境への先進的な取組み、反原発の動きなど、中国で報道されることの少ない情報も伝えたい。日本人が自国を厳しい目で見ていることも知ってもらえたら」
アクセス数は中国本土5割、台湾・香港2・5割、日本2割の順。「掲示板への書込みは冷静なものが多く、相互理解に役立っていると思うとやりがいを感じます。胡錦涛主席の来日時は、街角で一般の人に話を聞き大手とは違った角度で切り込むつもりです」
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