「違いを認め、互いに障害を乗り越える中で信頼関係ができる」
2度目の広州駐在で日中交流の幅広い経験を生かす
瀬野清水さん 駐広州日本総領事館主席領事
主席領事として昨年12月末着任。中国課地域調整官として日中交流に幅広く携わってきた経験を生かす。広州赴任は1989年に続き2度目で、旧交を暖め、中国の友人をさらに増やしたいと語る。
高校年の時、日本軍の残虐行為を撮った写真を見て衝撃を受け、中国に関心を持った。「日本をどう見ているのか確かめたい、自分が日中の懸け橋になりたいと思ったのです」 中国へ行く近道と考え外務省へ。遼寧大で研修中、長野県日中の派遣留学生だった奥さんと出会った。
「中国人はみな優しく、昔の日本人と今の人は違うと分けて考えてくれてました」
中国各地の領事館を転任、01年東京へ戻った。「中国滞在は19年と9カ月。貧しい時代から、デパートに物があふれる現代まで見ることができました」
思い出深いのは相互に親近感が強かった80年代初頭の日中関係。それが年を重ねるほど悪化した。「歴史上、日中が対等に共存した時代はなく、今は適度な距離を探っている状態。違いを認め、互いに障害を乗り越える中で信頼関係ができると思います」
ウォーキングが趣味。「広州の街中を歩き回りたい」
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