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出よ! 平成の石橋湛山 井出正一 元厚相、(社)日中友好協会副会長 8月15日、小泉首相はやはり靖国神社を参拝した。 間もなく小泉劇場型政治は幕を閉じる。失われた中韓両国の信頼を回復することは次期政権の最重要課題である。 昨春発刊された高橋哲也氏の労作『靖国問題』(ちくま新書)は、“あとがき”で1945年10月13日の『東洋経済新報』に発表された石橋湛山の「靖国神社廃止の儀 難きを忍んで敢て提言す」という“社論”を採り上げている。紙幅の都合で詳しくは紹介できないが、その前年学徒動員で愛息を失った遺族の一人として、石橋は靖国神社の成り立ちを省みつつ、敗戦に直面した今、「大東亜戦争」の戦没将兵を英霊として顕彰することは国際的立場から困難になったとし、「大東亜戦争は万代に拭う能わざる汚辱の戦争」であり、かつ国家を滅亡の危機に導いたわけで、そのような戦争の戦死者を祀ってこの神社が存続するならば、「屈辱と怨念の記念」となるだけだ。むしろ「我が国民は、今回の戦争が何うして斯かる悲惨な結果をもたらせるかを飽まで深く掘り下げて検討し、其の経験を生か」し、「真に無武装の平和日本を実現すると共に、ひいては其の功徳を世界に及ぼす大悲願を立てること」だと説いている。 |
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