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「日本と中国」
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友好訪問

山口信一郎さん 国際親善文化交流協会派遣の日本語ボランティア

山口信一郎さん 
国際親善文化交流協会派遣の
日本語ボランティア

(やまぐち しんいちろう)1942年東京生まれ。花王(株)で研究開発に従事、在勤中にミネソタ大学大学院博士課程を修了。2001年定年退職後、04年英国国際教育研究所、05年国際親善文化交流協会で日本語教師免許を取得し、同年9月〜07年7月まで江蘇大学に勤務。
 

「日中の情報のギャップを埋めるのは人間の役割」

江蘇大学日本語学科で教えた
山口信一郎さん 
国際親善文化交流協会派遣の日本語ボランティア

 大手メーカーを定年退職後、「人間関係が希薄にならないような仕事をしたい」と日本語教師に応募。派遣元の勧めで、古都・鎮江市の江蘇大学で2年間、学生に教えた。
 引退後に海外ボランティアで活躍する団塊世代は多いが、言葉もしゃべれず行ったこともない国に当初は「ぴんとこなかった」。それが、滞在を1年延ばすほどの充実した毎日に。週1回開いた課外授業の「日本語サロン」は毎回大勢の学生を集めて好評。「純真で勉強熱心」な学生の成長に目を見張った。
 「その国の文化を知らないと言葉は使えない。教科書に載っていない日本の生活習慣を伝えるよう心掛けた」逆に日本語がきっかけで、学生が日本文化に関心を持つようになるのを実感した。「言葉は外交の一番有効な手段。国策として日本語を広めるべきでは」
 驚いたのは、日本についての情報がまだ少ないという実状。ある学生から、「先生が初めて会った日本人だけど、イメージしていた怖い人間じゃない」と言われた。「日本人も中国人もお互いの生活を知らなさすぎる。情報のギャップを埋めるのも人間の役割」
 「いつかまた中国で」と夢は尽きない。

 
 
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