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チベットについて思うこと 昨年7月、1年前に開通した天空列車に魅せられ、長野県日中友好協会の仲間40人と北京からチベットのラサまで48時間の旅をした。標高4、5千メートルの凍土地帯の雄大な情景は生涯忘れられない。 四方自然の防塞といってもよい天険に守られてきた「鎖国」が、近代技術の発達の結果、帝政ロシアの浸透政策、イギリス=インド政庁の巻き返し、中国の宗主権の主張という三極によって打ち破られ、1949年に中華人民共和国が成立、チベットを中国の一部とみなし解放軍が進駐、51年、チベットはダライ・ラマ制の存続など自治権の承認の代わりに新中国による解放=軍の進駐、改革を受け入れるという「17条の協約」に同意したのである。 8月の北京オリンピックを前に発生した“チベット暴動”は、鉄道開設など中国政府がチベット自治区に重点的に進めてきた投資開発が、必ずしも現地チベット族の経済発展、中央政府への信頼感の醸成に繋がっていないことの現れではなかろうか。 |
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