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「日本と中国」
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パラリンピック開会式と胡錦涛主席との会談
酒井 哲夫 (社)日中友好協会副会長、NPO福井県日中友好協会会長

月、中日友好協会の招聘により日中友好協会代表団に参加し訪中した。たった3日間の短い時間だったが、地方から参加した私にとっては非常に意義のある訪中であった。
 今回は日中平和友好条約締結30周年を祝すほかパラリンピック開会式に出席するため、加藤紘一新会長を団長に本部役員ら11人で訪中した。就任後初の公式訪問となる加藤会長が、胡錦涛主席はじめ中国国家要人たちとどのような会談をするのかに私たちは注目した。内容は本紙9月25日号(第2007号)に詳しく掲載されている。
 一行は武大偉・外務次官(6カ国協議議長)、陸昊・共青団中央第一書記、唐家セン・前国務委員とも会見したが、紙幅に限りがあるため、今回はパラリンピック開会式と胡主席との会見について述べたい。

の夏、中国は悲願のオリンピックを成功させた。私たちは続くパラリンピック開会式に招かれたが、その内容に驚かされた。オリンピックと変わらない素晴しい演技が次々と「鳥の巣」いっぱいに広がり、10万人近い観客が沸いた。パラリンピックは以前、オリンピックの陰に隠れ目立たない存在だったが、中国はそれを変えた。二つを対等に位置づけ、身障者を差別しないことを実証したといえる。これは大きな改革だ。
 選手団の入場行進を見て気づいたことがある。それは先進国ほど選手が多いこと。そしてオリンピックでは大勢いた先進国の黒人選手が、パラリンピックでは少なかったことだ。なぜだろうかと考えさせられた。

て、注目していた加藤会長と胡主席の会談は50分にもおよんだが、終始和やかな雰囲気で行われた。胡主席は協会が結成後一貫して日中友好に努めてきたことを高く評価し、心を開いて話をしてくれた。
 その会談から感じたことは、まずわが協会が日本の民間団体の代表として、アジアと世界の平和そして繁栄のために、政治、経済、学術、文化、スポーツなど全てにおいて中国と率直に話し合える関係を築いてきたということ。もう一つは加藤会長の発言に的確そして真摯に応じる胡主席から、今後の日中両政府の良好な関係の構築にかける思いを肌で感じることができたこと。これはことし5月の来日を経てつけた自信からきているのかもしれない。
 会談の最後、日本の政局について述べた加藤会長に対し、胡主席は「日本の政局の変化にかかわらず、新内閣が中日友好を堅持し推進していくことを期待する」と述べられた。これは、私たち日本国民へのメッセージでもあると受け止めたい。

 
 
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