「野球を通じ、日本という隣国を大人になる前に知ってほしい」
中国の小学校で野球教室を開く
久米信廣さん
第三企画(株)代表取締役、NPO法人RBAインターナショナル代表
「日本の国民的スポーツ、野球を通じて日本という隣国を大人になる前に知ってほしい」と、3年前に中国の小学校に野球教室を開設した。
主宰するNPO法人開催の社会人の野球大会が「中国大使杯」を競い、その優勝と選抜の混成チームが毎秋、北京大と清華大の付属小で4年生に指導している。
モットーは「楽しむこと」。ほとんどが野球未経験の子供たちに、ボールの投げ方やバットの構え方を一から教える。練習中に児童が怪我することもよくあるが、日本人選手の親切な対応で、「何もないより心が通い合う」とか。
昨年から中国児童の招待も行い、各付属小の野球チームが日本の小学生と試合を行うなど、交流の輪が広がっている。「こどもの時に海外の同世代と触れ合うことが大事。経済や大人が作った壁を壊し、チャンスをつくってあげたい」―人のために尽くすことを説いた中国古来の思想が、親善活動の原点。
02年に中国プロリーグがスタートし、08年には北京オリンピックが控える。中国にも徐々に野球が浸透する中、中国版の「早慶戦」と「甲子園大会」を開くのが夢だ。
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