「初めて雲南を訪れたとき、
アジア的原風景の魅力にとりつかれました」
愛犬たちとの雲南滞在の写真展を開いた
伊藤 真理さん 写真家
文化庁の新進芸術家派遣でことし1月まで1年4カ月過ごした中国・雲南省の姿を、一緒に連れていった愛犬3頭の目を通して紹介する写真展「雲南の犬」を9月末まで新宿のビアカフェ「ベルク」で開催している。
両親と米国で暮らし12歳で帰国した。「初めて見る日本はアメリカで考えていたような東洋的な国ではありませんでした」
大学を卒業後、日本の証券会社にアナリストとして勤務。米国では子供のころ秘境を旅するなど、夢が一杯だったが、日本では日々の生活に追われ、夢を忘れていることに入社5年で気がつき1991年に退社、写真家に転身する。
この年、最初に選んだ訪問先がベトナムやラオス、ミャンマーに接している雲南省。「人はおおらか、気候もよく、自然をたくさん残している。初めて雲南を訪れて『これがアジアの原風景だ』とその魅力にとりつかれました」
雲南省にはその後、50回以上行き、人や「豚」の写真を撮り続ける。97年には写真の大賞「太陽賞」を女性で初めて受賞した。
「これからも日本と雲南を往来したい。春秋は日本、夏と冬は雲南がいい」
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