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「日本と中国」
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友好訪問

竹田恆和さん 財団法人日本オリンピック委員会(JOC)会長

竹田恆和さん 
財団法人日本オリンピック委員会
(JOC)会長

(たけだ・つねかず)1947年東京生まれ。慶応大学法学部卒業。72年ミュンヘン、76年モントリオール五輪馬術日本代表。JOC会長は4期目。(社)日本馬術連盟副会長。馬術の師は32年ロサンゼルス五輪で愛馬精神が世界に賞賛された城戸俊三氏
 

「北京オリンピックは中国の将来にとって大きな“遺産”になる」

中国スポーツ界と協力し、北京五輪成功を目指す
竹田恆和さん 財団法人日本オリンピック委員会(JOC)会長

 中国オリンピック委員会(COC)と2003年にパートナーシップ協定を締結。競技力向上と友好親善を目的に、各競技間での合同練習や監督の派遣・受入れなど幅広い協力を行ってきた。
 「日本と中国は東アジアの“スポーツリーダー”。両国の協力はアジアのスポーツ振興に欠かせません。日中のスポーツ界は国交回復前から非常に親しい関係にあるし、北京とは時差も1時間で、気候も似ている。日本の代表選手たちは安心して北京に行けます」
 中国のアテネでのメダル獲得数は世界第2位。なかには日本の強力なライバルとなる競技もあるが  。
 「日本が強くなるには、相手も強くなければならない。実力が拮抗すれば、アジア全体のレベルが上がっていきます。JOCでは2016年に東京オリンピックを招致してメダル獲得数ベスト3を目指す“ゴールドプラン”を進めているので、アテネに続き北京でも国民のみなさんの期待に応えられるような成績を残したいですね」
 1964年の東京オリンピックは日本の国際社会への復帰に大きな役割を果たした。
 「北京オリンピックも中国の総合的な力や信頼が再認識される大会になるでしょう。それは中国の将来にとっても、大きな“遺産”になるのでは。鍵を握るのは現地のボランティアの存在です。世界中から大勢の応援団が訪れますが、彼らが温かく迎え入れてもらい、精神的によいおみやげを持って帰れれば素晴らしいことです。北京オリンピックは大成功する、と確信しています」
 アジアでの夏季大会はソウルから20年ぶり。ロンドンをはさんで、次は東京へと期待がかかる。
 「ピンポン外交が国交回復に役立ったように、スポーツはこれまで日中友好を深める原動力になってきました。東京開催へつなげるためには、北京オリンピックを通じた絆がとても大切になります。立候補都市が選出されるのは6月、正式な開催都市決定は来年10月ですが、まずは立候補都市に選ばれて、北京会期中に招致活動に力を入れたい。東京開催となれば、成功の自信はあります」
 昨年は日中間の青少年交流が大幅に拡大。「青少年友好交流年」のことしはさらに活発な往来が期待される。
 「交流の手段にぜひスポーツを増やしてほしい。肌でぶつかり合うことは強い絆を生み、生涯を通じ、また国境を越えた友情を築けます。今後は一般の子どもたちが参加できる企画の提案に加え、トップジュニアの交流を深めていきたい」
 父子二代にわたるJOC会長で、父は中国の国際オリンピック委員会(IOC)再加盟に尽力した。自身は馬術障害飛越の五輪日本代表として活躍したスポーツマン。
 「馬を作る“調教”が馬術の醍醐味。今は時間がとれなくて」と苦笑する。
 馬術競技が行われる香港も訪れる予定。

 
 
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