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「日本と中国」
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「日中青少年友好交流年」に思うこと
酒井 哲夫 (社)日中友好協会理事、NPO福井県日中友好協会会長

中関係は一時期、首相の靖国神社参拝や歴史認識などでギクシャクし、首脳交流が途絶えた暗い時期が続いた。しかし、一昨年秋の安倍首相の電撃的な訪中から、胡錦涛主席との会談や温家宝首相の訪日も実現し、両国にとって“氷が割られる”出来事と喜んだものである。また、昨年暮れには引き続き福田首相が訪中して“氷を溶かす”訪中が実現し、ことしを「日中青少年友好交流年」と位置づける“飛躍”を宣言した。
 私たちは、平和友好条約30周年に相応しい日中関係を構築する相互往来事業を支持し歓迎するものである。
 (社)日中友好協会はこれらの情勢を受け、1月24日の第16回通常総会で、国の「日中21世紀交流事業」に協力し、大学生と一般青年の各100人を中国に派遣し、また、中国から高校生4陣850人を受け入れることを決議した。この事業は本部と各都道府県日中友好協会が威信を掛けて取り組む大事業である。

が福井県下の協会の活動家たちは、国交間もない時期に青年団活動で中国を訪問した若者たちが中心である。今日でも、地域の協会を支える活動家となっている。これらを思うとき、青年期の日中友好の体験が、生涯の仕事に係わってくるのである。本年訪日する中国の高校生たちが、必ず新しい時代の日中友好の立役者に育つものと確信している。
 福井県には早い時代から両国の青年を指導した先輩もおられる。日中友好に情熱を燃やした辻一彦・県協会顧問(元日青協会長)は、その著書『日中青年友好50年』の中で自らの人生を回想し、日中友好に関係した足跡を記述されている。かつて辻氏は青年運動の先頭に立ち、「両国の青年は二度と銃を持って戦ってはならない」と日中平和を指導されている。

は福井市長時代に未来を担う若者達の動きが見えないことに危機感を抱き、僅かな予算ではあるが、青年教育費を43館の地域公民館に計上して青年組織の再生を試みた。これは、全国の自治体では初の試みであったらしいが、私を信じてくれた市職員や公民館の主事と青年たちは熱心に取り組んでくれた。ゼロからの出発で、18地区公民館に青年グループが生まれた。今はこれらの青年たちが地域に活力を与えている。行政の立場からも仕掛けをすれば、市民が必ず地域の再生や国際化に目覚めることを経験したのである。私は市長職を去ったが、この取り組みが全国の市町村に波及していると伺っている。やがて福井の各地から、若い力で日中友好事業を背負う活動家が現れることを期待している。

 
 
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