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「日本と中国」
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2006年12月15日号のニュース
◇第27回通常理事会で孔公使が講演

右から中国大使館の孔鉉佑公使参事官と孫美嬌参事官、副会長の佐藤嘉恭氏と井出正一氏

 (社)日中友好協会第27回通常理事会が11月30日、千代田区の学士会館で開かれ、2006年度事業報告、07年度の事業案が討議された。理事会後、来賓の孔鉉佑・駐日中国大使館公使参事官が講演、安倍晋三首相の訪中で基本的信頼関係を回復、来年は国民感情の修復など4つの課題が重要との考えを示した。
 理事会には委任状1通を含む理事18人が出席した。
 佐藤嘉恭常務副会長は「日中間には長く閉塞感が漂っていたが、安倍首相が訪中して特筆すべき内容の共同プレス発表を出すことができた。協会の役割は以前にも増して大きい」とあいさつ。
 村岡久平理事長が2006年度後半の事業として、葫蘆島日本人引き揚げ60周年記念行事、中国高校生訪日代表団第4陣の受け入れなどを報告、07年の事業案として日中友好交流会議、日中友好都市小学生卓球交歓大会、松竹近松座・坂田藤十郎歌舞伎訪中公演などを提案し、承認された。

来賓に孔鉉佑公使
 孔公使は講演で、安倍首相訪中の意義として、(1)基本的信頼の回復(2)日中関係の新しい位置づけ(戦略的互恵関係)(3)協力分野の明確化の3点をあげた。その上で今後、日中両国が戦略的互恵関係を築くため、(1)平和発展(2)相互尊重(3)地域のための協力の3つの要素を重視すべきであると指摘した。
 孔公使はさらに「中国国民の98パーセントが安倍首相訪中を支持しているが、これはバイパス手術によって両国関係の血行をよくしたに過ぎず、ゴールインまでには多くの波風が立つ」との見通しを述べ、来年の課題として、(1)首脳相互訪問への準備(2)日中マスコミ対話などによる国民感情の修復(3)軍事交流の推進(4)互恵協力の加速化、の4点をあげた。

◇神奈川県日中が高校生第2陣が訪中

  神奈川県の高校生で編成された「日本高校生訪中代表団第2陣」が、12月19日から25日まで6泊7日の日程で北京、天津、大連を訪問する。「日中21世紀交流事業」の一環で、神奈川県日中友好協会(久保孝雄会長)が実施、中日友好協会が受け入れる。
 代表団は河野通広団長(神奈川県日中専務理事)ら5人の随行員と、45校から選ばれた45人の高校生で総勢50人。出発を前に12月9日には神奈川総合高校多目的ホールで事前研修会を開く。
 代表団は天津外国語学校、大連第16高校で中国の高校生と交流するほかホームステイも体験、大連市教育学院で中国語研修も行う。
 11月21日から27日まで訪中した第1陣150人は、北京、西安、成都、上海を訪問。中国外務省表敬時には戴秉国外務次官が50分にわたり高校生と対話するなど、中国側の同事業に対する期待の大きさがうかがえた。日本側は5月以降、中国の高校生800人を受け入れている。

◇華東交易会「2006大阪」が開幕

華東交易会「2006大阪」が11月28日から12月1日まで、大阪市住之江区のインテックス大阪で開かれた。
 28日の開幕式には關淳一・大阪市長、谷井昭雄・NPO大阪府日中友好協会会長(日中経済貿易センター会長)、羅田広・駐大阪中国総領事、崇泉・中国商務省部長助理ら関係者200人が出席した。
 中国実行委員会の湯慶福会長は「古い友人と再会、新しい友をつくる喜びを感じている」と述べ、日本側主催者の野村明雄・(社)大阪国際見本市委員会会長は「大きな成果をあげ、大阪に定着させたい」と語った。
 華東交易会の正式名は中国華東輸出入商品交易会。1991年に開設、毎年上海で開催され、消費財分野では広州交易会と並び称される。
 初の海外展となった今回は550ブースが出展、会場では価格競争力の強さに驚きの声もあがっていた。

◇宋健会長ら9人が来日し7団体が歓迎

 宋健会長を団長とする中日友好協会代表団9人が、12月3日から10日まで7泊8日の日程で来日、7日東京・ホテルニューオータニで日中友好7団体主催の歓迎宴が開かれた。
 中国側から中国大使館の孔鉉佑公使参事官、日本側から平山郁夫会長のほか、辻井喬・日中文化交流協会会長、千速晃・(財)日中経済協会会長、林義郎・(財)日中友好会館会長、中田慶雄・日本国際貿易促進協会理事長、高村正彦・日中友好議員連盟会長、野田毅・(社)日中協会会長らが出席した。
 一行は宮城、福島も訪問した。

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2006年12月5日号のニュース
◇中国文化フェスティバル開幕華やかに

孫家正文化相と懇談する村山名誉顧問(右)。11月17日午前、開幕式に先立ち開かれたレセプションで

 中国文化省と駐日中国大使館が開くことし最大の日中交流イベント「中国文化フェスティバル2006」が11月17日、東京で開幕した。港区・サントリーホールで行われた開幕式には日中の要人や各界の招待客らが多数出席して華やかに幕開けを祝った。同日夕には日本政府と国際交流基金、日中友好7団体が設立した歓迎委員会主催のレセプションが港区・ホテルオークラで開かれた。
 開幕式には中国側から孫家正文化相、王毅中国大使、日本側からは高円宮妃久子殿下をはじめ、河野洋平衆院議長、扇千景参院議長、塩崎恭久官房長官、(社)日中友好協会の村山富市氏(社民党最高顧問)と野中広務氏(元自民党幹事長)の両名誉顧問、村岡久平理事長らが出席した。
 王大使は温家宝中国首相の「文化フェスティバルは中日国交正常化35周年の前奏曲。両国民の相互理解と友情をさらに深めると信じている」との祝電を読み上げた。
 孫文化相は「芸術で中国人の日本国民への真心を表したい」と熱意を込めた。安倍晋三首相はメッセージを寄せ、「日中交流をさらなる高みに導くために重要な役割を果たす」との認識を示した。
 中国文化フェスティバルは来年の日中国交正常化35周年に向けて両国民の相互理解を深めようと、中国側が主催。日中首脳会談以後の両国関係の良好さを示してか、開幕式には大勢の来賓が集まり友好のムードで溢れた。

歓迎レセプション
 17日夕に開かれた歓迎委員会主催のレセプションには孫家正文化相、王毅中国大使、日本側から伊吹文明文部科学相、(社)日中友好協会の平山郁夫会長ら日中友好7団体の各代表が出席した。
 伊吹文科相は「井真成や鑑真などの先駆者を思う時、日中両国間における交流の深さを感じる」と述べ、孫文化相が「時代がどんなに発展しても、中日の友好は天の理と人間の感情に合致している」と語ると、会場から拍手が起こった。
 歓迎委員会は伊吹文科相と麻生太郎外相が共同委員長だが、麻生外相は外遊のために欠席した。

◇中国の高校生代表団200人が帰国

 「日中21世紀交流事業」短期招へいプログラムの「中国高校生訪日代表団第4陣」200人が11月22日午前、関西空港発北京行きの便で帰国した。
 21日夕には大阪市中央区のホテルニューオータニ大阪で、NPO大阪府日中友好協会と(社)日中友好協会が主催する歓送会が開かれ、高校生は楽しかった日本での交流を振り返った。
 歓送会では林昭嘉・大阪府日中副会長兼理事長、田中福一郎大阪府国際交流監、総団長兼A団団長の新建・河南省教育庁副庁長があいさつ、葛広彪・駐大阪中国総領事館副総領事が乾杯の音頭をとった。日中高校生の出し物も用意され、日本側からは大阪府今宮高校ダンス部の生徒たちがヒップホップダンスを披露した。
 代表団は河南省、重慶市、山西省など2市8省1自治区の役員・随行員22人と高校生178人で総勢200人。14日から8泊9日の日程でA、Bの2団に分かれ、東京、茨城、山口、広島、大阪を訪問、各地の学校で授業に参加し、ホームステイを体験するなど青少年同士の交流を深めた。交流を実施した高校は約50校にもおよぶ。
 短期招へいプログラムは日中両国の良好な関係構築のために、青少年間の信頼関係を育むことを目的に外務省が実施。第5陣は来年1月に来日する予定。

◇太極拳振興議員連盟が設立総会開く

 中国が生んだ太極拳の普及と振興をはかり日中友好に寄与する目的で、国会議員による「太極拳振興議員連盟」が結成された。
 設立総会は11月16日午前8時から衆議院第1議院会館で開かれ、20人の衆参両院の議員が出席した。
 総会では自民党の二階俊博・国会対策委員長を会長に選出、加藤勝信代議士室(衆議院第2議院会館709号室)に事務局を設置することを決定した。
 結成当日の入会者は衆議院21人、参議院7人の計28人。同連盟は入会者を増やし、太極拳の普及とともに中国との交流を活発にしていくことを確認した。
 設立総会に村岡久平(社)日中友好協会理事長((社)日本武術太極拳連盟副会長)が出席して祝辞を述べた。

◇安倍首相と胡主席がハノイで首脳会議

 アジア太平洋経済協力会議(APEC)に出席するためベトナムのハノイを訪問した安倍晋三首相は11月18日、市内のホテルで中国の胡錦涛国家主席と会談した。首脳会談は10月に続き2回目。
 安倍首相は冒頭「日中両国関係を戦略的な互恵関係に引き上げるため、さらに努力したい」と表明した。胡主席は「日中関係は重要な時期にさしかかっている。両国の指導者が良い関係を維持し、発展を正しい方向に向かわせることが重要だ」と応じた。
 両国は戦略的互恵関係を構築するため、新たに経済閣僚会議を設置することで合意、エネルギーや環境問題でも対話を進めることで一致した。
 安倍首相が胡主席の訪日を招請したのに対して、胡主席は謝意を表明した。

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2006年11月25日号のニュース
◇全国都道府県会長団が曽副主席と会見

左から平山郁夫会長、野中広務協会名誉顧問、曽慶紅国家副主席

 平山郁夫会長を団長とする「全国都道府県日中友好協会会長代表団」36人が11月7日から10日まで中国・北京を訪問した。一行は北京滞在中、曽慶紅国家副主席をはじめ王家瑞中国共産党中央対外連絡部長ら中国要人と会見した。会見で曽慶紅副主席は「一つの大局と三つの基礎」という日中関係を貫く基本的な考え方を表明した。
 曽慶紅国家副主席との会見は8日午前11時から北京の人民大会堂・新疆の間で行われた。野中広務名誉顧問、平山郁夫会長らの代表団に対し、曽副主席は冒頭、「日本各地の日中友好協会を代表する友人の皆さん、中日友好のために困難を克服してこられた努力と成果を評価します」と歓迎した。
 野中名誉顧問は、「日中首脳会談がなかったこの5年間の寒い冬のあと、安倍晋三首相の10月訪中をきっかけにまた中国との暖かい関係を築けることにホッとしています」と日中間の雪解けを喜びをこめて表した。
 曽副主席は「中国政府は中日関係を高度に重視している。良い両国関係のためには『歴史を鑑として未来に向かう』精神で、『一つの大局、三つの基礎』をしっかり守ることが重要。『一つの大局』とは世々代々の友好。『三つの基礎』とは両国間の三つの外交文書を守ること、両国民の友好感情を絶えず培うこと、両国の共同利益の拡大。日中友好協会は設立以来『一つの大局、三つの基礎』を支持し活動されてきたが、さらに協会の役割を果たされることを期待する」と述べた。
 野中名誉顧問は「国交正常化35周年を迎える来年は文化・スポーツ交流年として歌舞伎公演、小学生卓球交流、成都での友好交流会議、西安での遣隋使派遣1400年記念行事など様々な日中間の交流を通して協会組織を強化し、さらに日中友好関係を確かなものにしたい」と来年の協会の重点活動を紹介、支持を要請した。
 会見には武大偉外務次官、井頓泉中日友好協会副会長も同席した。

王家瑞中連部長が招宴
 9日、野中名誉顧問と平山会長夫妻ら5人は王家瑞中国共産党中央対外連絡部長主催の昼食会に出席した。昼食会は2年前に完成した対外連絡部ビル19階貴賓室で行われた。
 王家瑞部長は、10月8日の北京での日中首脳会談による新たな日中関係の高まりをを評価しつつ、両国がなお一層努力していくことの必要性を強調した。 昼食会には李軍第2局長らが同席した。

◇第4陣で中国高校生200人が来日

 「日中21世紀交流事業」短期招へいプログラムの「中国高校生訪日代表団第4陣」200人が11月14日午後、北京発成田空港着の便で来日した。
 15日夕には外務省と(社)日中友好協会が主催する歓迎レセプションが東京都港区の東京プリンスホテルで開かれ、浅野勝人・外務副大臣、孔鉉佑・駐日中国大使館公使参事官、日中友好協会の貫洞哲夫副会長、村岡久平理事長ら関係者が出席した。
 浅野外務副大臣は、第1・2陣で来日した高校生が書いた「中日関係を発展させる責任を負うことを誇りに思うようになった」などの感想文を紹介、「ありのままの日本と日本人を感じて帰国して欲しい」と語った。
 孔公使は「貴重な機会を大切にして日本の友人をたくさんつくり、日中関係を推進する大きな力となって」と激励した。
 代表団を代表して総団長兼A団団長の新建・河南省教育庁副庁長と鄭州第1高校の李易衡さんがあいさつ、貫洞副会長の音頭で乾杯した。
 日中高校生の出し物も用意され、東京都立国立高校少林寺拳法部の男女4人の学生が、かけ声とともに気迫のこもった演武を披露すると、会場から大きな喚声があがった。中国側はこれに応え、重慶市南開高校・李星怡さんの一人舞踊、山東省泰山高校・張亜群さんのチャルメラ演奏、新疆ウイグル自治区北屯高校の学生らによる伝統舞踊で会場の雰囲気を盛り上げた。
 代表団は河南省、重慶市、山西省など2市8省1自治区の役員・随行員22人と高校生178人で総勢200人になる。16日からABの2団に分かれて、東京、茨城、山口、広島、大阪を訪問、高校で授業に参加したり、ホームステイを体験、22日に関西空港から帰国する。
 第4陣は外務省の委託で、日中友好協会が引き受けている。

◇藤井寺市に大阪府下で13番目の協会

 藤井寺市日中友好協会の設立総会が11月28日、藤井寺市役所で開かれる。商工会議所が中心となっての設立で、会員は約50人、大阪府下では13番目の地区協会となる。発起人は井関功・市商工会議所副会長。
 当日は井関和彦・藤井寺市長、梶本徳彦・大阪府副知事、谷井昭雄・NPO大阪府日中会長、林昭嘉・同理事長、中国側から劉子敬・中日友好協会友好交流部長、葛広彪駐大阪中国総領事館副総領事らが出席する予定。
 2004年10月に遣唐留学生・井真成の墓誌が西安郊外で発見されて以後、真成の出身地と推測される藤井寺市では、墓誌里帰り運動などを通じ中国との交流を深めてきた。05年には里帰りも実現、協会設立の動きが盛り上がった。また、井関市長はことし5月に中国を訪問、歓迎会の席上、協会設立を明らかにしていた。

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2006年11月15日号のニュース
◇強制連行の被害者ら協会幹部と懇談

父親の遺影を持ち、強制連行の実態を訴える遺族。11月1日協会事務局で

 強制連行被害者と遺族、支援している日中の弁護士ら13人が11月1日、東京の(社)日中友好協会事務局を訪れ、村岡久平理事長、高野倉和央・事務局長と懇談した。
 連行された中国人は4万人と言われ、部分的に和解が成立しているが、国・政府は謝罪・賠償していない。今回、被害者ら86人が来日、国会へのデモ行進などを行った。
 村岡理事長は「長いあいだ闘ってきたことに敬意を表したい。日本の世論を喚起することが重要で、壁をのり越えていくため努力したい」と語った。
 中国人強制連行・強制労働事件弁護団全国連絡会の森田太三弁護士は「公正な判決が出るよう各レベルに圧力をかけ、問題解決をはかりたい」と述べ、協力と支持を求めた。
 村岡理事長は質問を交え、被害者が語る強制連行の悲惨な実態を聞いた。
 上海出身の鳳儀萍さんは1944年、14歳の時に連行され、北海道の夕張栗山町角田炭鉱で使役させられたが、わずか1年間に一緒にいた80人以上が亡くなった。鳳さんは79年6月、日中友好協会の黒田寿男会長(当時)に宛て手紙を出し、自身の体験を詳細に書き送り、死んだ仲間の住所を知る手立てがないかと訴えた。その後、日本から手紙の内容が掲載された機関紙と、角田炭鉱殉難者名簿が送られてきた。今回、協会を訪問した鳳さんは、村岡理事長に深く感謝していた。

◇全国都道府県会長代表団が7日に出発

 平山郁夫会長を団長とする全国都道府県日中友好協会会長代表団が7日、成田と関西空港から中国の北京へ向け出発した。8日には中国側要人と人民大会堂で会見、来年の「日中文化・スポーツ交流年」に向けた日中間の交流促進について話し合う。
 代表団は平山会長、野中広務名誉顧問ら(社)日中友好協会の役員と、24都道府県の会長ら36人から編成。7日出発したのはこの内、本部交流事業部実施団への参加者25人で、成田空港から14人、関西空港から11人が全日空便で北京入りした。これ以外の団員は宿泊先の北京国際飯店に7日夕、現地集合する。
 夜には同飯店で中日友好協会主催の歓迎宴会が開かれ、井頓泉、文遅、王效賢、陳永昌の4副会長が代表団を歓迎した。
 代表団は8日午前、中国側の要人と会見する。日中国交正常化35周年の来年は「日中文化・スポーツ交流年」と位置づけられており、日中友好協会が主催する小学生卓球大会(8月・北京開催)などが話題になるとみらる。また、安倍晋三首相の訪中で首脳交流が本格的に動き出した時期にあたり、今後の日中交流発展に向けた積極的な意見交換が期待できそうだ。
 午後は人民大会堂で開かれる「宇都宮徳馬・西園寺公一生誕100周年記念活動」と記念レセプションに出席、日中民間外交に大きな足跡を残した2人の業績を振り返る。
 9日は北京オリンピック施設を見学。10日午後、全日空便で成田と関西空港から帰国する。
 今回の代表団は日中友好協会が実施、中日友好協会が受け入れる。都道府県協会会長そろっての訪中は協会創立以来初めて。

◇14日から中国高校生代表団が来日

 「日中21世紀交流事業」の短期招へいプログラムで11月14日から22日まで8泊9日の日程で来日する「中国高校生訪日代表団第4陣」の陣容と日程が発表された。
 役員・随行員22人、高校生178人の総勢200人。総団長兼A団団長は新建・河南省教育庁副庁長、B団団長は王凡教育省国際司参賛がつとめる。教師のほか医者、マスコミ関係者も随行する。
 高校生は1年生から3年生。河南省、重慶市、山西省から約30人、河北省、北京市、山東省、江蘇省、浙江省、貴州省、湖北省、新疆ウイグル自治区から約10人。女子が101人で男子が77人。ほとんどの学生が得意な外国語に英語をあげているが、日本語を学習している学生もいる。

A団は山口・広島
B団は茨城へ
 代表団は14日、北京発成田空港着の便で来日、東京に滞在して外務省と協会主催の歓迎レセプションや日中友好セミナーに出席するほか、皇居、国会議事堂などを視察する。16日からはABの2団に分かれ各都市でホームステイする。
 A団はさらに山口と広島の2コースに分かれる。山口コースは瑠璃光寺や秋芳洞、広島コースは厳島神社、原爆ドームなどを視察。18日に岡山へ向かう新幹線の中で合流、岡山で宿泊した後、孫文記念館と明石海峡大橋を見学、大阪へ向かう。
 B団は16日、茨城県水戸へ向かい県立大洗高校を訪問。17日から18日にかけホームステイし、つくばエキスポセンターなどを視察、再び東京に戻り、新幹線で大阪へ向かう。
 AB両団は19日に大阪で合流、2回目のホームステイを実施し、22日に関西空港から帰国する。
 短期招へいプログラムは、日中両国の若者が直接触れあい、相互理解を深める目的で外務省が実施する。来日した高校生へのアンケートでは、ほとんどの高校生が日本に対する印象が「良くなった」と答えている。第4陣は外務省の委託で、(社)日中友好協会が引き受ける。

◇JICA招へい中国青年80人来日

 JICA(独立行政法人国際協力機構)が毎年実施している「青年招へい事業」に基づき、中国青年80人が11月15日から12月7日までの日程で来日する。
 滞在中は4グループに分かれ研修を行うが、(社)日中友好協会はそのうち「地域振興」を研修の目的とする23人を受け入れ、11月28日から12月4日までの7日間「都内プログラム」を担当する。「地域振興」にそった講義や視察を計画しており、2泊3日の日程で箱根高原ホテルに合宿、日本青年と討論するなどして交流する。
 「地域振興」の青年らは、奈良県での「地方プログラム」でホームステイも体験する。
 今回来日する団は、日本大使館やJICA北京事務所によって、政府機関や公的団体、マスメディアなどから選抜された20〜30代の青年たち。団長は李衛東・重慶市青年連合会副主席。
 協会が受け入れるグループは、重慶市、広西チワン族自治区、安徽省から選抜された青年が多数を占める。

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2006年11月5日号のニュース
◇秋季・広州交易会が100回目の開催

10月15日開幕した広州交易会で共に展示館を見る温家宝首相(左から2人目)と呉儀副首相(左)

 「中国輸出商品交易会」、通称・広州交易会が10月15日広東省広州市で開幕、1957年の創立以来100回目を迎えた。来年からは「中国輸出入商品交易会」へ名称を変更する予定で、今後、どう発展していくのか、内外の注目を集めている。
 15日夕に開幕式兼祝賀会が広州国際会議展覧センターで開かれ、温家宝首相ら関係者5000人余りが出席した。中田慶雄・日本国際貿易促進協会理事長ら交易会の発展に貢献した国内外の9人に栄誉証書が手渡され、歴史的な節目を祝った。
 温首相は演説で、広州交易会は中国の対外開放の縮図と述べ、「輸入を拡大し、輸出を増やし、輸出入の調和のとれた発展をはかるため、来春の第101回から名称を中国輸出入商品交易会にすることに決めた」と発表した。
 「世界の工場」として多額の貿易黒字をかかえる中国が、今後は輸出とともに輸入も重視する姿勢を示したもので、中国経済の発展とともに歩んできた広州交易会も来年以降、大きく変化することになりそうだ。 広州交易会は中国最大の輸出商品商談会で、中国商務省と広東省人民政府が共催し、毎年春と秋に開催してきた。
 春秋ともに2期に分かれ、秋季は第1期が10月15日から20日ま
で、第2期は25日から30日まで開かれる。広州市内の2カ所の展示館で開催され、展示総面積は28万2000平方メートルにおよび、規模を拡大してきた。
 今回は50の交易団体と1万4000社余りの企業が参加した。ブースの数は昨年より1350多い3万1408で過去最高を記録している。

◇都道府県会長代表団に平山会長ら35人

 (社)日中友好協会が11月7日から10日まで3泊4日の日程で中国・北京に派遣する全国都道府県協会会長代表団の編成が終わり、団員名簿が発表された。
 代表団は平山郁夫会長はじめ野中広務名誉顧問ら日中友好協会の役員と、24都道府県の会長ら35人からなる。
 日中関係は首脳会談の再開で関係改善へ大きく動き出しており、訪中団と中国側の間での幅広い交流など、大きな成果が期待できそうだ。また、全国の会長同士が意見をかわす貴重な機会となる。
 一行は7日、成田と関西空港から北京に入り、8日に中国の指導者と会見する。また、日中友好協会と中日友好協会が共催する「宇都宮徳馬・西園寺公一生誕100周年記念事業」に唐家セン国務委員らとともに出席し、北京オリンピックの施設も視察する。
 全国の都道府県の会長が代表団として訪中するのは日中友好協会創立以来初めて。

◇陝西省対友協一行が平山会長を表敬

 張宝文・陝西省対外友好協会常務副会長(陝西省人民政府外事弁公室主任)、劉建恵・同友好交流部長(同処長)ら3人が19日、鎌倉の平山郁夫会長の自宅を表敬訪問した。酒井誠・(社)日中友好協会常務理事が同行した。
 張副会長らは陝西省対友協が計画している「遣隋使大興城入城1400周年活動」について説明した。隋の時代、長安(今の西安)にあった大興城の通りを復元し、遣隋使船の模型を展示、隋の宮廷舞踊を披露するなど多彩な催しからなり、来年10月下旬開催する。
 平山会長は「来年は国交正常化35周年の年でもあり、とても意義がある」と述べた。

◇扇参院議長が北京で中国首脳と会談

扇千景参院議長は、10月15日から17日まで中国・北京を訪問し、胡錦涛国家主席、呉邦国・全国人民代表大会常務委員長ら中国の指導者と相次いで会談した。
 17日に人民大会堂で会談した胡主席は「安倍首相の訪中は成功を収め、中日関係の新しい1ページを開いた」と安倍首相の訪中を高く評価した。また、「日中関係が『政熱経熱』の局面を実現することを望んでおり、そうなると信じている」と述べ、日中関係の発展に強い期待を示した。中国の指導者が「政熱経熱」という表現で日中関係に言及したのは初めて。
 扇議長が国交正常化35周年にあたる2007年の日本訪問を招請したのに対して、「双方の都合の良い時に訪問したい。中国国民の友好的な感情を日本国民に伝えることを心待ちにしている」と述べ、訪日に強い意欲を示した。
 扇議長は呉委員長と16日に人民大会堂で会談、会談終了後には全人代(日本の国会に相当)と参議院が定期交流協定の仕組みを確立することに関する覚書に調印した。

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2006年10月25日号のニュース
◇安倍首相と胡主席が北京で首脳会談

安倍晋三首相は10月8日中国を訪問、北京の人民大会堂で胡綿涛国家主席と会談した

 安倍晋三首相は首相就任後初めての外国訪問として中国を訪れ、10月8日、北京の人民大会堂で胡錦涛国家主席、温家宝首相、呉邦国全人代委員長と相次ぎ会談、日中両国の友好協力関係を発展させ戦略的互恵関係を構築していくことで合意した。靖国神社参拝問題で冷え込んでいた日中関係はひとまず関係修復に動き出した。
 胡主席は「中国を最初の訪問国とされたことを高く評価したい」と述べ、歴史認識では「日本の首脳らの靖国神社参拝は中国、アジアの人々を傷つけた。こうした政治的障害を除去して欲しい」と要請した。
 安倍首相は「日本はアジア諸国の人々に多大な損害と苦痛を与え、傷跡を残したことに対する深い反省の上に、戦後60年の歩みがある」と応じ、靖国神社参拝に対しては「適切に処理したい」と述べた。
 安倍首相は胡主席と温家宝首相の訪日を招請し両氏は感謝の意を表明した。
 両首脳は日中関係をさらに高度な次元に高めるための戦略的互恵関係の構築でも合意し、「日中共同プレス発表」をまとめた。
 今回の会談で、冷え込んだ日中関係は関係修復へ動き出した。
 しかし今月6日、中国大使館の孔鉉佑公使参事官は、中国が訪中を受け入れたのは「首相が在任中、靖国神社に参拝しないと確信したため」と述べており、今後、首相が参拝すれば再び関係が悪化すると予想される。日中両国民の間では嫌中・嫌日感情も広がっており、どう改善していくかも大きな課題。

信頼関係の構築を
 貫洞哲夫・(社)日中友好協会副会長(東京都日中会長)の話 非常にいい方向に進んでおり、安倍首相の訪中を歓迎したい。(靖国問題で)安倍首相の言い方に問題があったとしても、首脳会談をして信頼関係を築いて行くなかで、うまく進んでいくと思う。中国側は言いたいことも言わず非常に努力している。

◇北京で日中友好運動の先駆者しのぼう

 「宇都宮徳馬・西園寺公一 生誕100周年記念行事」が11月8日、北京で開催される。(社)日中友好協会と中日友好協会が共催し、日中友好関係の礎をつくった両氏の偉業を振り返る。
 中国側は唐家セン国務委員らが出席、日本側は平山郁夫会長ら11月7日から訪中する「全国都道府県日中友好協会会長代表団」一行、西園寺一晃氏ら故西園寺氏と故宇都宮氏の親族も出席する。
 故宇都宮氏は日中友好の「井戸を堀った人」と呼ばれ、軍縮と日中友好を生涯の目標とした政治家、実業家。
 1906年東京生まれ。京都帝国大学を退学し、38年にミノファーゲン製薬会社を設立。戦後、衆院議員に当選。平和共存路線を唱え、日中国交回復に尽力した。80年から92年まで日中友好協会会長を務める。80年には宇都宮軍縮研究室を創設、月刊誌『軍縮問題資料』を発行した。2000年7月死去。
 故西園寺氏は、日中友好運動の先駆者。
 明治・大正・昭和の元老、西園寺公望の孫として1906年に生まれ、戦前は近衛文麿首相のブレーンの一人として対米英平和外交で活躍、有名な「ゾルゲ事件」にも連座した。戦後、参院議員に当選、50年の日中友好協会の設立に参加、52年中国を訪問した。58年から家族で北京に移住し、70年に帰国するまで12年間「民間大使」として活躍、周恩来首相ら中国の要人と親交を深め、日中国交正常化に尽力した。91年には中国人民対外友好協会から「人民友好使者」の称号が贈られる。93年4月死去した。

◇中国の高校生200人が来日し歓迎会

 日中21世紀交流事業の短期招へいプログラムで10月10日来日した中国の高校生200人が11日、東京の三田共用会議所で開かれた外務省主催の歓迎会に出席した。会場には中国を訪問したばかりの安倍昭恵首相夫人も駆けつけ、多くのマスコミが取材した。
 浅野勝人外務副大臣は高校生に「日本の実情を直接感じとって欲しい」と語り、孔鉉佑・駐日中国大使館公使参事官も「友情を伝える使者になって」と激励した。
 安倍夫人が「日本の高校生と互いに良いところを見つけあってほしい」とあいさつし、皆で乾杯した。
 外務省の委託で日中友好会館が実施する短期招へいプログラムは、交流を通じ日中の若者が信頼関係を築くことを目的とする。
 第3陣の今回は、2団に分かれ、京都、岡山、愛媛、神戸などを訪問、高校で授業に参加したりホームステイを体験して18日帰国。
 (社)日中友好協会が受け入れる第4陣は11月14日から22日まで来日し、2団に分かれ茨城、山口、広島、大阪を訪問する。

◇6中全会で「和解社会の建設」採択

 中国共産党の第16期中央委員会第6回全体会議(6中全会)は10月8日から北京で開かれ11日、地域格差の拡大是正などを内容とする胡錦涛総書記色の強い「和諧(調和のとれた)社会の建設」に関する決定(政策)を採択し閉幕した。
 決定では和諧社会は国家富強と民族振興、人民の幸せに欠かせない保証であるとして、その実現を強調し、地域間格差の是正などが当面の急務であると強調している。

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2006年10月15日号のニュース
◇日本各地で中国建国57周年祝賀会

9月28日ホテル・ニューオータニで開かれた中国大使館主催の祝賀会では、華麗な音楽が披露された

 10月1日を前に、中華人民共和国の建国57周年を祝う祝賀会が日本各地で開かれた。
〈東京〉王毅・駐日中国大使主催の祝賀会が9月28日、東京のホテル・ニューオータニで開かれ、約2000人が出席した。特設舞台では中国の楽団や舞踊団による華麗な音楽や舞踊が続き、参加者は立食のパーティと演目の両方を楽しんだ。
 東京華僑総会(符易亨会長)主催の祝賀会も9月30日、東京華僑会館で開かれ、王毅大使、高野倉和央・(社)日中友好協会事務局長ら関係者が出席した。
〈札幌〉札幌総領事館主催の祝賀会が9月27日、札幌パークホテルで開かれ約350人が出席、斉江総領事、青木雅典・北海道日中会長らがあいさつした。
〈名古屋〉名古屋領事館は9月26日、ウェスティンナゴヤキャッスルホテルで祝賀会を開き約400人が出席、李天然館長領事らがあいさつ、後藤淳・愛知県日中会長が乾杯の音頭をとった。
〈大阪〉大阪総領事館主催の祝賀会が9月29日、リーガロイヤルホテルで開催され約500人が出席、羅田広総領事らがあいさつ、谷井昭雄・大阪府日中会長が乾杯の音頭をとった。
〈福岡〉福岡総領事館主催の祝賀会が9月27日、福岡ホテル・ニューオータニで開催され約350人が出席、武亜朋総領事らがあいさつした。
〈長崎〉長崎総領事館主催の祝賀会が9月27日、ホテルニュー長崎で開催され約350人が出席、王昆総領事らがあいさつした。

◇安倍首相が北京で胡錦涛主席と会談へ

 安倍晋三首相が10月8日に中国を公式訪問し、北京で胡錦涛国家主席と会談することを4日、日中両国政府が発表した。日本の首相の首脳会談のための中国訪問は2001年10月以来で、安倍首相の訪中が停滞している首脳交流再開へ風穴を明けることが期待される。
 中国側は安倍首相の訪中の条件に任期中に靖国神社を参拝しない確約を求めた経緯がある。今回は新政権発足直後の首脳顔合わせを重視、靖国問題を条件にしなかったようだ。
 しかし、小泉純一郎前首相の靖国参拝や歴史認識を中国側は厳しく批判してきた。安倍首相はA級戦犯の戦争責任の判断を避け、靖国参拝についても、行くか行かないかは明らかにしないと言明している。今後の首脳交流の妨げとなることも考えられる。
 安倍首相は9日には韓国も訪問する。

政府間交流も活発化
 中国の温家宝首相は9月26日、安倍首相の就任に対し「両国の善隣友好協力関係を絶えず発展させていくことは、両国と両国人民の共通の利益」との祝電を送った。また同日、李肇星外相も麻生太郎外相あての祝電で、日中関係の発展を推し進める考えを表明した。
 一方、日中間の要人往来の活発化が、日中首脳会談実現に大きな役割を果たしている。
 外務省の谷内正太郎次官と中国の戴秉国外務次官は、9月26日まで次官級の日中総合政策対話を開いた。また、扇千景参院議長が10月15日から17日まで訪中することが決定、胡主席らと会談すると見られる。中国共産党の王家瑞・対外連絡部長が10月16日から18日まで来日、日中与党交流協議会に出席する。

◇各県協会で組織の再建や強化進む

 岩手、山口、大分の各県日中友好協会は組織の再建や強化を進めており、今後さらに活動が活発になると期待されている。
 県協会が事実上の活動休止状態にあった岩手県ではことし2月、盛岡市、宮古市、北上市の3つの地区日中が県レベルでの活動強化を目指して岩手県日中友好団体協議会(樋下正信会長)を設立した。県内の日中友好関係団体であるNPO法人日中友好市民倶楽部や岩手・大連友好協会も参加、県協会として組織再建の準備をしている。
 11月18日には盛岡市と宮古市で、阿南惟茂・元中国大使をゲストに迎え「日中友好フォーラム・イン・岩手」の開催も計画しており、再建へ向けた大きな弾みになると見込まれる。
 山口県では6月、山口県日中友好協会と山口県日中友好協会連合会が合併、新生の山口県日中友好協会(矢口欣一理事長)が誕生した。山口県日中は運営方針の問題などから96年以来分裂していたが、2003年から合併の話し合いを始め、ことし2月の地区協会代表者会議で合併することを決定した。
 穏やかな連合組織で会長制はとらず、各地区協会の会長からなる代表委員会を中心に運営、当分の間は理事長が協会を代表、組織の基盤を固める。
 一方、会員の減少や高齢化、役員の病気によって活動が停滞していた大分県日中友好協会(江藤源哉会長)は7月、定期総会を開き、執行部役員を刷新すること決めた。財政を再建するため経常経費の大幅な見直し、役員の輪番制導入、地区協会の体制確立と空白市町での協会創立など、今後の活動方針も決定、活動の充実化をはかる。
 このほか、茨城県の取手市日中など地区レベルでも組織の再建が進められている。

◇北京パラリンピックのマスコット発表

 2008年の北京パラリンピックのマスコットが9月6日、北京五輪組織委員会によって万里の長城・八達嶺で発表された。子牛がモチーフの「福牛楽楽(フーニウ・ララ)」。
 勤勉でねばり強く、最後まで戦い抜く牛のイメージは、「超越・宥和・共有」というパラリンピックの理念を表わし、中国の伝統的な版画の雰囲気も取り入れた。 パラリンピックは北京五輪に続き9月6日から17日まで開催、約150カ国・地域からおよそ4000人の選手・役員が参加する。

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2006年10月5日号のニュース
◇上海市対友協が50周年祝賀会開く

各国代表が参加した上海市対友協創立50周年祝賀会。あいさつするのは陳昊蘇・中国人民対外友好協会会長

 上海市人民対外友好協会創立50周年祝賀会が9月12日夜、上海市浦東の上海国際会議センターで開かれた。各国の駐上海領事館総領事や友好団体代表など、34の国・地域から招かれた60団体360人を含む530人が参加、50年にわたる友好の歴史を盛大に祝った。
 祝賀会では周慕堯・上海市対友協会長(上海市人大常委副主任)、陳昊蘇・中国人民対外友好協会会長、唐登傑上海市副市長があいさつした。
 日本からは海外の出席者では最多の136人が出席。日中友好協会から貫洞哲夫・NPO東京都日中会長、古島琴子・同理事長、谷井昭雄・NPO大阪府日中会長、藤尾昭・同副会長、林昭嘉・同理事長、竹谷修太郎・同相談役、西堀正司・長野県日中理事長、白石貢・北海道日中名誉会長、森秀夫・茨城県日中会長代行、新堀豊彦・横浜市日中会長、田中敏幸・鯖江市日中会長ら各代表団が出席した。(社)日中友好協会から村岡久平理事長、酒井誠・常務理事が参加した。
 祝賀会の後、一行は上海市内を流れる黄浦江の遊覧船に乗り、夜風に吹かれ美しい夜景を楽しんだ。左岸の「外灘」には、上海税関、華厦銀行など古い建物が建ち並び、その対岸の浦東には東方明珠塔や金茂大厦のネオンが輝くのがよく見えた。
 上海市対友協は対外友好活動の団体としては最も早い時期の1956年9月13日に創立。現在までに83カ国・地域の257の友好諸団体と関係を築き、そのなかでも日本との関係が最も緊密。

◇国慶節で天安門広場に「ポタラ宮」

 中国の国慶節、ことしの休暇は10月1日から7日まで。この間、大がかりな飾り付けが並ぶ北京の天安門広場は、多くの人出でにぎわう。ことし7月チベット行きの「青蔵鉄道」が運転を始め、観光ブームにわく、チベットが注目されている。
 その余波でことしは天安門広場の西側、人民大会堂の前にはチベットのポタラ宮のミニチュアが登場。実物の約10分の1だが、色も形も異色のポタラ宮は、中国人はもちろん、外国観光客も驚かせ、人気を集めている。

◇能代市日中が残留日本人養父母を支援

 秋田県の能代市日中友好協会の中田栄喜会長ら一行4人は9月8日、中国の吉林省長春市南関区平陽街にある中日友好楼を訪れ、日本人残留孤児の養父母4人に義捐金50万円を手渡した。
 吉林省対外友好協会から推薦された4人は張雲芳さん、曽秀蘭さん、崔志栄さんの女性3人と、洪貴臣さんの男性一人で全員が高齢の85歳。
 養父母らは友好楼の前で一行の訪問を迎えた。部屋に移り、中田会長が「会員が集めた心ばかりのお金です」と述べ一人12万5000円ずつ義捐金を渡すと、涙を浮かべ感謝する人もいた。曽さんは長女が代理で出席した。夜は吉林省対友協主催の歓迎レセプションも開かれ、王剛副会長、王傑秘書長が出席した。
 会員約80人の能代市日中は創立30周年を記念して2000年から募金を開始、記念事業の選定を進めていたが、再放送されたNHK「『大地の子』を育てて 中日友好楼の日々」を見て、義捐金を送ることを決議。秋田県日中の支援も得た。能代市日中には、戦前、中国に行っていた会員も多い。

◇国貿促の新会長に河野洋平衆院議長

 日本国際貿易促進協会(国貿促)は9月21日の臨時総会で会長に河野洋平・衆院議長を選出した。前会長の橋本龍太郎・元首相が7月に死去して以来、会長は空席だった。河野氏は長く外相を務め、中国と積極的な対話を推進した。
 河野氏は「協会のトップに政治家が迎えられるのは日中双方の政治に携わる人たちから日中経済関係の実態を正確に伝えるパイプ役を期待されているとの認識を持っている。日中間の経済・政治両面の関係改善と発展に努力していきたい」とあいさつした。
 総会には王毅・駐日中国大使も出席、河野氏に日中関係改善への貢献に期待を述べた。

◇秋葉剛男中国課長が協会幹部と懇談

 外務省アジア太平洋局中国課の秋葉剛男課長、瀬野清水・地域調整官ら3人が9月20日、(社)日中友好協会を訪れ、村岡久平理事長、高野倉和央・事務局長、朽木光晴・事務局次長兼交流事業部部長ら幹部と懇談した。
 秋葉課長は「中国高校生招へい事業は今後も継続していきたい」と述べるなど、日中の民間・文化交流の促進に強い意欲を示した。 秋葉課長は泉裕泰氏の後任。総合外交政策局国連政策課長、国際法局国際法課長などを歴任、ことし8月1日付けで中国課長に就任した。

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2006年9月25日号のニュース
◇長野県日中で創立50周年の祝賀大会

 長野県日中友好協会(井出正一会長)は9月8日、長野市内のホテル国際21で創立50周年記念祝賀大会を開いた。祝賀大会には県下各地区協会の代表ら270人が参加して盛大に行われた。参加者は半世紀の歴史を振り返り、今後の活発な活動に意欲を新たにした。
 同県協会は1956年9月9日に創立した。現在、(社)日中友好協会に加盟の各都道府県協会の中で会員数と地区協会が最も多い。
 あいさつに立った井出会長は「『井戸を掘った』方々の思いを引き継ぎつつ、次の50年に向かって新たな一歩を踏み出したい」と話した。
 萩原清・県会議長、村岡久平・日中友好協会理事長、孫美嬌・駐日中国大使館参事官、劉暁軍・河北省対友協副会長らが、祝辞を述べた。
 西堀正司理事長は50年にわたる長野県日中の歩みを5人の歴代会長の紹介とともに懐古して報告を行った。ついで功労者表彰を行って半世紀にわたる活動を称えた。

村井新知事も祝意
 引き続き祝賀レセプションがにぎやかに行われた。9月1日に就任した村井仁県知事が祝辞を述べ「今後、県と県協会が一体となり、中国との交流を推進していきたい」と抱負を語った。
 祝賀会には鈴木重郎・日中友好協会副会長、喬倫・駐日中国大使館二等書記官、長野県の友好交流都市である河北省から同省対友協代表団の5人、県選出の国会議員、県内の各界代表も出席した。

◇友好確かめ青年交流代表団が帰国

 9月2日から中国を訪問していた2006年度「日本青年交流代表団」(団長・小渕優子衆院議員)が10日、上海から成田と関西空港着に分かれ帰国した。代表団104人は8泊9日の日程で北京・武漢・上海を回り、中国の青年たちと将来にわたる両国の友好を確かめあった。
 北京では4日、中華全国青年連合会(全青連)主催の「日中青年交流50周年記念活動」に参加。午前中のフォーラムで張暁蘭・全青連副主席と辻一彦・(社)日中友好協会名誉副会長が基調演説、小渕団長、岡下進一・日本青年団協議会代表団団長らが記念スピーチを行った。午後は討論会に続きレセプションが開かれ、中国側を代表してアルケンジャン・トラフォン全青連常務副主席(共産主義青年団中央書記処書記)が出席、日中の青年が舞踊や歌を披露し、互いに拍手を送り合った。
 翌5日には人民大会堂を訪れ、蒋正華・全国人民代表大会常務委員会副委員長と会見、記念撮影も行った。
 武漢ではホームステイを実施、1人1人が忘れることのできない思い出をつくった。

◇日本で学ぶ中国留学生32人が来日

 日本の高校に1年間長期留学する中国の高校生32人(女19人、男13人)が来日、9月7日夕、実施する国際交流基金の歓迎会が東京・港区赤坂の同基金会議場で行われた。
 外務省が日中21世紀交流事業の一環としてことし新たに1200人規模の短・中・長期中国高校生を招くもので短期留学は始まっているが、なかでも1年という長期留学の学習と交流の成果が期待と注目を集めている。 歓迎会には留学生と小倉和夫・国際交流基金理事長、塩崎恭久・外務副大臣、李東翔・駐日中国大使館公使など約100人が出席した。塩崎外務副大臣の「日中友好が等身大の関係で進むことを祈ります」との音頭でジュースで乾杯。留学生の済南外国語学校の顔瀟逸さん、仇宇慧さんの2人の女生徒が「不安もあったが皆さんに会って安心しました」などとあいさつした。
 留学生は長春、南京、済南などから選ばれた日本語を学ぶ生徒で、北海道、千葉、山口、沖縄など各地でホームステイなどして授業を受け、クラブ活動にも参加する。

◇温家宝首相が日経協訪中団と会談

 中国の温家宝首相は、日本経団連の御手洗富士夫会長ら日本経済協会訪中団と9月5日北京で会談した。温首相は日中関係について「政治的障害を取り除き、安定した発展の軌道に戻すことを願っている」と関係改善への意欲を強調した。
 また御手洗会長の来日要請に対して、温首相は「両国で努力して、政治的障害を取り除けば、正常なハイレベル交流はすぐにもできる」と靖国神社参拝問題解決が首脳の相互訪問再開の前提であることを示唆した。
 自民党の総裁選を前に小泉純一郎首相の靖国参拝を名指しでの非難を避けながら、首脳会談再開には靖国問題の解決が必要であることの原則を繰り返し、自民党の後継総裁に解決の期待を示した。

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2006年9月15日号のニュース
◇北京五輪のマークに「篆書の美」

 2008年8月8日に開幕する第29回オリンピック競技会「北京五輪」まで2年をきった。北京五輪組織委員会はこのほど「篆書の美」と名づけた35の競技のシンボルマークを発表した。
 「篆書」を図案化した中国らしい図柄が注目され、近づく五輪のムードを盛り上げている。
 また北京五輪では37会場のうち新設は開閉会式や陸上競技が行われる愛称「鳥の巣」の国家体育場を初め14。すべて着工し、工事は順調。さらに五輪ボランティアの募集や外国からの取材記者の登録申請も始まった。2年後の北京五輪開催にむけて各方面の動きが活発になっている。
 「篆書の美」は、漢字の古い書体である篆書の字形を基本としているが、これに甲骨文、金文などの字形も取り入れ、黒い図案と白い背景のコントラストを重視している。 
 歴代五輪のシンボルマークは競技する選手の姿を簡略化した直線的なものが多かった。北京五輪では篆書の書体の曲線を生かして、躍動的な動きを表現するという、かつてないユニークなもの。主催する中国の文化を五輪の場でアピールすことになる。
 マークは競技場までの道路案内や競技場内外の標識などに使われるほかにCMなどにも応用される。
 シンボルマークは多くの専門家の意見を入れてデザイン案が決まった。「篆書の美」は昨年12月に北京五輪組織委員会が認可、ことし6月に国際オリンピック委員会(IOC)がこの案を正式に認可し、発表になった。

◇日本青年交流代表団が北京へ出発

 2006年度「日本青年交流代表団」(団長・小渕優子衆院議員)104人は9月2日、2団に分かれ成田と関西空港から北京へ出発した。10日まで北京、武漢、上海を回る。北京では「日中青年交流50周年記念活動」に参加して中国の青年とともに50年の節目を祝う。
 代表団のうち小渕団長を含む69人は成田空港14時30分発、34人は関西空港14時発の中国国際航空で北京に入り、その後、現地合流組も含めて北京飯店へ向かった。
 団員らは各班の班長を中心に点呼など事前研修会で決めた役割分担を確認、日程の打ち合わせを行うなどして初日を終えた。
 また、4日には中華全国青年連合会(全青連)が主催する「日中青年交流50周年記念活動」に、日本青年団協議会(日青協)代表団、日本内閣府青年代表団などと共に参加した。
 これは1956年の第1次日青協代表団派遣50周年を記念するもので、午前は日中友好シンポジウム、午後は「青年交流と日中関係」など3つのテーマで中国の青年と討論、夜は祝宴が開かれた。
 4日間の北京滞在中に人民大会堂で中国の指導者と会見、万里の長城や天壇公園などを見学する。
 武漢ではホームステイを行い、上海から成田と関西空港に分かれ10日帰国する。
 代表団は外務省が派遣、(社)日中友好協会が実施、中国側は全青連が受け入れる。

【団役員・事務局員】
▽団長/小渕優子・衆院議員▽副団長/谷本龍哉・衆院議員、鰐淵洋子・参院議院、古川禎久・衆院議員▽顧問/朽木光晴・(社)日中友好協会事務局次長兼交流事業部部長▽団長秘書/伊藤亨・小渕優子秘書▽秘書長/神宮寺俊樹・日中友好協会事務局員▽秘書/森正哲央・同協会事務局員、竹下みずほ・NPO大阪府日中事務局員▽通訳/申克幼・日中友好協会嘱託
【団員】
▽北海道/立花秀樹▽青森/杉中陽香、國分沙奈美▽山形/佐藤好恵、伊藤早希▽岩手/岡本修治、熊谷憲▽宮城/白石沙知▽栃木/坂本輝美、上山正洋▽群馬/本田大空、浅野美由紀、堤信広▽茨城/石田征道、嶋田敦美、鶴川裕加、中村孝、森紀子、多田祐子、鈴木俊一、土田周司▽埼玉/原口典子、塚野美紀、千葉真知子、山野仁、福島稔、千吉良繁之、菱沼朋美、小針宏幸▽千葉/二藤部薫子、菅原裕子、橋本和雅、早川道子、廣瀬一丞、竹内優文▽東京/吉井啓、木村孝一、菊浦成和、松本象壱、加藤昭子、條々美幸、田村彩、堀口恵子、稲田充弘、神野由紀、嶋村有里子、中島豊、井上恵理子▽神奈川/井手伸直、伊藤肇、黒田義隆、塩沢祥子、岡林瑞佳、上田光子、城田洋平、清水芳樹、山本朋子、内田安信▽静岡/齊藤森▽長野/伊藤瞳、菅沼広之▽愛知/宇佐美綾子、加藤菜絵、三ア友貴、飯田卓希、浅井仁恵、石川智一▽岐阜/吉田龍洋、小竹美佳、阪口美和、別府真希子▽滋賀/寺西由佳▽大阪/三谷有香、小谷和代、吉田悦子、野崎稔、中田雅信、田中志保、藤下麗香、加納秀樹、西川綾乃、佐伯孝▽奈良/山田瞳▽石川/松田千枝▽福井/土谷勇治郎、田崎友和▽香川/浮田恵▽愛媛/村井純一▽福岡/江藤桂子、中野太輔▽大分/中川宏▽熊本/山下幸与、佐崎由佳、東哲也

◇西安で日中友好シルクロードの旅

 「日中友好シルクロードの旅」出発式が8月26日、陝西省西安市の南城門広場で盛大に開かれた。
 この催しは陝西省人民政府外事弁公室と陝西省対友協が主催、日本側に参加を呼びかけたもので、陝西省と友好都市関係を結ぶ京都府や、西安市と関係が深い大分県が訪中団を派遣した。
 このような地方対地方の交流は今後も増えると見られ、そのモデルケースとして注目される。
 出発式には中国側から趙正永・常務副省長兼省対外友好協会会長、陳宝根・西安市長、文遅・中日友好協会副会長ら、日本からは西田八郎(社)日中友好協会理事ら京都府友好代表団(団長・仁賀武京都府日中友好協会顧問)33人、岡部敬一郎コスモ石油代表取締役社長(陝西省国際高級経済顧問)一行8人を含む76人が出席した。日本側を代表して岡部会長があいさつ、銅鑼と太鼓の演奏などが披露され、団員らに祝い酒が振る舞われた。
 京都府日中の訪中団は26日以降、敦煌、ウルムチ、トルファンを回り9月1日に帰国した。また、日中の団員からなる友好団は26日から2日まで敦煌、ルプノールを経てカシュガルまでともに旅し、お互いの理解を深めた。
 今回、広瀬勝貞・大分県知事と山田啓二・京都府知事の親書が陝西省側に手渡された。

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2006年9月5日号のニュース

◇中国の高校生が長野・茨城・大阪へ

第2陣の歓迎レセプションで、塩崎恭久外務副大臣と記念撮影する民族風の衣装を着た中国の高校生たち。8月22日外務省で。

 日中21世紀交流事業の中国高校生招へいプログラム第4陣として11月14日から22日まで来日する中国高校生の受入れ日程が決まった。第4陣は200人で、(社)日中友好協会が(財)日中友好会館の委託を受けて実施。
 一行は成田空港から来日、外務省主催の歓迎会に出席、都内を視察。A団は長野県へ、B団は茨城県へ向かい、現地でホームステイ、学校訪問して授業にも参加する。両団は大阪で再び合流、2回目のホームステイを行った後、関西空港から帰国する。
 今回のプログラムは日本の家庭を体験して、友人をつくってもらう機会を設けることに重点を置いており、ホームステイ先の募集などに関して長野、茨城の両県日中と大阪府日中、および各自治体の協力をあおぐ。
 短期招へいプログラムは計5回で、第2陣は8月21日から29日まで来日している。

◇全国都道府県協会代表団の日程決まる

 「全国都道府県日中友好協会会長代表団」派遣計画の概要が固まった。代表団は11月5日から8日まで3泊4日の日程で中国・北京を訪問、6日から7日にかけ中国の指導者と会見するなど、中国側と幅広く交流する。団長は平山郁夫会長。野中広務・名誉顧問も参加する予定で、各協会会長は「全国の会長が一堂に会するのは画期的なこと」など、新たな交流の機会に大きな期待をよせている。
 代表団は(社)日中友好協会が派遣、中日友好協会が受け入れる。
 北京滞在中は、中国の指導者と会見、中国の専門家による講演と質疑、北京オリンピック施設建設状況の視察を行う。また、中日友好協会主催の「宇都宮徳馬・西園寺公一先生生誕100周年記念行事」に出席する。故宇都宮氏は前日中友好協会会長で軍縮など多方面で活躍、故西園寺氏は日中間の民間外交に先駆的な役割を果たした。2人の偉業を振り返る。
 代表団には平山会長や野中名誉顧問のほか、貫洞哲夫NPO東京都日中会長や谷井昭雄NPO大阪府日中会長ら各協会の会長が参加を表明している。
 都道府県協会長がそろって訪中するのは協会創立以来初めて。今春訪中した平山会長が胡錦涛主席と会見した際に代表団の派遣を表明、胡主席から歓迎の意向を得ている。
 代表団参加者は5日北京国際飯店に集合、同飯店に滞在、8日朝、解散する。本部交流事業部が実施する団への参加者は、成田または関西空港に集合・解散で、申込み締切りは10月5日となっている。

画期的な訪中 貫洞哲夫会長の話
 日中関係が重要な時期に東京都日中を代表して訪中するのは光栄なこと。会長がそろい訪中するのは画期的で、これを機会に従来の草の根活動を積み重ねていきたい。また、宇都宮氏も西園寺氏も東京都日中と縁が深く、新参の会長として、記念行事で両先輩の遺徳を称えたい。

◇小泉首相の参拝強行に中国が抗議

 小泉純一郎首相が8月15日に靖国神社参拝を強行した。これに対し、中国側は強い抗議を相次ぎ表明した。
 中国外務省は15日、「国際社会の正義に挑戦し、人類の良識を踏みにじるもの」との声明を出し、李肇星外相は日本の宮本雄二・駐中国大使を外務省に呼び日中関係を正常な発展の軌道に戻すよう強く要求した。中日友好協会も「両国関係を重大に損なった」とし、「中日関係が再び健全かつ安定した発展の軌道を進むよう目指す」との談話を発表した。
 中国から抗議が伝わる中、(社)日中友好協会の村岡久平理事長は、靖国神社参拝に「深い憤りを覚える」との談話(左)を発表している。

◇秋期留学生の研修会に34人が出席

 9月の中国留学スタートを前に、(社)日中友好協会留学センターは8月9日、2006年秋期中国留学研修会を千代田区で開いた。今期協会が派遣する私費・公費留学生(中国政府奨学金生)52人中34人が出席した。武田直士・留学センター職員が注意事項などを説明、留学経験者が現地の事情を紹介した。
 また、中国大使館教育処本館で23日、中国政府奨学金生壮行会も開かれた。
 協会が派遣する第34期公費留学生は次の通り。▽北京語言大学/青木真理、木下仁美、渡辺万葉、常盤耕平▽浙江大学/川内佑毅、田晋史▽中国人民大学/川口晃世、西尾邦明▽遼寧師範大学/杉岡由佳子▽復旦大学/橋満江、中山真由美▽山東大学/土谷あゆみ▽天津師範大学/丸林由昌▽北京外国語大学/三木孝夫、山本苺、由川美音、吉留奈津美▽南昌大学/横井邦弘▽西安交通大学/和田今日子▽上海外国語大学/野口綾也

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2006年8月15日号のニュース

◇日本青年交流代表団の事前研修会開く

 外務省が青年や学生を中心に毎年約100人を中国に派遣している「日本青年交流代表団」が、ことしは9月2日から8泊9日の日程で北京、武漢、上海を訪問する。その結団式と事前研修会が7月29、30日に1泊2日で東京の日本青年館で行われた。
 全国から集まった参加者たちは研修で打ち解け、成果のある日中交流に意欲を燃やす話し合いが続いた。2日間の研修会には団員94人のほかに事務局員4人が参加した。
 この事業の実施団体、(社)日中友好協会の村岡久平理事長は29日の開会式で「日本と中国の交流ほど長い歴史のある二国間の交流はない。交流をさらに深めてほしい」とあいさつ。また、同日の「夕食パーティ」で中国大使館の喬倫二等書記官は「実り豊かな中国訪問になるように」と述べ、外務省の泉裕泰中国課長(代読)は「中国の真の姿を見て、日本の姿を伝えてほしい」と話すなど、それぞれ団員を励ました。
 研修会では団の編成や日程の説明、中国事情や日中関係のレクチャーが行われた。また団員は班ごとに自己紹介や役割分担を話し合った。
 団長の小渕優子・衆院議員は海外出張で参加できなかった。

◇広がる首相の靖国参拝「反対」の声

 昭和天皇が靖国神社へのA級戦犯合祀に強い不快感を示していたとの発言メモが明らかになり、小泉純一郎首相の靖国参拝に反対する声も高まっている。(社)日中友好協会は、靖国神社参拝中止を求める要望書を提出している。8月15日の終戦記念日を前に、(社)日中友好協会の副会長兼会長代理の佐藤嘉恭氏と副会長の井出正一氏に、靖国問題をどう見ているか聞いた。
 日本経済新聞は7月20日、昭和天皇が靖国神社のA級戦犯合祀に関し「だから私はあれ以来参拝していない。それが私の心だ」などと語ったとする、当時の宮内庁長官富田朝彦氏(故人)のメモの存在を報じた。これにより、昭和天皇が1978年のA級戦犯合祀以降、靖国参拝を中止した理由が明らかになった。 最近の世論調査では「8・15首相参拝」に「反対」(54%)が「賛成」(36%)を大幅に上回っている。
 小泉首相は、メモの存在が明らかになった際も「心の問題だから、行ってもいいし、行かなくてもいいし、誰でも自由」と述べ、世論調査の結果に対して「参拝を世論調査の支持率で決める必要はない」と影響を否定している。
 佐藤氏は「先人の洞察力や見識に謙虚に向かい合う時」と述べ、井出氏も「心の問題でなく歴史観の問題」と首相の靖国神社参拝を批判している。
 「8・15参拝」は、小泉首相が2001年の総裁選に出馬した時の公約だがまだ実現していないことから、任期が終わることし、参拝するとの観測が強まっている。
 以下は両氏の意見をまとめたもの。
佐藤嘉恭
 国家指導者の靖国参拝に反対ないし慎重にとする声が以前に比して増大している。日本人の良識が健全であることの証左だろう。
 「富田長官のメモ」は、戦中、戦後一貫して平和を強く希求しておられた昭和天皇の深いお気持ちとの関連で理解されなければならない。天皇皇后両陛下の沖縄、サイパンご訪問も、昭和天皇のお気持ちの具現であろうと拝察する。ケ小平氏は昭和天皇との会談で不幸な時代は過去のことと語られたと伝えられる。日中双方とも先人の洞察力や見識に謙虚に向かい合う時だ。
井出正一
 靖国参拝に関して小泉首相は、「国家のために犠牲になった人々に哀悼の念を」と強調されるが、人々は何の犠牲になったのか。最初に参拝した2001年8月13日の談話では、「誤った国策に基づく植民地支配と侵略」と明言されている。とすると、その国策を推進したのは誰か。推進者の責任はどうなるのか。こう考えると、靖国参拝は首相の言う「心の問題」ではなく、歴史観の問題だ。
 「皇室が右傾化を防ぐ役割を担ふ日本の歴史認識」−象徴天皇が世論に影響を与える危うさも感じつつ、最近詠んだ一首である。

◇来夏に日中小学生の卓球交歓大会

 (社)日中友好協会などが主催、2007年8月北京で実施される「日中国交正常化35周年記念・日中友好交流都市小学生卓球交歓大会」の開催要項が決まり、中国各都市と友好交流都市関係にある全国326自治体に発送された。
 卓球交歓大会は日中の友好都市同士が混成チームを結成、卓球を通して友情を育む貴重な機会で、今回も多数の自治体の参加が見込まれる。
 各代表チームは小学5・6年生の男女1人ずつと役員4人以内の計6人で構成される。
 8月1日北京に集合し、2日から4日まで北京の首鋼体育館でともに汗を流す。5日は日中合同で観光、記念行事にも参加する。
 卓球交歓大会は1990年に第1回を開き、92年からは5年ごとに開かれており、今回は5回目。小学生大会は初めてとなる。
 02年の大会には日本から474人、中国から526人、99の日中混成チームが参加、国交正常化を祝う最大規模の催しとなった。
 
◇11・12月に中国文化フェスティバル

 中国文化省と駐日本中国大使館が主催する中国文化フェスティバルが11月17日から1カ月間、日本で開催されることが決まり、シンボルマーク募集の記者説明会が7月27日、中国大使館で開かれた。
 王毅大使は「みなさんもシンボルマーク募集を通して日中文化交流に貢献して欲しい」と語り、参加を呼びかけた。
 期間中は舞台公演など20種以上の催しが計画されており、(社)日中友好協会も「日中書道交流展」を12月5日から10日まで日中友好会館美術館で開催する。
 岡田眞樹・外務省広報文化交流部長もかけつけ「委員会を立ち上げ支援していく」とあいさつした。

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2006年8月5日号のニュース

◇鳥取県と河北省が友好提携20周年

 鳥取県と中国河北省の友好提携20周年を記念して鳥取県東伯郡湯梨浜町引地の中国庭園・燕趙園に「日中友好記念の石碑」が建立された。7月14日の除幕式には片山善博・鳥取県知事、季允石・河北省長、村岡久平・(社)日中友好協会理事長ら関係者約50人が出席、両県省の変わらない友好関係を誓いあった。 建立されたのは高さ1・8メートルの石碑三基。
 河北省人民政府から寄せられた「河北鳥取世代友好」、平山郁夫会長の揮毫「金蘭閲二紀祝慶鶴湖隈」、鳥取県出身の故古井喜實・日中友好会館初代会長が生前書いた書「春秋多佳日花香入酒盃」がそれぞれ刻まれている。
 平山会長の揮毫は「河北省と鳥取県の20年にわたる厚い友好関係を、東郷湖のほとりで祝う」という意味で、鳥取の東郷湖の別名「鶴の湖」を詠っている。
 除幕式で片山知事は「これまでは農業が中心だったが、文化や芸術、青少年交流も活発にしたい」と語り、季省長は「青少年の交流を続け友好関係が深まることを期待する」と応えた。村岡理事長は「公園を造るなど両県省の交流はユニークで意味が深い」と語り、初田勲・鳥取県議会副議長、藤井省三・鳥取県日中会長も祝辞を述べた。
 除幕に続き地元の東郷中学校・翔龍隊による龍踊りが披露された。
 また、鳥取市今町のホテルニューオータニ鳥取で記念レセプションが開かれた。
 中国・皇家園林様式の燕趙園は友好のシンボルとして河北省の技師が設計、中国原産の材料を使い1995年建設された。県では今後も中国の古典や漢詩を刻んだ石碑の設置を検討している。

◇広州交易会10月に100回目開催

 中国で最大の輸出商品商談会である中国輸出商品交易会、通称・広州交易会が10月の秋季交易会で100回目を迎える。盛大な開幕式やレセプションを開き、国内外の関係者を招待、歴史的な節目を祝う計画だ。
 中国商務省と広東省人民政府が共催する広州交易会は、1957年春に第1回を開催、以後一度も中断することなく毎年春と秋に広東省広州で開催されてきた。
 「中国第一の展示会」と呼ばれ、60、70年代の改革・開放以前から中国最大の対外輸出窓口として大きな役割を果たし、中国との交易はすべてここで行われた時期もあった。貿易が自由化された現在でも、世界中から集まったバイヤーたちでにぎわい、開催期間中は広州のホテルはどこも満室で、広州市内の渋滞もひどくなる。
 ことし4月の春季交易会実績では211の国と地域が参加、来場者数は19万人、成約額は322億ドル、出店企業は1万3686社、展示ブース数は3万、展示品は15万種、展示総面積は57・6万平方メートルに及ぶ。ここ数年の日本人参加者は6000人前後。
 展示場は広州市海珠区新港東路の琶洲展示館と、広州市流花路の流花路展示館の2カ所に分かれている。 毎年、春季交易会は第1期が4月15日から20日、第2期が4月25日から30日まで。秋季は第1期が10月15日から20日、第2期が10月25日から30日まで開催する。
 100回目の今回は第1期に工業と紡績服装類及び医薬保健品類を、第2期に日用消費類品とギフト類が展示される。
 かつては貿易会社が出展企業の大半を占めていたが、最近は民営企業や外資系企業の出展が増加、また知的財産権保護への取り組みも年々強化され、侵害が認定された場合には出展物の撤去などの措置もとられている。

◇日中航空交渉が妥結で旅客便枠増加へ


 日中航空交渉が7月13日決着、両国を結ぶ旅客・貨物便枠を大幅に拡大することで合意した。北側一雄国土交通相と楊元元・民用航空総局長が北京で会談し決めた。
 合意では、現在、中型旅客機で両国あわせ週450便の輸送枠を1・2倍増やして542便分に、貨物便の輸送能力を週76便から2倍の152便分に拡大。発着可能な空港を42地点(各21地点)から46地点(各23地点)に増やす。日中の就航航空会社数を各6社から各13社に拡大する。
 また、日本側が強く求めていた上海便は、日本の航空会社だけで週25便増やし98便から123便に、中国側が要望していた成田発着枠は週14便増やし週71便から85便になる。
 日中航空交渉は昨年1月以来3回開かれたが、日中関係の悪化などで合意にいたっていなかった。日本の航空会社にとり中国路線は大きな収益源で、各社とも秋には増便すると予想される。

◇四川省のパンダ生息地が世界遺産に


 中国四川省にあるジャイアントパンダ生息地が、世界遺産へ登録されることが決まった。また、パンダの生息数が予想の倍にあたる最大3000頭に上るとの調査結果も発表され、パンダに関する朗報が続いている。
 世界遺産への登録は、リトアニアで7月12日開催された第30回ユネスコ世界遺産委員会で可決された。中国としては32カ所目の世界遺産登録となる。
 英カーディフ大と中国科学院の研究グループは最近、中国のジャイアントパンダ生息数が推定されていた約1590頭の倍近くになるとの調査結果を発表した。ふんのDNA分析から割りだした。

◇上海・広東・浙江の対友協が50周年

 上海市と広東・浙江両省の人民対外友好協会はことし創立50周年を迎える。このため、各対友協は各国から関係者を招き祝賀式典を開催する。
 日本からも、各対友協と交流している栃木県、東京都、福井県、大阪府、兵庫県など各地の協会が祝賀訪中団派遣を計画しており、旧交を暖め変わらない友好関係を確認する。 各対友協の祝賀式典日程は次の通り。広東省7月25日、上海市9月12日、浙江省11月17日。

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2006年7月25日号のニュース

◇日本青年交流代表団に103人を選抜

 外務省が派遣、(社)日中友好協会が実施する2006年度「日本青年交流代表団」の団員103人が選抜され、団長には衆院議員の小渕優子さん、副団長に衆院議員の谷本龍哉さんと参院議員の鰐淵洋子さんの2人が決定した。9月2日から10日まで中国を訪問、4日には北京で開かれる「中日青年交流50周年記念活動」に参加する。
 団員の募集は5月1日から6月30日の2カ月間行われ、(社)日中友好協会の機関紙「日本と中国」に関連記事を掲載、ホームページにも募集要項を載せ、広く参加を呼びかけた。
 ホームページを通した応募者だけで50人を数え、最終的には定員103人に対して180人の応募があり、日中関係が冷え込んでいるといわれる中でも、中国への関心が高いことが明らかになった。
 また、各地域で熱意を持って日中交流にたずさわっている青年の応募も多かった。
 団員選考は地域や所属などを考慮、厳正に実施され、女性51人、男性43人計94人の一般団員、これに役員3人、事務局員6人を加え全団員の103人が選抜された。
 また今回の青年交流代表団は、9月4日北京で開かれる「中日青年交流50周年記念行事」への参加を計画しており、応募が増えた理由の一つ。参加を心待ちにしている人も多い。
 これは日中青年交流が始まった1956年の第1次日本青年協議会(日青協)代表団の派遣50年を記念して、中華全国青年連合会(全青連)が主催するもので、日青協ほか多くの団体が訪中団を派遣、日中双方から500人の青年が参加し50周年を大々的に祝う。
 団長の小渕さんは1973年生まれ。04年の第6回青年交流代表団でも団長をつとめ、今回が2回目となる。副団長の谷本さんは66年生まれ、04年の第6回青年交流代表団で副団長をつとめ今回が2回目、鰐淵さんは72年生まれ、今回が初参加。
 今回選考された団員は7月29日と30日、東京の日本青年館での1泊2日の事前研修会に参加した後、団員として本決定となる。
(写真は、2005年度交流代表団が雲南省人民政府を表敬訪問した時のもの)

◇中国高校生のホームステイ先を募集

 外務省は新たに、日中21世紀交流事業の一環として1200人規模の短・中・長期中国高校生招へいプログラムの実施を開始した。このうち長期招へいプログラムとして8月から約40人の高校生が1年間日本に滞在する。
 これら高校生の招へい事業は、年間を通して、ホームステイ先の募集を行っているが、特に今年2学期から開始する中長期招へいプログラムのホームステイ先を現在、緊急募集している。
 日中21世紀交流事業は日中関係の未来を担う高校生の相互交流事業で、日中の高校生が相手国で授業や、ホームステイ、共同生活などの体験を通じて、長期的な関係発展の基礎となる国民相互間、特に青少年間の信頼関係を育むことを目的としている。
 短期招へいプログラムは10日前後で、日中友好会館が実施、中長期招へいプログラムは3週間から1年間で国際交流基金が実施する。11月実施の短期招へいプログラムは日中友好会館から(社)日中友好協会が委託を受けて実施する。
 5月には、短期招へい第1陣として中国の高校生200人が来日し、首都圏や地方の高校で授業に参加、生徒宅でホームステイするなど心と心の交流を体験した。短期招へいは、今後4回実施される。
 問合せ/国際交流基金 日中交流センター  電話03−5562−3639
 HP/http://www.chinacenter.jp

◇胡主席が民主党の小沢代表と会談


 民主党の小沢一郎代表は7月4日、北京の人民大会堂で胡錦涛・国家主席と会談し、停滞している日中関係の正常化などについて話し合った。
 胡主席は日中関係改善に意欲をみせ、小沢氏が提案した中国共産党と民主党との交流機関「交流協議機構」(仮称)設置に合意、政党間で問題を協議することになった。
 会談で胡主席は「双方の努力で政治的な障害を取り除き、安定した発展軌道に戻したい」と延べ、小沢代表は「経済的な利害だけの関係はもろい。国民、指導者の信頼の基盤がないといけない」と強調した。こうした両氏の意見で協議機構の設置になった。
 小泉純一郎首相の靖国神社参拝が首脳交流の実現しない大きな原因だが、胡主席は「歴史認識の問題で日中関係が停滞している」との考えを示したものの靖国問題には直接言及しなかった。

◇青蔵鉄道全線で旅客列車の運転始まる


 中国の青海省とチベット(西蔵)自治区を結ぶ「青蔵鉄道」全線で7月1日から旅客列車の運転が始まった。 2001年に着工、昨年10月に路線が敷かれ、海抜5000メートルを超える高原を走り、新観光ルートとして注目されている。
 写真は崑崙山トンネルを通過するゴルムド発ラサ行きの「青1号」。崑崙山トンネルは高原の凍土トンネルとしては世界最長で、全長は1686メートルに達する。

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2006年7月15日号のニュース

◇葫蘆島で旧満州引き揚げ60周年行事

 終戦間もなく中国が旧満州の日本人居留民を日本へ送還する引き揚げ港となった遼寧省葫蘆島市で6月25日、送還事業60周年の記念行事が開かれた。中国人民対外友好協会や遼寧省など中国側の呼びかけで、引き揚げ事業の記念式典は初めて。日中の400人以上が出席して、両国の交流史に新たな一ページを加えた。
 記念行事には(社)日中友好協会が全面的に協力し、村山富市名誉顧問(元首相)、村岡久平理事長らが出席した。そのほか、友好都市・宮崎市や信州・葫蘆島友の会の訪中団など、かつての引き揚げ者や親類など200人以上が日本から参加した。
 中国からは国務院の唐家セン(王へんに旋)国務委員、武大偉外務次官ら対日外交のトップが揃って出席し、日中関係改善を目指す胡錦涛指導部の姿勢が鮮明になった。
 午前に葫蘆島市第一高中学校で開かれたフォーラムでは、村山名誉顧問と唐国務委員が日中を代表してあいさつ。村山名誉顧問は60年前の送還事業へ感謝を表すとともに、「葫蘆島が日中友好のシンボルの地として日中両国民の友情の懸け橋となることを信じている」と述べた。
 唐国務委員は「侵略戦争の責任は一部の軍国主義者にあり、日本国民も被害者だった」とした上で、「中日関係は世界における最も重要な2国間関係のひとつ」「日本の指導者が中日関係を正常な発展の軌道に戻すことを希望する」と述べ、中国の対日外交の重視、平和共存の姿勢を強くアピールした。
 フォーラムは日中双方による「平和宣言」の読み上げで締めくくられ、未来にわたる友好を誓う宣言に出席者全員で署名した。
 午後は新設する平和公園の起工式があった。村山名誉顧問や唐国務委員らがテープカットなどを行い、日中で共に平和を願った。その後の記者会見で村山名誉顧問は「この行事を通じて日本人に葫蘆島の歴史を知ってもらえるのでは」との期待を示した。

◇2組織が合併して山口県日中を新設


 山口県日中友好協会は6月25日、新生山口県日中友好協会設立大会を山口市湯田で開き、山口県日中友好協会連合会と合併、名称は同じだが組織を再構築した山口県日中友好協会として新たに活動することを決めた。
 運営方針の問題などから96年以来分裂していたが、県内に友好協会が二つあることは中国との交流を進める上でも問題があるとして、2003年から合併への話し合いを始め、ことし2月の地区協会代表者会議で6月末までに合併することを決定していた。
 緩やかな連合組織として会長制はとらないで、各地区協会の会長からなる代表委員会を中心に運営、当分の間は理事長が協会の代表となる。
 矢吹欣一理事長は設立大会で、「やっと一本化が実現したので、代表委員会のもとで活動、少しずつ活動の幅を広げていきたい」と述べた。

◇長野県日中が田中知事に申し入れ


 長野県日中友好協会の井出正一会長らは6月27日、長野県庁で田中康夫知事に同知事が就任以来4回も台湾を訪問していることについて「これ以上台湾問題に深入りすべきでない」と申し入れた。
 申し入れを行った理由は、6月定例県議会で知事が台湾訪問を取り上げ、長野県の対外関係の柱であるような説明を行ったことに驚き失望したため。
 長野県日中によると、同県は中国と深いかかわりがあり県日中はこれまでも台湾問題への介入に反対の申し入れを行ってきた。知事はあいまいな返答しかしなかったという。

◇中国語スピーチコンテスト地方予選


 16都道府県で行われる「第24回全日本中国語スピーチコンテスト」予選の地方大会(主催・各都道府県協会)日程が決まった。全国大会(主催・(社)日中友好協会)は来年1月14日に東京・文京区の(財)日中友好会館で開く。地方大会の日程と連絡先は次の通り。
全国大会(03‐3291‐4231) 07年1月14日(日)
北海道(011-231-4453) 10月1日(日)
茨 城(029-224-1169) 10月1日(日)
埼 玉(048-662-8062) 10月1日(日)
千 葉(043-301-8138) 10月14日(土)
東京都(03-3295-8241) 10月8日(日)
神奈川(045-896-0124) 10月8日(日)
長 野(026-224-6517) 9月23日(土)
富 山(076-433-8060) 9月24日(日)
石 川(076-222-0868) 7月22日(土)
愛 知(052-937-3980) 10月9日(祝)
岐 阜(090-7850-3097)10月14日(土)
大 阪(06-4395-1111) 10月21日(土)
奈 良(0742-26-8019) 10月14日(土)
佐 賀(0952-28-6332) 7月23日(日)
熊 本(096-326-5117) 10月9日(祝)
鹿児島(099-250-4173) 10月8日(日)

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2006年7月5日号のニュース

◇第13回通常総会を開催し新役員を選出

(社)日中友好協会は6月16日、東京・一ツ橋の如水会館で第13回通常総会を開いた。2005年度の事業活動報告並びに収支決算報告、06年度収支予算補正案などを承認。また、2年に1度の役員改選を行い、主な役員が留任した。
 第13回通常総会は委任状41人を含む104人が出席。西堀正司・常務理事が議長を務め、平山郁夫会長に代わり、井出正一副会長が開幕の辞を述べた。 議事では05年度の事業活動報告、収支予算報告、蝟{嘉昭監事による監査報告、06年度収支予算補正案などが次々と承認された。
 続いて任期満了にともなう役員を改選。理事22人、監事2人、名誉副会長11人、幹事38人が承認され、酒井哲夫・福井県日中会長、寺沢秀文・長野県日中副理事長、諸星充司・神奈川県日中副会長の3氏が新しく理事に就任した。
 主な役員については新理事が別室で第26回通常理事会を開き、平山郁夫会長らの再任が決まった。新たに名誉副会長に谷井照雄・大阪府日中会長が選ばれた。
 再任された村岡久平理事長は当面の事業活動を報告し、来年8月に開く友好都市卓球大会などで、07年の日中国交正常化35周年に向けて友好活動を盛り上げていこうと力強く呼び掛けた。また、9月に任期を終える小泉純一郎首相に対し、在任中の靖国神社参拝の中止を求める要望書を提出することを提案、満場一致で承認された。 これに先立ち開かれた第25回通常理事会には委任状5人を含む19人が出席し、総会への提案事項を決めた。

新役員名簿
【会長】平山郁夫/東京国立博物館特任館長
【副会長・会長代理】佐藤嘉恭/元中国大使
【副会長】貫洞哲夫/東京都日中会長、鈴木重郎/静岡県日中会長、井出正一/長野県日中会長
【理事長】村岡久平/日本武術太極拳連盟副会長兼専務理事
【常務理事】西堀正司/長野県日中理事長、岡崎温/愛知県日中専務理事、酒井誠/東京都日中副理事長
【理事】輿水優/日本大学文理学部教授、佐藤洋一/日本ユネスコ協会連盟中央委員、酒井哲夫/福井県日中会長(新)、蘇武多四郎/宮城県日中理事長、寺沢秀文/長野県日中副理事長(新)、西田八郎/滋賀県日中理事長、林昭嘉/大阪府日中副会長兼理事長、藤井賢/香川県日中会長、古島琴子/東京都日中副会長兼理事長、古本英之/北海道日中理事長、松本龍/福岡県日中会長、森富士夫/茨城県日中副会長兼理事長、諸星充司/神奈川県日中副会長(新)
【監事】宇都宮恭三/ミノファーゲン製薬代表取締役社長、蝟{嘉昭/日本青年館中央理事
【名誉顧問】村山富市/元首相、野中広務/元自民党幹事長
【名誉副会長】石水伴清/愛媛県日中名誉会長、井口ゑみ/北海道日中名誉会長、後藤淳/愛知県日中会長、佐伯弘治/流通経済大学名誉学長、佐々木信男/宮城県日中名誉会長、清水正夫/松山バレエ団理事長、田畑金光/福島県日中名誉顧問、辻一彦/前衆議院議員、堀内巳次/長野県日中最高顧問、水谷幸正/浄土宗宗務総長、谷井昭雄/大阪府日中会長(新)
【幹事】原田明/北海道日中事務局長、脇川利勝/青森県日中会長、本郷祐子/宮城県日中事務局長、杉渕廣/秋田県日中理事長、枝松昭雄/山形県日中副会長兼理事、水野正男/福島県日中副会長、深川忠義/茨城県日中副会長、福嶋寿克/栃木県日中会長、佐藤香織/埼玉県日中事務局長、吉田重一/千葉県日中副会長兼理事長、片岡健/東京都日中副理事長、中尾安治/神奈川県日中副会長、神宮寺敬/山梨県日中理事長、布施正幸/長野県日中事務局長、巾昭/新潟県日中常任理事、石澤義文/富山県日中会長、三輪治夫/石川県日中事務局長、豊岡北士/福井県日中専務理事兼事務局長、堤利博/静岡県日中副会長兼事務局長、伊藤康二/愛知県日中副会長、亀之内昌武/岐阜県日中副理事長、中井均/三重県日中副理事長兼事務局長、田中彰寿/京都府日中理事長、戸毛敏美/大阪府日中副理事長、藤田久仁子/兵庫県日中役員、関根由朗/奈良県日中常任理事兼事務局長、中西睦明/和歌山県日中副会長兼理事長、藤井省三/鳥取県日中会長、中山哲夫/島根県日中専務理事、古田敬一/広島県日中会長、加藤高明/徳島県日中会長、武田久子/香川県日中事務局長、宮崎満/愛媛県日中会長、南岩夫/高知県日中理事長、吉安蓉子/福岡県日中事務局長、西村正俊/佐賀県日中理事長、重岡和信/熊本県日中会長、海江田順三郎/鹿児島県日中会長

◇第11回日中友好会議 来年5月成都で

 第11回日中友好会議が来年5月22日から24日まで四川省の成都で開催されることが決まった。
 日中友好会議は83年に開始。2年に1度、(社)日中友好協会と中日友好協会の会員が集まって両国の友好関係促進に向けて意見を交換する。例年、日中の200人前後が集まる。
 第9回は北京で、第10回は長野市で開かれた。

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2006年6月25日号のニュース

◇井関藤井寺市長が協会設立を表明

 井真成墓誌友好代表団(団長・梶本徳彦大阪府副知事)で中国を訪れた井関和彦・藤井寺市長は5月12日、中日友好協会が北京で開いた歓迎夕食会で、藤井寺市に日中友好協会を設立することを明らかにした。友好代表団は藤尾昭・大阪府日中友好協会副会長、大阪府、藤井寺市などの代表9人。市民観光団と西安で10日に開かれた井真成墓誌レプリカ授与式に出席し、王崇民・陝西省外事弁公室副主任からレプリカを贈られた。
 遣唐留学生・井真成の墓誌は一昨年、西安郊外で発見された。真成の出身地と推測される藤井寺市へ昨年12月に里帰りが実現、返還後、府や同市が中国側にレプリカ作成を依頼していた。
 レプリカは傷の位置まで実物そっくりで、5月下旬から藤井寺市のアイセルシュラホールで展示している。
 藤井寺市では市民グループが墓誌の里帰り運動を展開するなど、墓誌を通じて日中友好の機運が高まる中、協会設立の動きが盛り上がった。設立されれば大阪府で13番目の地区協会となる。

◇唐家国務委員が葫蘆島行事出席へ

 遼寧省葫蘆島市で6月25日に開催される「葫蘆島日本人送還事業60周年記念行事」に中国国務院の唐家国務委員(外交担当)や武大偉外務次官が出席する。現在、最終的な日程を調整中だ。中国の外交トップが地方の式典で海外の要人に会うことはまれで、対日関係を重視する中国の外交姿勢が鮮明になった。
 記念行事では午前、葫蘆島市第一高等学校で葫蘆島の日本人送還事業について学ぶ平和フォーラムを開く。孫兆林・葫蘆島市長はじめ日中の9人が講演。唐国務委員は村山富市・(社)日中友好協会名誉顧問と並び、日中を代表してあいさつする。午後は新設する平和公園の鍬入れ式を行い、唐国務委員、武次官もフォーラムに続いて出席、日中でテープカットを行う。
 また、記念行事に先立ち、唐国務委員と村山名誉顧問らとの会見も予定されている。
 中国の外交トップが出席し、日中友好協会、「信州・葫蘆島友の会(長野)」、友好都市の宮崎市など、日本から多くの訪中団を集めて行われる式典は中国内外のマスコミから注目を集めている。当日は新華社、人民日報など中国の有力紙を含め、多くのメディアが式典の模様を報道する。鍬入れ式の後、日中友好協会の村山名誉顧問、村岡久平理事長らと中国側代表への共同記者会見も開かれる予定。
 記念行事は戦後、中国が葫蘆島から中国東北部(旧満州)の在留日本人約105万人を送還した事業を記念し、中国人民対外友好協会、遼寧省人民政府、葫蘆島人民政府などが行う。60周年という節目を記念するとともに、日中が一緒に戦争の悲劇を振り返り、平和を願うことで、両国の関係改善を促す狙いがある。

◇日中がフォーラム開き省エネ協力

 日中の政府や企業が省エネや環境問題について今後の協力のあり方を検討する「日中省エネルギー・環境総合フォーラム」が、5月29日から31日まで東京都内のホテルで開かれた。日本から約500人、中国から約250人が参加した。
 29日の全体会議では二階俊博・経済産業相、小池百合子・環境相、千早晃・日中経済協会会長、中国側からは薄煕来・商務相、王毅・駐日中国大使らが出席し、基調講演を行った。二階経産相は「省エネ型社会を築いてきた日本の技術と経験を中国のために役立てたい」と述べ、薄商務相は「中日双方が協力すれば、両国人民と産業に利益をもたらす」と話した。その後、両国の代表がそれぞれの国の政策や制度などを紹介した。
 30日の午前中はテーマ別、業種別に6つの分科会で、関連団体や企業などを交えて意見を交換。午後から31日にかけては、5つのグループに分かれて北海道、東京、名古屋、関西、北九州の5都市で企業を視察した。
 中国では経済成長に伴い、原油や石炭などのエネルギー消費量が急増。一方で使用効率が低く、原油高騰や環境汚染の一因と指摘されている。日本政府は国内で効果を挙げた制度や技術の導入で中国の省エネに協力するとともに、アジア全体に協力を拡大し、日本のエネルギーの安定確保につなげる狙い。

◇日本青年交流代表団応募締め切り迫る

 外務省が派遣し、(社)日中友好協会が実施する「日本青年交流代表団」の2006年度の応募締め切りが6月30日に迫っている。募集人数は100人。
 代表団は9月2日に出発し、北京、武漢、上海を訪れ、10日に帰国する。中日青年交流50周年記念行事への参加(北京)やホームステイ(武漢)が予定されている。成田、関西空港発着。
 参加資格は、7月29日と30日に1泊2日で東京・日本青年館で行う事前研修に必ず出席できることなど。
 問合せは各都道府県日中友好協会事務局または日中友好協会・交流事業部へ。

◇6月16日に理事会と総会開催へ

 (社)日中友好協会は6月16日、「第25回通常理事会」と「第13回通常総会」を東京・一ツ橋の如水会館で開催する。総会では2005年度の事業活動報告と収支決算報告、並びに06年度の収支予算補正の承認を行う。また、ことしは2年に1度の役員改選の年で、理事、監事などの役員を承認する。

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2006年6月15日号のニュース

◇江蘇省ウィーク・南京の開幕に350人

 江蘇省で5月22日から28日まで「江蘇―日本民間友好交流ウィーク」(江蘇省人民対外友好協会主催)が開かれた。友好提携県省の愛知、福岡をはじめ各日中友好協会や関係機関、企業など、日本から50近くもの団体が参加し、省内各地で盛んな交流が行われた。
 交流ウィークは民間や地方の交流で日中関係の改善を促そうと、初めて開催された。
 南京市で22日に行われた開幕式には、日中の約350人が集まった。中国側は梁保華・江蘇省長、王效賢・中日友好協会副会長、呉錫軍・江蘇省人民対外友好協会会長、日本の各府県協会から、後藤淳・愛知県会長、松本龍・福岡県会長(衆院議員)、木本利夫・石川県副会長、海江田順三郎・鹿児島県会長、藤尾昭、生島政男大阪府両副会長らが出席。梁省長は「力を合わせて両国の関係を強めていこう」と呼びかけ、後藤会長は「これを機会に両国の関係が深まることを願う」とあいさつした。(社)日中友好協会の平山郁夫会長は祝電を送り、開催の成功を祝った。
 翌日は中日友好会館開館10周年祝典(南京)が行われ、日中の約200人が出席。会館の設立に貢献した愛知県日中の会員らが多数、表彰された。
 23日からは南京をはじめ、常州、蘇州、徐州、南通、揚州で観光、スポーツ、青少年、文化交流などが大規模に展開された。23日の石川文化の日(南京)では石川県の国際交流団体が茶道や華道を披露し、現地の学生の人気を集めた。27日に揚州で開催された鑑真国際マラソン大会(ハーフ・ミニマラソン、ウォーク)では招待選手12人を含め、日本から参加した115人が地元市民ら814人と汗を流した。3・3キロのウォークには呉会長や駐上海日本総領事館の隅丸優次総領事らも参加した。

【訪中・参加の協会】
府県:石川県、愛知県、大阪府、福岡県、鹿児島県
市町村:知多地域、豊橋市、豊明市、安城市、名古屋市、北九州市、奄美市

◇JICA中国青年招へい事業開講式

 JICA(国際協力機構)が実施する「中国青年招へい事業」として、本年度の第2陣98人が5月24日に来日。25日、東京・幡ヶ谷のJICA研修センターで「開講式」が開かれ、受け入れ団体を代表して(社)日中友好協会の村岡久平理事長が「これから日本各地で視察や講義を受けます。また同世代の日本青年との合宿セミナーや、ホームステイなども予定されています。これらを通じて日本のことをよく知り、みなさんの国づくりに役立てていただくとともに、両国の友好関係の発展にご尽力ください」と激励した。
 この開講式には、ことし初めて受け入れ団体となった北海道日中友好協会から古本英之理事長と杉山安子事務局次長も参加した。
 今回の第2陣は中華全国青年連合会が組織したもので、総団長は陳昌旭・貴州省青年連合会副主席、総秘書長は趙亜樵・中華全国青年連合会国際部副部長。
 一行は「青年指導者」「経済」「地域振興」「教育」などの4グループに分かれ、17日間の研修を受ける。
 日中友好協会と北海道日中はこのうち、「地域振興グループ」(25人、団長は雷健坤・山西省青年連合会副主席)を担当する。
 JICAはことし、今回の98人を含め240人の中国青年を招く。87年から始まったこのプロジェクトで来日した中国青年はことしで総計4251人にのぼる。両国間の青年交流事業のなかでも実績、成果ともに評価の高いものとなっている。日中友好協会は00年からこの事業の受け入れを実施している。

◇カタールで1年ぶりに日中外相会談

 麻生太郎外相は5月23日夜、カタール・ドーハのホテルで中国の李肇星外相と会談した。日中外相会談は約1年ぶり。李外相は小泉純一郎首相の靖国神社参拝は中国人民の感情を傷つけるとして、参拝の中止を要求した。小泉首相の参拝中止の表明は考えにくく、9月の首相任期切れまで日中間の冷え込んだ状態は続きそうだ。
 ことし3月末に平山郁夫・(社)日中友好協会会長など日中友好7団体の会長と会見した胡錦涛・中国国家主席は「日中関係が困難な局面にあるのは、日本の少数の指導者の靖国参拝にあり、参拝しないと決断すれば日本の指導者と会談する用意がある」と述べたが、李外相も胡主席の発言に沿ったもの。中国は歴史認識での日本批判を首相の靖国参拝に絞り、李外相は各分野での日本との良好な関係を維持していく方針は明確にした。両外相は経済、文化、青少年などでの交流推進を確認し、東シナ海のガス田開発で協議を加速することでも一致した。

◇日中交流センター開設レセプション

 国際交流基金は4月、日中間の相互理解に役立てようと日中交流センターを設立。5月23日に東京・ホテルオークラ別館で開設記念レセプションを開いた。日中双方の政財界や関係団体から350人近くもの出席者が集まり、若い世代を取り込んだ新しい民間交流を目指そうという意気込みを感じさせた。
 小倉和夫理事長は「(センターを通じ)日中の国民が心と心を通じ合わせてほしい」とあいさつ。来賓の王毅・駐日中国大使は「国民感情回復の手助けになる」と、期待感を示した。出席者一同は扇千景・参院議長の音頭で乾杯し、センターの門出を祝った。
 レセプションに先立ち行われた記者会見では、橋本カツ子・所長代行らが事業内容を説明。高校生の長期招へいはことしの9月開始を目指して約30人規模で進めており、数校と受け入れを交渉中であること。日中交流の担い手ネットワークを作り、夏ごろをめどに日中の市民が意見を書き込める掲示板を開設すること。中国各省に1カ所の地方都市を目標に「ふれあいの場」を開設し、日本の情報を提供することなどを明らかにした。
 中長期招へいは日中両政府が進める青少年交流事業「日中21世紀交流事業」のひとつで短期招へいは(財)日中友好会館、(社)日中友好協会などが受け入れる。

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2006年6月5日号のニュース

◇交流事業で中国から高校生200人

  「日中21世紀交流事業」の一環で、1000人規模の日中の高校生が毎年互いの国を訪問する短期招へいがスタート。5月16日に中国から第一陣の高校生約200人が来日した。「日中21世紀」は関係改善に向け、日中両政府が進める青少年の交流事業。両国の若者が直接触れあい、相互理解を深めることが期待されている。
 今回、(社)日中友好会館の受け入れで来日したのは天津、黒竜江、四川、山東、浙江、江蘇の重点高校の学生200人。17日は外務省を表敬訪問し、同省主催の歓迎昼食会に出席した。麻生太郎外相は「皆さんの目で見て、ありのままの日本を肌で感じてください」と歓迎。高校生代表で四川省第7中学の王彦一さんは「日本の同世代と交流できて心から嬉しい」とあいさつした。
 翌日からはA・B2コースに分かれ、18日と22日にそれぞれ、東京、埼玉、千葉、茨城、三重、滋賀の21高校で授業や部活動に参加した。当日は生徒の自宅にホームステイし、日本人の家庭で親睦を深めた。受け入れ高校はいずれも英語に力を入れている進学校で、生徒たちはみな英語で交流した。
 一行は23日に大阪で合流、24日に帰国する。
「日中21世紀交流事業」は、日中友好会館、(社)日中友好協会などが短期招へい(約10日間)を、国際交流基金が100人から150人規模の中長期招へい(3週間〜1年間)を受け入れる。短期招へいは来年にかけてあと5回を予定し、日中友好協会が受け持つ200人は11月と1月に来日する。日本からも約1100人が中国を短期訪問する。

国際交流基金 日中交流センターを開設
 国際交流基金は日中間で若い世代を中心に、新しい時代の流れに沿った民間交流を促進しようと、4月1日付けで日中交流センターを開設した。
 同基金は日中両政府による高校生招へい事業「日中21世紀交流事業」で中国人高校生の中長期招へいを担当しており、来日した中国人高校生に同世代との交流や日本文化に触れる機会を提供する。
 そのほか、日中交流の担い手となる民間団体を募って助成し、ネットワーク化する事業を展開する。また、中国の地方都市を中心に日中の「ふれあいの場」を設置し、日本語が話せるスタッフやDVD、書籍などを通じ、日本の情報を提供していく。

◇葫蘆島の60周年記念行事までひと月

 中国人民対外友好協会、遼寧省人民政府、遼寧省人民対外友好協会が6月25日に同省葫蘆島で開く「葫蘆島日本人送還事業60周年記念行事」が一カ月後に迫った。現地での準備が進む一方、日本では(社)日中友好協会をはじめ各団体が訪中団を編成中。すでに大勢の参加者が集まっており、当日の熱気が予想される。
 各訪中団には日中友好協会が10数人、友好都市の宮崎市が約30人、長野県松本市の信州・葫蘆島友の会が約50人など、約150人の参加者が集まった(5月中旬現在)。今後の増加や他団体からの訪中と合わせ、当日は日本から200人前後の参加が見込まれる。協会からは村山富市・名誉顧問(元首相)、村岡久平理事長らの出席が決まった。
 午前中は平和フォーラムで送還事業の歴史的意義などを学ぶ。日中を代表して村山名誉顧問、陳昊蘇・中国人民対外友好協会会長らのあいさつの後、日中の6人が講演。講師には津村重光・宮崎市長、穂苅甲子男・信州葫蘆島友の会代表(松本日中友好協会顧問)、引き揚げ者代表の国弘祐子さん、葫蘆島市長らを予定している。引き揚げ当時の記録映画も上映される。
 午後の平和公園起工式典では「葫蘆島平和宣言」を読み上げの後、参加者がこれに署名。その他、記念植樹、公園予定地の視察を行う。後日、記念の記録文集も配られる。
 協会訪中団は23日から27日の日程で、成田空港発着。村山名誉顧問と同行する。記念行事への参加の他、葫蘆島市や瀋陽市の観光を予定している。

◇蕭錦哲団長ら広東省訪日団が協会来訪

 広東省人民対外友好協会の蕭錦哲副会長を団長とする広東省訪日団5人が5月18日、(社)日中友好協会を訪れ、同協会とNPO東京都日中友好協会の幹部らと懇談した。
 貫洞哲夫・東京都日中会長が「つき合いの長い広東省とは距離も近く、親近感を覚える」と歓迎。蕭団長は交通網の発達や日本企業の進出ぶりなどを紹介し、「経済の窓口である広東省ではいろいろな交流ができる」と友好関係の増進を促した。村岡久平・日中友好協会理事長が来秋の松竹歌舞伎公演で北京、上海のほか広州が開催地の候補に挙がっていると説明すると、蕭団長は「ぜひ直接下見に来てほしい」と熱心に呼びかけた。
 一行は友好交流の強化のため、2週間にわたって日本、アメリカ、カナダの順に訪問。14日に来日し、兵庫や和歌山を訪問後、東京を訪れた。

◇取手市が中国・桂林市と交流を再開

 茨城県取手市は先ごろ、中国・桂林市と友好都市交流を再開することで合意した。4月中旬に訪中した内藤榮助役が張秀隆市長に塚本光男市長の親書を手渡し、交流再開を提案。協議の結果、経済や文化、観光など多方面での交流再開を確認した。
 両市は1990年に友好都市交流を開始したが、財政事情などを理由に99年から取手市側から交流を中断。最近、交流再開を求める市民の気運が高まり、ことし1月に議員訪問団が桂林市を訪れるなどして再開への調整を進めてきた。
 取手市は今秋、交流再開の第一弾として塚本市長を団長とする市民訪中団を派遣。その後は中学生のホームステイなどを視野に、息の長い交流を目指す。

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2006年5月25日号のニュース

◇北海道と黒竜江省が提携20周年

 北海道と黒竜江省が友好提携を結んでことしで20年。これを受けて「北海道・黒竜江省友好提携20周年記念事業実行委員会」が発足。5月11日に第1回会議を開き、ことしの夏から秋にかけて行う記念事業について話し合った。同委は官と民で組織され、協働で友好交流を盛り上げていく。
 実行委員会には北海道庁や(社)北方圏センターをはじめ、大学や銀行、観光連盟など官民20以上もの団体が参加。北海道日中友好協会の古本英之理事長が発起人代表で、多方面に呼びかけた。
 7月には高橋はるみ北海道知事をはじめ公式訪問団が省都のハルビン市を訪れる予定で、実行委員会は11日、これに合わせて行う記念事業を中心に協議。将来の友好を担う若者の交流・育成を柱に、日中の参加者が集い親睦を深める「友好の夕べ」、自然、産業、観光、大学などの北海道紹介展、ハルビン市内の大学を会場にした日本語弁論大会の開催などを検討した。
 秋には黒竜江省訪問団の来道が予定されており、この時に7月開催の日本語弁論大会の優勝者がその内容を発表することなども話し合った。
 北海道と黒竜江省は1986年に友好提携。以来、農業や医療、教育など幅広い交流を続け、5年ごとに記念事業を行ってきた。同省では近年、日本語を勉強する学生が増えており、弁論大会の開催を求める声も多い。
 古本理事長は「黒竜江省は北海道と気候や産業などで共通点が多く、中国で道が唯一、友好提携を結んでいる省。一般の人たちにも広く働きかけ、友好交流を盛り上げていきたい」と話す。

◇11月に都道府県協会会長が北京へ

 (社)日中友好協会は今秋に中国に派遣する「全国都道府県日中友好協会会長代表団(仮称)」の編成を進めている。受け入れ先の中日友好協会と協議を進め、4月に開いた理事会で日程などをつめた。全国都道府協会の会長が揃って訪中するのは協会創立以来、初めてで、成果が期待されている。
 代表団は11月5日から8日まで、3泊4日の日程で北京を訪問。(1)中国国家指導者との会見(2)対外友好協会や中華全国青年連合会など社会団体代表との懇談(3)中国の有識者による、調和社会の建設と中国の平和外交についての講話(4)オリンピック施設の見学―などを予定している。
 会長代表団については、ことし1月の総会で実施を承認後、4月20日に村岡久平理事長が北京で中日友好協会の井頓泉常務副会長、許金平秘書長らと協議。今後の交流事業を話し合う中で検討した。井常務副会長は代表団の来訪に賛意を表し、一行が北京で予定している活動の準備を約束した。
 また、3月末に日中友好7団体の会長が胡錦涛国家主席と会見した際、平山郁夫会長は代表団の派遣を説明。胡主席は歓迎の意向を示している。
 協会創立56年の長い歴史の中で、全国の都道府県協会会長が揃って訪中するのはこれが初めて。都道府県同士の親睦を深めるだけでなく、友好交流を支える日中の責任者が活動への決意を新たにし、日中関係の新しい発展の契機になればと期待されている。
 代表団の編成は、近く開催するブロック会議などで協議していく。

◇06年日中友好都市一覧表を掲載

 2005年から06年にかけ「平成の市町村大合併」がピークを迎え、06年の日中友好都市提携にも大幅な変更が生じた。
 合併により誕生した新しい自治体の大部分が、旧自治体と提携していた友好都市を引き継いだため、友好都市の総数は減少していないものの、複数の友好都市を持つ都市が増えた。中には島根県のように、浜田市が3都市、松江市が4都市という特殊なケースもある。市町村合併に関する情報は、総務省のホームページを参考にした。
 なお、市町村合併関係以外で新たに増えた友好都市は、小浜市(福井県)―平湖市(浙江省)と橿原市(奈良県)―洛陽市(河南省)。
 4、5面に見開きで、日中友好都市一覧表を掲載した(5月10日現在314組)。

◇07年 世界華商大会が日本で初開催

 世界の華人企業家が集まる「世界華商大会」の事務局は、第9回大会を2007年9月に神戸と大阪で開くことを明らかにした。9月15日に神戸で開幕式を行い、17日に大阪で閉幕する。
 また、07年を「日本における中華年」とし、ことし11月から日本各地でイベントなどを開いて日中間の民間交流を推進する。
 同大会は2年ごとにアジア・太平洋各国で開催しているが、日本開催は今回が初めて。

◇小浜市と平湖市が友好都市提携結ぶ

 中国・浙江省平湖市の石雲良副市長が4月25日、福井県の小浜市役所を訪れ、村上利夫市長と友好都市提携を結んだ。石副市長は「両市の友好関係がいつまでも続くよう願っている」と述べた。両市は今後、食文化など幅広い交流を目指す。
 平湖市は上海市に隣接する人口50万人の都市。豊富な海産物などを背景に小浜市と共通の食文化を持つ。
 6月には村上市長が平湖市を訪問する予定で、10月には小浜市での食に関する祭りに平湖市関係者を招く。

◇村山富市名誉顧問が桐花大綬章受章

 政府は4月29日に春の叙勲受章者を公表。この中で村山富市・(社)日中友好協会名誉顧問が春の叙勲最高位の桐花大綬章を受章した。
 桐花大綬章は主に三権の長で功績のあった人に贈られる。村山名誉顧問は72年の総選挙で初当選。94年6月から96年1月まで自社さ連立政権の首相。

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2006年5月5日号のニュース

◇日本青年交流代表団の募集が始まる

 日中関係の担い手を育成しようと外務省が派遣する「日本青年交流代表団」の2006年度の実施要項が固まり、団員の募集を始めた。(社)日中友好協会が実施し、中華全国青年連合会(全青連)が受け入れを担当する。8回目のことしは北京で中日青年交流50周年記念行事に参加するなど、日中青年史に残る交流が期待される。
 募集人数は100人で、8泊9日の日程。9月2日に成田と関西空港から北京へ出発し、5日に湖北省・武漢へ。10日、上海浦東空港から帰国する。
 北京では4日、全青連が主催する中日青年交流50周年記念行事に参加する。これは日中青年交流が始まった1956年の第1次日本青年団協議会(日青協)代表団の派遣から、50年の節目を記念するもの。日本から日青協代表団なども参加し、日中双方で500人を超える交流が見込まれる。日中青年交流の長い歴史を振り返り、友好を確かめる絶好の機会になりそうだ。
 武漢では湖北省政府責任者を表敬訪問、青年や学生との座談会・交歓会、観光などを予定。1泊のホームステイも盛り込まれ、中国の一般家庭で交流を深める。
 参加資格は、日中間の人事交流や協力事業に積極的に関わっていく熱意があることが前提で、出発時の年齢が満20歳から40歳未満であること、7月29日と30日、1泊2日で東京・日本青年館で行う事前研修に参加できること。募集締め切りは6月30日。問合せは各都道府県日中友好協会事務局または日中友好協会・交流事業部へ。

◇第24回理事会開く 6月に次回総会

 (社)日中友好協会は4月25日、東京・学士会館で第24回通常理事会を開いた。委任状6通を含む19人が出席した。 村岡久平理事長は3月末の日中友好7団体会長一行の訪中と胡錦涛国家主席との会見について説明。友好関係のさらなる発展を確認したと述べ、全会一致で了承した。
 続いて、6月開催の通常総会での正会員の人数の確定と役員選考委員会の設置、また、総会に先立ちブロック会議を開催すること、その中でブロック推薦の理事を選出することなどを承認した。ブロック会議は5月に全6地区で開催する予定。
 当面の事業活動については、日本人引き揚げ60周年記念・葫蘆島訪問団(6月下旬)、日本青年交流代表団(9月上旬)、各都道府県協会会長訪中団(11月上旬)、全日本中国語スピーチコンテスト(11月下旬)など、1月の総会で決まった大型事業の詳細を確認した。
 第14回幹事会・第13回通常総会は6月16日に東京・如水会館で開く。総会で会長はじめ、役員が選出される。

◇四川省・江蘇省から協会へ来訪相次ぐ

四川省女性訪日団
 四川省女性訪日団(団長/陳芳・四川省婦女連合会副主席)4人が4月14日、(社)日中友好協会を訪れ、古島琴子理事(NPO東京都日中友好協会理事長)らと懇談した。
 古島理事は「初めて中国の農村を訪れたのは四川省の綿陽市」と思い出を語り、一行を歓迎した。陳副主席は会長を務める四川省家庭教育研究会の活動を紹介。「中国では親と学校がどのように連携して子供をしつけていくか、心の教育が問題になっている」と話し、日中の教育談義に花が咲いた。
 その後も協会組織での女性の活躍など話題は尽きず、一行は古島理事に記念の掛け軸を渡して再会を約束した。

江蘇省対友協
 江蘇省人民対外友好協会の一行が4月18日、同省で開催する「江蘇―日本民間友好交流ウィーク」(5月22日〜28日)への参加を関係団体に呼びかけるため来日した。愛知県日中友好協会などを訪問し、4月21日には黄家儉秘書長らが日中友好協会を訪れた。
 黄秘書長は省内全域で、観光、スポーツ、青少年交流などを大規模に展開することを強調し、南京中日友好会館開館10周年記念祝典、蘇州市の第3回全国スポレク大会、揚州市の鑑真国際マラソン大会などの主要行事について説明した。
 また、村山富市名誉顧問の訪問を強く希望し、高野倉和央事務局長に村山名誉顧問らへの招待状を手渡した。

◇三重県議会が政府へ意見書を提出

 三重県議会(田中覚議長)は3月の第1回定例会で「中国及び韓国をはじめとする東アジアとの政府間交流の促進を求める意見書」を全会一致で採択し、首相、外相、内閣官房長官、衆・参両院議長に提出した。県議の舟橋裕幸・三重県日中友好協会理事長が所属会派、他会派に働きかけ、各派の理解と協力を得て、採択が実現した。
 意見書は日中間で途絶えている首脳会談の早期実現や、東アジアの発展に向けた外交政策を強く求めるもの。現在の日中、日韓関係について地方議会が意見書や決議を採択するのはまれで、三重県日中の中井均事務局長は「この時期に、自民会派を含む全会一致で意見書が採択されたことは意義深い。各地の議会から声が上がる端緒となれば」と話す。
 意見書全文(2面に要旨掲載)は、三重県議会のHP(www.pref.mie.jp/GIKAIS/kengi/gikai.htm)で見ることができる。

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2006年4月25日号のニュース

◇中国オリンピック委員会一行が来日

 中国オリンピック委員会の于再清副委員長らが日本オリンピック委員会と(社)日本武術太極拳連盟の招きで来日し、4月11日、東京・千代田区の日本プレスセンターで(社)日中友好協会主催の記者懇談会に出席した。于副委員長は開幕が2年後に迫った北京オリンピックの準備状況を説明し、中国の取り組みが順調に進んでいることを印象づけた。
 一行は于副委員長、宋魯増副秘書長、魏代順副委員長秘書の3人。駐日中国大使館文化部の陳諍一等書記官が同席した。日本側は各メディアの運動部長らが出席し、村岡久平・日中友好協会理事長が進行を務めた。
 于副委員長はオリンピックパートナーとなる企業がすべて決定したことや、11カ所の新築施設が来年中に完成することなどを挙げ、開催準備が順調に進んでいると説明した。また、武術太極拳トーナメントの同時開催や聖火リレーのチョモランマ(エベレスト)初登頂を、国際オリンピック委員会と協議しながら進めていることを明らかにした。運営については、10万人規模のボランティアを見込んで留学生や華僑、外国人などからも登用するが、警備は中国が独力で行うと話した。
 さらに「中国は改革・開放政策以降、外国の資金と技術で発展してきた。世界の人々と友好的につき合っていくには開放、交流をもっと進めなければならない。その舞台がオリンピック」との私見を述べ、さらなる経済成長への意気込みを語った。
 2016年の夏季オリンピック開催地については「個人的には日本を応援している」と声援を送った。

◇交流ミッションでことしの開幕式

 北京オリンピックを前に、日本と北京の市民がスポーツや文化を通じて相互理解を深めようという北京「スポーツ・文化」市民交流ミッション(読売新聞社ほか主催)が昨夏から進んでおり、ことしのキックオフミーティングが4月1日、北京の長富宮飯店で開かれた。全日空やJTB、電通の関係者、北京市の体育局や観光局の責任者ら日中の約60人が出席。「日中卓球交流50周年記念行事」で北京訪問中の卓球OG・OBも加わった。
 主催者を代表して中村仁・読売新聞社常務取締役と北京市人民体外友好協会の韓秀峰・常務副会長があいさつ。(社)日中友好協会の平山郁夫会長、駐北京日本大使館の井出敬二公使らが祝辞を述べた。平山会長は「日中の大勢の市民がミッションに参加して北京オリンピックを盛り上げてほしい。協会も協力したい」と話した。

◇梁平波・浙江省対友協会長らが来訪

 梁平波会長(中国人民政治協商会議浙江省委員会副主席)を団長とする浙江省人民対外友好協会の訪問団6人が4月6日から13日まで来日した。
 一行は9日、(社)日中友好協会が東京・赤坂の上海大飯店で開いた歓迎夕食会に出席。井出正一・協会副会長らと再会した梁会長は「古い友人と会えて嬉しい」と述べ、親しく語り合った。
 翌10日は平山郁夫会長が学長を務めていた東京芸術大学を訪問。同大と友好交流関係にある中国美術学院の学長の親書を手渡した。また、自身も画家である梁会長の希望で手塚雄二・美術学部絵画科日本画教授ら同大の日本画家と懇談。梁会長は日本画の修養法を尋ねたり、学生の作品を見て回るなど、日本の美術教育に強い関心を寄せていた。
 一行は浙江省と友好都市の福井、栃木、静岡の3県と交流を深めるために来日。その他、東京と大阪を訪問し、13日に関西空港から帰国した。

◇駐札幌中国総領事館開館25周年祝う

 駐札幌中国総領事館の開館25周年記念式典が3月27日、札幌市内のグランドホテルで開かれた。道内の日中関係者約60人が出席し、北海道と中国の橋渡しをしてきた同総領事館の歴史を振り返った。北海道日中友好協会から白石貢会長はじめ役員らが出席した。
 お祝いに駆けつけた王毅・駐日中国大使は「北海道と中国の交流は飛躍的に拡大した。今後も農業や観光で絆を深めたい」とあいさつし、北海道日中など道内の関係7団体に感謝状を手渡した。
 札幌総領事館は1980年9月、国内では大阪に次ぎ二カ所目の中国総領事館として開館。現職の斉江総領事は10代目。

◇宮本大使が北京へ 新旧大使歓送迎会

 宮本雄二・新中国大使が4月10日、北京に赴任した。5年余、中国大使を務めた阿南惟茂・前大使の後任。6日午後、東京のホテルニューオータニで(社)日中友好協会など友好7団体主催の新旧大使歓送迎会が開かれ、約500人が参加した。
 主催団体を代表して野田毅・日中協会会長ら、中国側からは王毅・駐日中国大使が阿南大使の労をねぎらった。また宮本大使は「あらためて任務の重さを感じている」と決意を表明した。
 橋本龍太郎・国貿促会長、高村正彦・日中議連会長らも出席、協会から村山富市・名誉顧問、佐藤嘉恭・副会長が出席、村山名誉顧問が、新旧大使の健闘に乾杯した。

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2006年4月15日号のニュース

◇7団体会長が北京で胡主席と会見

 (社)日中友好協会の平山郁夫会長をはじめ日中友好7団体会長らの代表団が3月30日から4月1日まで北京を訪問した。31日には人民大会堂で胡錦涛・中国国家主席と会見。胡主席は日本の指導者の靖国神社参拝を批判する一方で、日中関係の改善へ強い意欲を示した。
 胡主席は会見の冒頭で7団体のこれまでの活動を高く評価し、今回の訪問について「中日関係の改善と発展に積極的な役割を果たすと確信している」との期待感を表した。
 その上で、日中関係が困難な局面に陥った主な原因は「日本の少数の指導者」の靖国神社参拝にあるとし、「A級戦犯を合祀する靖国神社をこれ以上参拝しないと決断すれば、日本の指導者と会談や対話をする用意がある」と初めて首脳会談再開の具体的条件を明らかにした。これに対し、橋本龍太郎元首相・日本国際貿易促進協会会長は「日本へのメッセージとして素直に受け止めたい」と応えた。
 また、胡主席は日中関係を「世界の重要な二国間関係のひとつ」と位置づけ、重視する姿勢を強調。「幅広い分野の交流・協力を積極的に推進し、両国民の友好感情を深めていく」との対日方針を示した。
 会見に先立ち、一行は中日友協や共青団など中国の社会団体との「日中民間団体会長会議」に出席。同日の夕食会では唐家セン(王ヘンに旋)国務委員とも会見した。
 平山会長は今回の訪中に対し、「7団体の会長が同時に訪中したことは初めてで、日中友好団体の歴史に新しい方向を切り開いた。首脳会談も開かれないような政治情勢を良い方向へもっていき、次世代の交流につなげていく、たいへん大きな意義があったと思う」と述べた。
 代表団には協会から平山会長のほか、村岡久平理事長、高野倉和央事務局長が同行した。

◇第6次日本高校生交流代表団が帰国

 3月28日から北京と上海を訪れていた「第6次日本高校生交流代表団」が4月3日、6泊7日の日程を終えて帰国した。一行は団長の海江田順三郎・鹿児島県日中友好協会会長と九州、四国、中国、沖縄の高校生にスタッフを加えた55人。福岡空港に到着した高校生はみな元気一杯で、それぞれが訪中の成果を持ち帰った。
 一行は30日に北京第13中学、31日に上海工商外語学校と現地の高校を訪問。バスケットボールや卓球で一緒に汗を流したり、中国舞踊や太極拳、書道、中国語の授業に参加したりと、同世代の若者と楽しいひと時を過ごした。上海の家庭で一泊のホームステイも体験した。
 そのほか、日本のODAで指導している北京の農業技術研究所を見学するなど、見聞を広めた。

◇孔鉉佑・公使参事官が協会に来訪

 3月11日に着任した駐日本中国大使館の孔鉉佑公使参事官が3月29日、あいさつのため、(社)日中友好協会を訪れ、村岡久平理事長らと懇談した。
 問題の多い日中関係について、孔公使参事官は「われわれだけが表に出てもどうにもならないが、楽観的な面もあるので、民間交流を中心に支援していきたい」と話した。
 これに対して村岡理事長は「来年は国交正常化35周年で、歌舞伎の訪中公演や、日中友好都市小学生卓球交流大会を北京で開く準備を進めている。またことしの秋に協会としては初めての試みで、都道府県日中友好協会会長代表団を編成し中国を訪問する計画がある。積極的に民間交流を進めたい」と述べた。

◇小浜市と浙江省平湖市が友好都市へ

 福井県小浜市の村上利夫市長は先ごろ、4月下旬に中国・浙江省平湖市と友好交流の協議書を交わすことを明らかにした。
 小浜市に立地する日本電産グループが平湖市経済開発区に進出したことがきっかけで、おととし、村上市長や小浜市議が視察などに訪れ、平湖市側から友好交流の話を持ちかけられた。小浜市は若狭湾の海産物を朝廷に献上していたことから「食のまちづくり」を進めており、皇帝への献上品を納めていた平湖市の食文化と共通することからも今回の話がまとまった。4月下旬にも平湖市の石雲良副市長が小浜市を訪れ、協議書を交換する予定。
 小浜市は昨年、陜西省西安市とも交流の協議書を交わしている。

◇宮本新中国大使と平山会長が懇談

 阿南惟茂氏の後任として4月10日に北京に赴任する宮本雄二・中国大使が3月27日、東京・上野の東京国立博物館を訪れ、平山郁夫(社)日中友好協会会長(同博物館特任館長)に就任のあいさつを兼ねて懇談をした。
 日中間の問題では、宮本大使が、「日本人の中国離れは中国にも大きな影響を持つ」と、中国も関係悪化を懸念していると説明。平山会長は小泉純一郎首相の靖国神社参拝を批判した。
 日中関係の改善では若者のために、ODA(政府開発援助)を文化に振り向け、日本のテレビ番組をもっと中国で見てもらうなど、相互理解を深める努力が必要なことで意見が一致した。
 4月6日には日中友好協会など日中友好7団体が宮本・阿南新旧駐中国大使歓送迎会をホテル・ニューオータニで開き、約500人が参加した。

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2006年4月5日号のニュース

◇日本青年議員訪中団が李外相らと会見

 小渕優子衆院議員を団長とする日本青年議員訪中団10人が青年交流推進のため、3月19日から21日まで北京を訪問した。
 一行は20日に劉敬民・北京副市長兼第29回オリンピック組織委員会執行副主席、曹衛洲・全国人民代表大会常務委員会副秘書長を表敬訪問。井頓泉・中日友好協会常務副会長と昼食会の後、李肇星外相、馬文普・党中央対外連絡部副部長、周強・共青団第一書記と会見した。団員らは先々で青年交流の拡大を呼びかけ、青年議員や青年指導者同士の交流を緊密にしていくことを話し合った。
 (社)日中友好協会から朽木光晴事務局次長が同行した。

◇7団体会長が国家指導者と会見へ

 一行は北京入りする30日の夜、宋健・中日友好協会会長主催の歓迎会に出席。翌日は午前中に中国人民対外友好協会、中日友好協会、中華全国総工会、中華全国青年連合会、中華全国婦女連合会、中国国際貿易促進委員会などの中国社会団体と人民大会堂で座談会を行い、午後から国家指導者及び唐家セン(王へんに旋)国務委員との会見が予定されている。
 中国側は先ごろ、一行が国家指導者との会見の際、対日政策の新たな方針を談話で発表することを明らかにした。その内容は日中関係の将来に大きく影響するだけに、今回の訪中は国の内外から注目を集めている。
〈各団体の主な参加予定者〉
【日中友好協会】平山郁夫会長、村岡久平理事長、高野倉和央事務局長
【日本国際貿易促進協会】橋本龍太郎会長、中田慶雄理事長、笠井雄専務理事
【日中文化交流協会】辻井喬会長、横川健常務理事
【日中友好議員連盟】高村正彦会長、岡田克也副会長、太田昭宏副会長、甘利明幹事長
【日中経済協会】千速晃会長、緒方謙二郎理事長、高島竜祐北京事務所所長
【日中協会】野田毅会長、白西紳一郎理事長、海江田万里理事
【日中友好会館】林義郎会長、村上立躬理事長、吉川順一常務理事
(設立順)

王毅大使が夕食会
 7団体会長の訪中を前に3月27日、王毅・駐日中国大使が公邸で夕食会を開いた。平山郁夫・(社)日中友好協会会長をはじめ7団体の会長が出席した。
 王大使は会長らの訪中での日中関係改善へ強い期待感を表した。

◇第6次日本高校生交流代表団が出発

 (社)日中友好協会が派遣する第6次日本高校生交流代表団が3月28日、福岡空港から予定通り中国へ出発した。一行は海江田順三郎・鹿児島県日中友好協会会長を団長とする高校生49人とスタッフ5人の総勢55人。
 出発前日の27日には福岡市内の三井アーバンホテルで研修会が行われた。海江田団長は「健康に気をつけて有意義な時間を過ごそう」と力強く呼びかけ、若い団員の士気を高めた。
 朽木光晴秘書長(日中友好協会事務局次長)から日程の詳細説明や現地での注意を受けた後、4班に分かれた団員は各々の役割分担を確認。また現地で披露する出し物の予行演習に取り組むなど、訪中直前に準備万端整えた様子だった。
 一行は北京で中国教育省、日本大使館、ODA施設などを訪問、天安門広場や万里の長城を見学する。31日から上海に移動し、全員がホームステイを体験して4月3日に帰国する。団員が特に楽しみにしているのが地元の高校生との触れ合い。北京、上海とも高校を訪れて授業やスポーツに参加する。
 高校生交流団の派遣は日中両政府の青少年交流計画に基づき、1999年から始まり、毎年、高校の春休みに合わせて実施されている。今回の代表団は九州、四国、中国、沖縄の高校生で編成され、この地域からの派遣は初めて。

◇協会派遣の公費留学で内定者が決定

 (社)日中友好協会が派遣する公費留学生の最終選考で、第一次選考を通過した39人(辞退など3人を除く)の応募者が3月12日、面接試験に臨んだ。
 選考の結果、協会推薦枠20人の内定者と8人の補欠が決まった。中国教育省へ内定者名簿が送られ、同省の最終決定を経た7月末から8月初めに合格が確定する。合格者はことしの9月から約1年間、学費と寮費を免除され中国各地の大学で学ぶ。
 内定者と補欠を合わせた男女の内訳は男12人と女16人。

◇岡山市と洛陽市の交流3年ぶり復活

 岡山市は1981年に友好提携を結んだ中国・洛陽市から交流を凍結されていた問題で、これを解除する連絡が3月20日に同市からあったと発表した。 洛陽市は岡山市が2003年に台湾・新竹市と結んだ友好交流協定書に「中華民国」の記載があったことに抗議し、交流を凍結。岡山市幹部が洛陽市を訪問するなどして交流再開を呼びかけていた。昨年10月の高谷茂男市長の就任をきっかけに関係修復に弾みがつき、3年ぶりの凍結解除となった。岡山市は今後、4月14日からの市民訪中団派遣を皮切りに、「一つの中国」の原則に基づいた交流を続けていく。
 岡山市日中友好協会は行政同士の交流が途絶える中、研修生の相互派遣や緑化事業など民間レベルでの交流を継続。洛陽市で1月に開かれた交流再開の事前協議にも岡山市職員らと出席した。片岡和男会長は「官民一体で友好交流を盛り上げていきたい」と話す。

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2006年3月25日号のニュース

◇国際婦人デー 中国大使館で懇親会

 国際婦人デーの3月8日、駐日中国大使館主催の記念懇親会が同大使館大ホールで開かれた。(社)日中友好協会など友好団体の役職員、猪口邦子・少子化・男女共同参画担当大臣ら各界から関係者約400人が出席した。
 開幕に先立ち、王毅大使が「大使館の要所は女性たちがおさえている」と話すと会場から拍手が起こった。また猪口大臣は「東アジアの女性が話し合う場ができるといい」と述べた。
 出席者は大使館友好交流部の孫美嬌参事官の音頭で乾杯。雅楽師の東儀秀樹と上海の若手音楽家6人が結成したユニット「TOGI+BAO」の生演奏を聞きながら、中華料理を楽しんだ。

◇来夏に日中友好都市卓球交流大会

 日中国交正常化35周年を記念する「日中友好都市小学生卓球交流大会」が、来年8月1日から6日まで北京で開かれることが決まった。主催は(社)日中友好協会、(社)日本卓球協会、中日友好協会、中国卓球協会、北京市人民対外友好協会で、日中双方から150組の友好都市参加を目指し準備を進めていく。
「日中友好都市卓球交流大会」は1992年の日中国交正常化20周年以後、5年ごとに実施している。青年(20周年)、高校生(25周年)、中学生(30周年)と、日中の若者が卓球の交流試合を通じ友情をはぐくんできた。4回目の来年は小学校5、6年生が主役で、より若い世代の交流に日中友好の未来を託す。
 競技は各都市から男女2人が出場して友好交流都市のペアと組み、計4人の選手が1チームとなって試合に臨む。参加者は8月1日に北京に集合。翌日から4日まで8ブロックに分かれて対戦し、男子、女子シングルス各2試合、混合ダブルス1試合の計5試合からなる団体戦で勝敗を競う。表彰式は5日の夜、人民大会堂で開く予定。
 日中友好協会は会場など詳細が決定する来年5月以降、各協会や自治体に働きかけて全国から参加者を募る。目標の150チームが参加した場合、選手、監督、役員を合わせ日中で約2000人規模の大交流が見込まれる。

◇日中観光交流年オープニングイベント

 ことしの日中観光交流年を記念し、3月10日に都内の赤坂プリンスホテルで講演会と交流会が開かれた。張希欽・中国国家観光局副局長を団長に80人が来日したのをはじめ、日中の旅行業関係者ら250人余が参加した。
 同局の劉克智・観光促進及び国際連絡司長は「日中関係を発展させるには青少年交流が特に重要だ」と講演。また北側一雄・国交相は交流会で「政治的問題がある今こそ交流を拡大していきたい」とあいさつした。

◇全人代 温首相が日中改善に3提案

 中国の国会にあたる全人代は温家宝首相の農村対策に重点を置いた「第11次5カ年計画」などを採択、10日間の日程を終えて、3月14日閉幕した。
 農村対策では「社会主義新農村」の建設ををうたい、農民の収入向上をはかり、合わせて農民の所得増によって内需を拡大することも目指している。
 新しい5カ年計画では5年間の国内総生産(GDP)の年平均成長率を7・5%とし、2010年の国民一人当たりのGDPを2000年の2倍とすることにしている。
 閉幕後、温首相は記者会見し、小泉純一郎首相の靖国神社参拝をあらためて批判した。その上で日中関係改善のために(1)政府間の対話の継続(2)民間交流の加速(3)貿易の促進−の3点を提案した。

◇『書の至宝』展が上海博物館で公開

 上海博物館で3月13日から「中日書法珍品」展が開かれている。上海博物館、東京国立博物館などが主催。2月まで東京国立博物館で開かれていた『書の至宝 日本と中国』の展示作品から、日中の書103件(国宝17件、重要文化財10件を含む)を公開。中でも王羲之の「喪乱帖」は唐の時代に日本に渡った名筆が1300年ぶりに帰国したとあって話題を集めている。4月23日まで。
 開幕に先立ち、12日にセレモニーが開かれた。東京国立博物館から野崎宏館長、特任館長の平山郁夫・(社)日中友好協会会長、中国側から陳燮君・上海博物館館長、楊雄・上海市副市長、張柏・中国国家文物局副局長らが出席した。

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2006年3月15日号のニュース

◇全人代が開幕 農民の生活向上を重視

 中国の第10期全国人民代表大会第4回会議が3月5日、北京の人民大会堂で開幕した。温家宝首相が冒頭の政府活動報告を行い、その中で2006年から10年までの第11次5カ年計画を提案した。
 計画の骨子は都市と農村の所得格差縮小のための「社会主義新農村」建設構想。農村の生活向上に力を入れ、都市との貧富の解消を目指し、農村の経済力の向上で内需の拡大を図ろうとしている。
 しかし貧富の格差だけでなく、持続的な発展を可能にするため、投資を抑え、昨年までの5カ年計画では9.5%の国内総生産(GDP)を新しい計画では7.5%に抑えることも目標にしている。
 活動報告ではまた、エネルギー消費の削減、消費者物価の上昇率は3%以内、国際収支の均衡などを強調した。
 胡錦涛・温家宝体制は5年の任期の折り返し点にさしかかった。同体制確立のため、農村の問題は避けて通れず、ことしの全人代は解決を目指す重要な会議になる。会期は14日までの10日間。
 中国政府や国務院への政策提言機関である全国人民政治協商会議(政協)も全人代に先立ち3日に開幕した。

◇協会が葫蘆島記念行事に訪中団を組織

 中国人民対外友好協会、遼寧省人民政府、遼寧省人民対外友好協会が6月25日に同省葫蘆島市で行う「葫蘆島日本人送還事業60周年記念行事」の日程が固まった。協賛の(社)日中友好協会をはじめ日本からも多くの参加者が見込まれ、日中国民が戦争の悲劇を共有した葫蘆島で平和を願い、大規模な交流が期待される。
 記念行事は6月25日に葫蘆島市国際酒店で開催する。午前の「日中関係の展望フォーラム」では日中の代表があいさつの後、両国の関係者6人が講演。記録映画を上映するなどして、終戦直後の日本人の引き揚げがいかに悲惨な情況下で行われたか、送還事業の歴史的意義などを学ぶ。
「フォーラム平和宣言」を発表して閉幕の後、午後は記念行事の一環として新設する「和平公園」と園内資料館の鍬入れ式、記念植樹、公園予定地の視察を行う。夜は中国側が主催する交歓会で親睦を深める。
 記念行事に参加するには前日の夜までに現地入りし、25日は終日葫蘆島市に滞在、翌日から参加団体のスケジュールで行動する。行事参加費は8000円(25日の夕食含む)で、食費、宿泊費、交通費は各自が負担する。
 長野県松本市の「信州・葫蘆島友の会」、友好都市の宮崎市など各地で訪中の準備が進むほか、日中友好協会でも訪中団を組織中。23日に出発し、北京、葫蘆島、瀋陽を回って27日に帰国する。発着空港は成田。問合せは協会交流部まで。
 中国政府は1946年から中国東北部(旧満州)の在留者を中心に日本人送還事業を実施。記念行事はことしが事業開始から60年の節目にあたることから、両国が共有した戦争の悲劇を振り返り、改めて平和を誓おうという主旨で中国側が提案した。

◇江蘇省が5月に民間交流イベント開催

 江蘇省人民対外友好協会は南京中日友好会館が10周年を迎えたことに合わせ、日中の友好と相互理解をさらに深めようと、5月22日から28日まで「江蘇−日本民間友好交流ウィーク」を開催する。南京を中心に蘇州、揚州、南通、徐州の省内各地で文化、スポーツ、観光、科学技術など様々な分野の交流イベントを大規模に展開する予定で、日本からの参加を積極的に呼びかけている。
 南京では22日の開幕式を皮切りに、日中韓国際環境保全シンポジウム、南京中日友好会館10周年祝典など主要行事を開催。各地で23日から青年フォーラム・第2回天目湖観光祭(常州)、第3回全国スポレク大会(蘇州)、少年書画・バレーボール大会(徐州)、小学校見学・経済交流会(南通)、鑑真国際マラソン大会・閉幕式(揚州)などを行う。
 また、夏には陝西省が日中友好シルクロードの旅、山東省が第2回日中韓青少年キャンプを計画しているなど、中国は日本との民間交流にこれまで以上に強い意欲を示しており、江蘇省でもウィークの期間中、賑やかな交流が期待される。

◇外務省が中国大使に宮本雄二氏を発令

 外務省は3月3日付で阿南惟茂・中国大使の後任に宮本雄二氏を発令した。
 宮本氏は阿南氏と同じく中国問題に精通したいわゆる「チャイナ・スクール」のひとりで、中国課長や中国公使を歴任。対中折衝の豊富な経験を生かし、悪化した日中関係の建て直しを図る。69年外務省入省、90年アジア局中国課長、97年駐中国日本大使館公使、99年特命全権公使、2002年ミャンマー大使。59歳。
 前任の阿南氏は01年1月に就任し、約5年にわたり中国政府との交渉の窓口を務めた。

◇7団体理事長が程公使の送別会を開く

 駐日中国大使館の程永華公使が3月3日付で離任することになり、日中友好7団体の理事長が同日に都内で送別会を開いた。(社)日中友好協会からは村岡久平理事長と朽木光晴事務局次長が出席し、程公使の新しい門出を祝った。
 程公使は「日本滞在は留学期間も含めると通算21年で、郷里の長春にいた18年より長い」と別れを惜しみ、こう着状態の日中関係には「心残りはあるが両国の友好を信じている」と述べた。

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2006年3月5日号のニュース


◇日本高校生交流代表団が事前研修会

 日中の「若者たちの友情計画」と呼ばれる善隣友好の絆をより強くする「第6次日本高校生交流代表団」の事前研修会が、2月11日から12日にかけて福岡市のホテルで行われた。代表団は3月28日に福岡空港を出発、4月3日に帰国する。
 研修会には高校生49人に海江田順三郎団長(鹿児島県日中会長)、(社)日中友好協会職員ら事務局側5人など55人が参加した。高校生は旅行の注意や中国の概要を聞き、訪中の心の準備をした。
 今回の代表団は九州、中国地方を中心とした男女高校生。4班に分かれて、話し合いで役割分担を決めたが、高校生たちは1泊の研修ですっかり打ち解けた様子だった。
 高校生交流団の交流は1999年から始まり、日中双方が代表団を派遣、日本からは、ことしで6回目。

◇日中卓球交流記念行事の詳細決める

 2月12日に来日して以来、東京、大阪の関係機関を訪問していた井頓泉常務副会長ら中日友好協会の代表団が21日に帰国した。一行は13日に村岡久平・(社)日中友好協会理事長、木村興治・(社)日本卓球協会専務理事らと会談し、3月末から北京で行う「日中卓球交流50周年記念行事」の詳細を決めた。
 日中卓球交流50周年記念行事はことしが新中国成立後、日中初のスポーツ交流である「第23回世界卓球選手権大会(1956年東京)」の開催から50年にあたることから、日中友好協会、日本卓球協会、中日友好協会、中国卓球協会が共同で開く。3月31日から4月4日まで北京を会場に、日中の往年のトップ選手が交歓試合で旧交を温める。
 13日の協議では、団長を木村興治専務理事としたのをはじめ、角田啓輔さんや江口冨士枝さん(日本卓球協会名誉副会長)ら第23回大会の選手を中心に出場するOG・OB20人余が決定。小学生のトップ選手約10人の参加も決まり、中国側の約30人を合わせ、日中の老若60人以上が集まっての大型大会となる。
 また、高校生プロとして活躍中の福原愛選手が湯媛媛コーチと広東省チームから1日に北京入りし、3日まで参加することも決まっており、卓球ファンだけでなく広く話題を集めそうだ。
 中国政府はメディアを通じてこの民間交流を大きく取り上げる方針で、試合の様子はCCTV(中国中央テレビ)が放映する。

◇全人代が開幕へ 新5カ年計画審議

 中国の国会に相当する全国人民代表大会(全人代)が3月5日、北京で開幕する。開幕直後に温家宝首相が提案を含めた活動報告を行う。ことしの全人代は「第11次5カ年長期計画(2006年―10年)」が大きな議題で、都市と農村の所得格差を是正する「社会主義新農村」の建設が焦点になりそうだ。
 5カ年計画は延期や中断はあったが建国間もない1953年来続いているもので、特に78年の「改革・開放」以来、経済発展をリードしてきた。昨年までの第10次計画では、年平均9%台の経済成長の成果は上げた。しかし成長を支えたのは設備投資や不動産投資で、環境汚染など新たな問題も生んでいる。
 さらに深刻なのは都市と農村の所得格差の拡大だ。都市と農村の平均収入の格差は、96年に2・5倍だったものが、経済成長が続く中で格差はさらに広がり昨年は約3・2倍になった。
「三農」といわれる「農業、農村、農民」の疲弊は進み、農民の暴動にも結びついている。昨年の全人代では、温首相は広く社会の格差をなくすための「調和のとれた社会」を意味する「和諧社会」の実現を呼びかけたが、ことしは重点を農村におき、「社会主義新農村の建設」を訴える。すでに1月からは農業税を廃止し、農村への教育予算を配慮し、胡錦涛国家主席が農村視察に力をいれるなど、中央は意欲的だ。全人代でどのような論議が展開されるか注目される。
 一方、これまで「5カ年計画」と呼ばれていた経済計画が「5カ年長期計画」と改められる。新華社通信は「政府指導から市場を基礎とする方向への転換」と解説している。中国は「社会主義市場経済体制」を目指しており、指導性の強い「5カ年計画」が姿を消すのは、市場経済が確立しつつあることを意味しているようだ。

◇中華全国青年連合会の代表団が来日

 ことしは日中青年交流が始まった1956年の第1次日本青年協議会(日青協)訪中代表団の派遣から50年。これに合わせて中華全国青年連合会(全青連)と中日青年交流センターの代表団それぞれ15人が2月20日に来日し、21日に日本青年館で「日中青年交流50周年記念祝賀会」が開かれた。
 楊振亜・元全青連副秘書長や村岡久平・(社)日中友好協会理事長、小渕優子・自民党青年局次長(衆議院議員)ら青年交流に携わってきた日中の新旧120人が出席し、50年の歴史を振り返りながら親睦を深めた。団長の張暁蘭・全青連副主席は「力を合わせ青年交流を拡大していこう」と力強くあいさつした。
 これに先立ち行われた全青連と日青協合同の「記念フォーラム」では日中青年ら約80人が集まり、交流の拡大へ活発な意見を交換し合った。

◇連載「フォーカス」執筆陣に井出さん

 「フォーカス」執筆陣に井出正一(いでしょういち)さんが加わった。井出さんは1939年長野県臼田町生まれ。63年慶応大学経済学部卒業。86〜96年衆議院議員。厚相、新党さきがけ代表などを歴任。(社)日中友好協会副会長、長野県日中友好協会長、臼田日中友好協会長。

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2006年2月25日号のニュース


◇井常務副会長ら中日友協から代表団

 井頓泉常務副会長ら中日友好協会の代表団が2月12日に来日した。(社)日中友好協会など民間の交流団体代表と会い関係の強化を進めている。また多数の国会議員と精力的に会見し、日中関係の重要性を訴える。一行は18日まで東京に滞在し、大阪へ移動して21日に帰国する予定。
 代表団は井常務副会長をはじめ、許金平秘書長、袁敏道副秘書長、程海波政治交流部副部長ら4人。井氏は昨年11月に就任したばかりで、今回は関係団体へのあいさつも兼ねた、着任後、初めての来日となった。
 一行は13日には赤坂のホテルニューオータニで村岡久平・日中友好協会理事長や木村興治・(財)日本卓球協会専務理事らと会談。日中友好協会、日本卓球協会、中日友好協会、中国卓球協会が3月末に北京で行う、日中スポーツ交流50年を記念した卓球交流大会の詳細を話し合った。
 15日には日中友好協会を訪れて打ち合わせを重ね、さらに06年度の両協会の事業計画などを確認。夜は平山郁夫会長が夕食会を開き井氏の新任を祝った。 またこれに先立ち、14日には日中友好7団体の会長が歓迎夕食会を開いた。3月30日から7団体の代表が訪中して中国の国家指導者と会見する準備が進んでいるが、井氏は日中関係改善の打開策になると賛意を示した。
 井氏は北京市生まれの41歳。1993年から約3年、駐日中国大使館の友好交流部に在籍。99年中日友協の政治部交流部長、03年10月から中国対外友好協会弁公庁主任など豊富な経験を買われ、若くして日中交流実務のトップに就任した。前任の陳永昌現副会長は10年以上在職し、常務副会長の交代はひさしぶり。

◇日中友好7団体会長が3月末訪中へ

 日中友好7団体の会長が中日友好協会の招きに応じ、3月30日から4月1日まで北京を訪問することがこのほど正式に決まった。一行は中国の指導者と会見し、日中関係の進め方について協議する。
 訪中する7団体と会長は、(社)日中友好協会・平山郁夫会長(東京国立博物館特任館長)、日本国際貿易促進協会・橋本龍太郎会長(元首相)、日中文化交流協会・辻井喬会長(作家)、日中友好議員連盟・高村正彦会長(元外相)、(財)日中経済協会・千速晃会長(新日鉄会長)、(社)日中協会・野田毅会長(元自治相)、(財)日中友好会館・林義郎会長(元蔵相)で、各団体の理事長らも同行する。
 7団体の会長が歩調を合わせて訪中するのは今回が初めて。経済や文化など各分野で交流を展開する民間団体トップの訪問に、日中の冷え切った政治関係を修復するきっかけになると期待が寄せられている。

◇中国 大使館と大阪総領事館で人事

駐日中国大使館の程永華公使が帰国
 駐日中国大使館の程永華公使が3月上旬に帰国することになった。後任は孔鉉佑・中国外務省アジア局副局長。
 程氏は退任あいさつのため2月7日に(社)日中友好協会を訪れ、村岡久平理事長らと懇談。これまでの協会の協力に謝意を表すとともに、「今後も日中両国の友好に努めていきたい」と述べた。
 国交正常化直後に日本に留学した程氏は、滞在期間がのべ20年という日本通。ケ小平氏や江沢民氏ら国家指導者の来日には随員として立ち会った。駐日中国大使館勤務は今回で4度目だった。
邱駐大阪総領事が離任し新任に羅田広氏
 駐大阪総領事館の邱国洪総領事送別会が1月20日にホテルニューオータニ大阪で開かれ、離任にあたり邱氏は「日中間で政治関係は冷えきっているが、大阪はじめ関西の人たちの温かさに帰りがたく思う」と日本との別れを惜しんだ。
 後任には中国外務省領事局長だった羅田広氏が2月3日に着任。羅氏は長崎など各地の総領事館に勤めた経験がある。95年から96年まで駐大阪総領事館の副総領事、続いて98年まで駐札幌総領事。

◇中国への公費留学に59人が応募

 (社)日中友好協会が派遣する2006年公費留学生の募集が2月10日に締め切られた。20人の募集人数に対して59人が応募した。
 小論文と書類による一次選考を通過した応募者は3月12日に協会で最終選考の面接を受け、17日ごろに推薦が内定する。留学生は学費と寮費を免除され、ことしの9月から約1年間、中国各地の大学で学ぶ。
 出願者は男性22人、女性37人で女性が男性を上回る。高校生から社会人まで幅広い応募があり、海外からの志願者も3人いた。平均年齢は23・3歳。志望校では北京大学、中国人民大学、北京語言大学、北京外国語大学に人気。

◇第10期中国全人代が来月5日開幕

 新華社通信によると第10期全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の第4回会議が3月5日から北京で開幕する。会期は10日間程度とみられる。2003年に胡錦涛国家主席・温家宝首相の体制が発足して以来4度目の全人代。
 急速な経済発展で生じた貧富の格差の目立つ社会を是正するため、調和のとれた成長を目指す第11次5カ年計画の採択を目指す。

◇香港国際映画祭が「蟻の兵隊」上映

 昨年完成した池谷薫監督の「蟻の兵隊」(蓮ユニバース製作)が今春に行われる「第30回香港国際映画祭」の出品作に選ばれた。ドキュメンタリーのコンペ部門で上映される。映画祭は4月4日から19日まで。
 本作は第2次世界大戦終結後に起きた「日本軍山西残留事件」の真相を、事件の生存者・奥村和一さんの目を通して描いた。国内では全国公開予定。

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2006年2月15日号のニュース


◇第12回総会で事業計画と予算決定

 (社)日中友好協会は1月26日、東京・一ツ橋の如水会館で第23回通常理事会、第13回幹事会、第12回通常総会を開いた。総会では2006年度の事業活動計画案と収支予算案を満場一致で承認したのをはじめ、全国から集まった出席者が活発な意見を交換し、民間交流の強化へ向けた有意義な大会となった。
 幹事会・総会は委任状分40人を含む111人が出席して開会。鈴木重郎副会長(静岡県日中友好協会会長)が議長をつとめた。
 はじめに、佐藤嘉恭会長代理が「全国の協会で共に努力や工夫を重ね、戌年にふさわしく発展の年にしよう」とあいさつ。次いで村山富市・野中広務の両名誉顧問が小泉首相の靖国参拝を批判、国内で高まるナショナリズムに懸念を表し、こうした困難を乗り越えて民間交流を推進しようと呼び掛け、出席者の志気を高めた。
 06年度の事業活動計画は村岡久平理事長が説明した。日中スポーツ交流50周年記念の卓球大会を北京で開くことや、葫蘆島日本人引き揚げ60周年記念行事を中国側と共同開催するなどの大型事業計画、日中両政府による「高校生相互招待事業」のうち短期招待を受託する新規事業、全国の都道府県協会会長の訪中やコンテンツ産業の会社経営陣で組織する訪中の計画などが承認された。さらに、06年は07年の日中国交正常化35周年、08年の北京オリンピックを控え、それぞれに予定している大型計画の準備期間であることも確認。協会の事業展開を示し、取り組みへの理解と協力を促した。
 出席者からは「各協会で既に行っている青少年招待を『高校生相互招待事業』の助成対象にしてほしい」「各界と連携をとりながら活動のネットワークを築くべきだ」などの意見が出された。村岡理事長は事業計画の具体策を練るため、実務者の研修会を開きたいと見解を述べた。
 閉会にあたり、平山郁夫会長は昨年末に立ち上げた「日中韓文化交流フォーラム」をはじめ、民間交流の活動を次世代の若者に引き継いでいきたいと締めくくった。
 総会前に開かれた理事会には委任状3人を含む、14人が出席。中崎恵理事(埼玉県日中友好協会理事長)を議長に、総会へ提出する事業計画案と予算案を審議した。

◇村山・野中氏が総会で靖国参拝を批判

村山富市協会名誉顧問(元首相)
 小泉首相は年頭あいさつで「靖国参拝は精神の自由、心の問題で、他国の干渉や国内の反対が理解できない」と言った。これはまったくの独りよがりです。精神、心は個人のレベル、小泉さんは首相として国を代表しているのだから、(靖国参拝が)国益に反する行為であることは否定できない。小泉さんは「日本はアジア諸国と信頼関係をつくっていく」と言うべきなんです。国内には偏狭なナショナリズムが高まっていてこれを煽る風潮もある。こうした不安を乗り越えて永遠の友好と平和を築いていくために、協会の力で日中友好の基盤をつくっていきましょう。
野中広務協会名誉顧問(元内閣官房長官)
 小泉首相の3度目の総裁選の時です。愛知万博の会場で羽田孜元首相から「自分は『靖国を参拝する議員の会』会長だったが、当時小泉さんは一度も靖国に参拝しなかった。それなのに、今、何故あれほど参拝するんだ」と聞かれた私は、「8月15日の公式参拝を約束して橋本龍太郎の票を奪う戦術なんだろう」と答えました。今の日中関係は哲学や信念のない人が頑なになっていることから引き起こされている。しかし、小泉内閣の潮目は変りつつあります。今こそ、協会は立ち上がるべきです。多くの友好都市と連携しつつ、足腰の強い協会になっていただきたい。

◇300人が集まって新年を祝う

 総会に続いて日中友好新年会が開かれ、全国の協会員や中国大使館関係者、国会議員など各界の日中関係者約300人が集まって民間交流の推進へ決意を新たにした。主催者と来賓あいさつの後、NPO東京都日中友好協会の貫洞哲夫会長が乾杯の音頭を取った。
 平山郁夫会長は「現在、日中間の政治関係は最も厳しい局面にあるが、これは両国にとって大きな損失だ。未来思考で日中関係を切り開くために親しく継続的に話し合う必要がある」とあいさつした。次いで遠山清彦・外務大臣政務官が麻生太郎外相のあいさつを代読し、協会の長年の功績に謝意を表した。
 また、駐日中国大使館の程永華・臨時代理大使が「小泉首相の靖国参拝に日本の多くの新聞が反対しているとの統計を見て、これが日本の良識ある世論だと感激を覚えた。こうした良識の中で問題はいずれ解決し、安定した関係で発展していくだろう」と日中関係改善への期待を寄せた。

◇春節楽しんだ中国の市民

 1月29日からの中国の春節(旧正月)は2月4日でヤマを越えた。春節を彩ったのは北京など各地で13年ぶりに解禁になった爆竹。大晦日の1月28日深夜から新年にかけ、街に轟音が響き、市民は戻ってきた春節の雰囲気を懐かしんだ。
 問題も残した。北京市の爆竹のごみは450トン。同市は清掃や火災防止に追われたほか、全国各地で火災が多発、河南省林州市では爆竹倉庫の爆発で36人が死亡した。事故防止は今後の課題だ。
 爆竹とともに中国のメディアが大きく報じたのは春節の中台直行便。ことしは便数も昨年のほぼ倍増で、往来の人員も増えた。中台間の距離が近くなった印象を与えている。

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2006年2月5日号のニュース


◇「爆竹」解禁など春節ではなやぐ中国

 春節(旧正月)を前に、中国の街や農村がはなやかになっている。ことしの春節は1月29日。2月4日まで楽しい7連休になる。
 経済発展でレジャーが増え、春節も里帰りだけでなく、海外を含めた長期旅行に出かける人が増えている。春節だからといったお祭り気分は年々薄らいでいるとはいうが、春節の祝いのお飾りを売る店はにぎわい、公園の縁日の準備は着々と進んでいる。
 ことしの春節は北京で13年間禁止されてきた「爆竹」が許可されたことが話題を集めている。また春節前後だけ飛ぶ中台直行のチャーター便はことしが2年目。このチャーター便でどんなサービスをするのかなどが連日マスコミに取り上げられ、近づく春節の足音を伝えている。

◇10月に日本で中国文化祭を開催

 中国文化省はことし10月から日本での開催を目標に「中国文化祭」の準備を進めている。来年の日中国交正常化35周年に向け、関係者は「文化交流が両国民の相互理解を深めるきっかけになれば」と意気込む。日本側は文化庁や(社)日中友好協会など関係機関が協力し、友好都市も含めた大規模な開催を目指す。
 中国文化祭はことし10月から約1カ月間、東京を中心に開催する計画。開幕には孫家正文化相、孟暁駟次官が代表団を率いて来日の予定。期間中は舞台や展示などの文化イベント、青少年や地方との文化交流といった幅広い内容で展開する。中国側はバレエ大作の「梁山泊と祝英台」、話劇(現代劇)の「茶館」「雷雨」などを目玉にイベントを検討中。また、NHK交響楽団などに依頼して、日中トップアーティストの競演も企画している。
 中国文化祭は中国政府が日中関係改善の糸口にと企画した。1月には張愛平・対外連絡局副局長ら文化省の代表団が来日し、文化庁や(社)日中友好協会、劇団四季など官民双方の機関に幅広く協力を働きかけた。2月には同省から孟次官らが来日し、さらに詳細をつめる予定。
 協会でも日中国交正常化35周年の来年以降、「大歌舞伎訪中公演」や「遣隋使派遣1400年記念事業」をはじめ様々な文化交流事業を予定しており、文化面での民間交流は今後、さらに活発になりそうだ。

◇日中が毎年2000人の高校生を招待

 日中両政府はことしから、両国の高校生2000人以上を毎年、相互に招待することで基本合意した。昨年12月に北京で行われた事務レベル級協議で決まった。滞った日中関係の改善を目指す。
 日本側の招待は、10日程度の短期が年間約1100人、2、3カ月の中期が約100人、1年間の長期が約50人とする方針。ことし2月にも「日中21世紀基金(仮称)」を創設し、9月に受け入れを開始する方向で準備を進めている。中国側は近く、年間約1000人の日本の高校生を中国に招く事業を開始する方針。
 また、日本側は高校生だけでなく人的交流を促進しようと、ビジネスや学術、芸術などの交流で来日する中国人に対し、「数次査証(3年間の期間中に何度でも来日可能なビザ)」の発給要件を緩和することも検討している。
 中国人に対する数次査証は現在、一部の企業の社員や大学講師以上の学者、著名な芸術家などに限られている。小規模企業の社員らの来日には、1回ごとに日本の受け入れ先が身元保証書を提出するなど、こみいった手続きが必要となる。

◇日中友好7団体が1月に会合を開く

 日中友好7団体は1月13日、日中友好会館で会合を開き、2月14日に7団体の理事長で、訪日する中日友好協会代表団の歓迎夕食会を開くことを決めた。(社)日中友好協会からは村岡久平理事長と高野倉和央事務局長が出席した。
 代表団は井頓泉常務副会長をはじめ、許金平秘書長、袁敏道副秘書長、程海波政治交流部副部長の4人。2月12日から21日まで日本に滞在し、協会など関係機関と業務の打ち合わせをする。井常務副会長は就任後、初めての来日となる。

◇日本高校生交流代表団が2月に研修会

 (社)日中友好協会は来春に派遣する「第6次日本高校生交流代表団」の事前研修会を2月11、12日の1泊2日で開く。会場、宿泊は福岡市の三井アーバンホテル福岡。中国についての基礎知識を学び、訪中の心構えを確認する。
 代表団は今回初となる九州、四国地域を中心に編成された高校生50人。団長は前鹿児島市教育委員長で、鹿児島県日中友好協会の海江田順三郎会長。3月27日に結団式と直前研修会を行い、翌28日に福岡空港を出発し、4月3日まで、6泊7日の予定で北京と上海を訪れる。

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2006年1月25日号のニュース


◇日中韓文化交流フォーラム創設

 民間での文化交流を促進する3国間の対話の場にしようと、「日中韓文化交流フォーラム」が創設され、その第1回全体会議が昨年12月6日、韓国のソウル市で開かれた。文化から政治・外交関係の改善に期待がかかる。
 会議には平山郁夫・(社)日中友好協会会長をはじめ、劉徳有・中国対外文化交流協会副会長、陳永昌・中国対外文化交流協会副会長、金容雲・韓日文化交流会議委員長ら、3国間の友好関係に寄与してきた14人の有識者、文化人が参加。「東北アジア文化の創造的発展を図る」などとした創設趣旨文を採択した後、今後の活動について意見を交換した。
 平山会長は「日本は中国、朝鮮から文化の株を分けてもらった。両国に迷惑をかけた時代があるが、そのことを認識した上で東アジア文化の新たな発展を目指したい」「とくに若い世代の交流に力を入れたい」と発言。また、08年の北京オリンピックに向けた日中韓の画家による美術展の開催などを提案した。
 第2回はことし後半に中国で開催する。

◇6月25日に葫蘆島市で記念行事開催

 中国による中国東北部(旧満州)を中心とした日本人送還事業から60年。これを記念し、中国人民対外友好協会は引き揚げの拠点となった遼寧省葫蘆島市で6月25日、記念行事を開催する。(社)日中友好協会が協賛。戦争は日中双方の国民に悲劇だったことを認識し、改めて友好の未来を築こうという主旨。記念行事では日中の大規模な交流が見込まれ、平和への大きな追い風となりそうだ。
 記念行事は「日中関係の展望フォーラム」で、6月25日に開催する。午前は記念式典とシンポジウムを行い、日中の代表がスピーチする。午後は引き揚げ60年を記念して建設する「和平公園」の着工・鍬入れ式、記念植樹、感謝の碑の着工式などを行う。夜は記念レセプション、交歓会で親睦を深める。
 和平公園はかつての引き揚げ港を望む絶好のロケーションに山を背にして新設する予定で、園内には記念碑、感謝の碑、資料館などを建てる。葫蘆島の港は中国東北部の軍閥で統一抗日戦線を実現した張学良が開いたものだが、近くにはその開港記念碑もあり、新しい観光スポットとして多くの来園者を集めそうだ。
 記念行事には、中国から葫蘆島市人民政府など中央の関係諸機関が参加する予定。日本からは協会の他、友好都市の宮崎市などが訪中団を組織する。また、日本最多の引き揚げ者が帰還した長野県では「信州・葫蘆島友の会」(松本市)が主宰して団を派遣する。協会交流部でも幅広く参加者を募集する。
 記念行事の開催にあたり、昨年12月に葫蘆島市代表団が訪日。舞鶴港を視察し、協会と宮崎市を訪れて詳細を話し合った。

◇文化省代表団 中国文化祭の協力要請

 張愛平・文化省対外連絡局副局長ら中国文化省の代表団5人が1月11日、(社)日中友好協会を訪れた。中国大使館文化部の趙宝智公使参事官らが同行した。
 張副局長は村岡久平理事長らに、日中国交正常化35周年の07年に向け、ことし10月から中国が日本で企画している「中国文化祭」について説明。バレエや京劇などの文化イベントの開催、青少年や地方との文化交流、中国文化センターの設立などを提案した。村岡理事長は「ぜひ協力したい」と述べた。
 一行は協会の他、文化庁など各関係機関を回り、世界遺産に登録された知床半島を視察して15日に帰国した。

◇井頓泉氏が中日友好協会常務副会長に

 中日友好協会の常務副会長に11月、井頓泉氏が就任した。井氏は駐日中国大使館の友好交流部で3年間の実績を持つ。退任した陳永昌前常務副会長は副会長に就任した。
 井氏は93年から駐日中国大使館に在籍。96年から中日友好協会理事、99年に政治交流部部長。03年中国人民対外友好協会弁公庁主任に。05年中国人民対外友好協会副会長。

◇対台湾民間交流機関の汪道涵氏が死去

 中国の対台湾民間交流機関、海峡両岸関係協会会長の汪道涵氏が昨年12月24日、上海市内で死去した。90歳。
 汪氏は1915年安徽省出身。38年に中国共産党に入党。81年から85年まで上海市市長を勤めた後、江沢民氏に同職を譲って中央政界入りを後押しするなど、後見役としても知られた。91年の両岸関係協会設立と同時に会長に就任し、93年に台湾の対中国民間交流窓口機関、海峡交流基金会の辜振甫理事長とシンガポールで会談。98年には辜氏の訪中を実現させるなど、90年代の中台交流を牽引した。昨年5月には台湾最大の野党、国民党の連戦主席と会談した。
 昨年1月には辜理事長が死去しており、中台双方の交流窓口のトップが亡くなったことで、中台関係は転機を迎えた。

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2006年1月1日号の記事

◇「交流と協力の拡大を」
中日友好協会会長 宋 健

 2006年の新春にあたり、『日本と中国』の紙上から謹んで(社)日中友好協会と日本の各界の友人の皆さんにごあいさつを申し上げます。新しい年が日本の皆さんにとってよい年であることを心からお祈りいたします。
後継者を育成する
 日中友好協会は昨年、平山郁夫会長の指導のもとに多様な活動を展開し、中日友好協力関係の発展に貴重な貢献をされました。中日友好協会と日中友好協会、さらに中日のその他の団体とも一緒になって4月に「平和と善隣友好に関するアピール」を発表し、両国の民間団体が友好の伝統を継承し発展させ、各分野の交流活動を拡大し、友好事業の後継者を育て、両国人民の福祉のために力を合わせ、アジアと世界の平和と繁栄に貢献するよう呼びかけました。
 われわれはまた、江蘇省対外友好協会とともに日中友好協会の南京城壁修復の10周年を盛大に記念しました。この活動は文化遺産を保護すると同時に、両国の若い人たちに正確な歴史認識を教え、世代を越えた友好の実現に役立ちました。さらに民間友好活動展開のため、中国と日本の両友好協会は長野県で第10回中日友好交流会議を開き、今後の民間交流の展開の方向を明らかにしました。
大局から問題を解決
 中日両国の各分野の交流協力は長足の発展をし、中日双方の友好協会は両国人民にいずれも重要な利益をもたらしました。しかし、私たちは目下の中日関係は困難に直面し、また両国人民の間の友好の感情にも影響していると考えます。
 胡錦涛国家主席は昨年4月、インドネシアで小泉純一郎首相と会談した際に、中日関係改善に関する「五つの主張」を提案しました。胡主席は9月の抗戦勝利60周年の記念大会で重要な演説を行い、中日関係での中国政府の観点を詳しく述べ、中国の指導者が中日関係を重視していることと、関係改善への誠意を十分伝えました。日本の指導者が中日友好協力の大局から出発し、歴史問題を適切に処理し、中日関係を前向きに推進させることを希望します。
 われわれは新しい年に、日中友好協会と広範な日本の国民が一緒になり、「中日共同声明」など三つの文書に基づいて、「歴史を鑑とし、未来に向かう」精神に沿って、さらに各分野で交流と協力を拡大させ、新世紀の中日善隣友好関係が確実に発展することを心から願っています。

◇「友好的な雰囲気をつくろう」
(社)日中友好協会理事長 村岡 久平

 新年明けましておめでとうございます。皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
今こそ、民間交流の推進を!
 日中両首脳の相互往来と対話が途絶えて5年目に入ります。
 国際的にみて、国交が正常化した2国間でこんな状態が続くことは珍しく、国民として恥ずかしい限りです。
 ことしも政治環境が好転する可能性が見当たりませんが、だからと言って等閑視するわけにはいきません。
 協会代表団は昨年11月上旬、北京で中国の各部門の責任者と交歓しました。政府間、特に首脳間の対話がなくても、民間ベースの各種交流はいっそう促進していきましょう、と確認し合いました。
 私たちは国交正常化前から交流の流れをつくってきました。当時を思うと、現在の方がどれほど良いかわかりません。再び以前のような状態にしないよう、友好的雰囲気を醸成するため、力を合わせ、各地域で数多くの交流活動を進めていきましょう。
スポーツ交流にぎやかに
 ことしは日中スポーツ交流が始まって50年になります。1956年4月に東京体育館で開かれた「第23回世界卓球選手権大会」に、新中国成立後、中国からのスポーツ使節が初めて来日したのです。
 これを記念する催しをはじめ、ことし、来年と08年の北京オリンピックに向けて、スポーツの各種交流がにぎやかに展開されるでしょう。特に友好都市間の交流の担い手である若い世代の交歓で、スポーツが花を咲かせることを期待します。
 スポーツ交流だけでなく、国土交通省が進める「ビジット・ジャパン・キャンペーン」で中国からの観光訪日団の受け入れに協力。また、いくつかの県協会では小渕基金を活用して、中国での緑化協力支援を促進しています。これらの面で、さらに支援と協力を広げていきたいものです。
実現目指そう 青年大交流
 22年前、当時の故・胡耀邦総書記の提唱で3000人の日本の青年が招かれて訪中し、翌年500人の中国青年が来日しました。協会は両国政府の支持と支援のもと、07年・08年にわたり、再び青年の大交流を実現させたいと希望します。
 そこで、中国の青年中央団体に日中青年交流を大きく展開していくことを提案。中国側も現在、これを前向きに検討中です。
 大交流の際にはぜひホームステイをして市民の実生活を経験すれば、理解と親しみを助長することに役立つと思います。
 協会は文化・スポーツを中心に交流の活動を行ってきました。今後もその方向で大いに進めていきたいと考えています。
新たな事業展開に向け努力
 さらに、二つのことを精査、研究しながら、具体的に進めてみたいと考えます。
 一つは経済界のミッションの交流です。もう一つは中国からの研修生受け入れの事業です。各都道府県協会でも研究され、相互に連携して成果をあげるよう、頑張ってみたいと思います。
 (社)日中友好協会は公益法人(社団法人)を取得以来、満5年を経過しました。東京都、大阪府はじめ、いくつかの友好協会はNPO法人を取得しております。社会的責任と地域社会への貢献の上で、隣国の中国との各種交流と往来はますます盛んとなり、活発化していくでしょう。
 その中にあって協会が少なからぬ力を発揮していくことは、社会的、国際的に意義深いものと考えます。ことしも共に努力いたしましょう。

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