Powered by google  
 

「日本と中国」
過去のニュース 友好訪問 フォーカス 購読申し込み

ニュース
2007年2006年2005年2004年2003年2002年
2008年6月15日号のニュース
◇日本救助チーム通訳の徐潔さんが語る

「全国哀悼日」の5月19日、地震発生から1週間になる午後2時28分、援助隊救助チームの隊員たちも黙祷を捧げた

「全国哀悼日」の5月19日、地震発生から1週間になる午後2時28分、援助隊救助チームの隊員たちも黙祷を捧げた

 中国で四川大地震の犠牲者を追悼する「全国哀悼日」が明けた5月22日、日中7団体は会長連名で共同プレス発表を公表した(全文囲み)。中国では被災地に派遣された日本の援助隊に感謝する声が高まっているが、救助チームに北京から同行した6人の通訳の一人、徐潔さんは、留学時、NPO東京都日中友好協会の中国語講座で講師を務めたこともある。徐さんに救援の5日間を語ってもらった。
 (5月)15日の朝、日本から国際緊急援助隊救助チームが被災地に派遣されるとのニュースが流れ、午後に、私たちが通訳登録をしている北京のコンサルティング会社から電話があって、同行通訳の依頼を受けました。
 「私でお役に立つなら」との思いで、すぐに簡単な荷造りをし、北京空港に集合、隊に合流して、深夜、成都の双流空港に到着したのです。
 翌16日、まず向かったのが青川県の関荘鎮でしたが、土砂崩れで村は埋もれてしまい、道路も修復が進まず立ち往生してしまいました。(小泉崇)団長と数人の救助隊員が生命探査器具(ライフエクスプローラ3)などを持って車を降り、歩いて村に入りましたが、救出は絶望的で、その場で黙祷を捧げるのが精一杯という、一帯は想像を絶する被災状況です。隊は次に喬荘鎮に向かいましたが、道路は寸断されていて、目的地に着いたのは午後4時過ぎでした。

■夜を徹して■
 崩壊した6階建ての職員寮に取り残されているという母子の救出にかかりましたが、救援隊の第2陣はこの日、現場には駆けつけられず、第1陣が3つの班に分かれ、交替で夜を徹して手掘りの救出作業を続けました。
 現場には仮眠をとる場所がなく困っていたところ、「近くの空き地にテントが張られたので、案内します」と声をかけてくれた三人組があり、お聞きすると車をチャーターしたという北京からのボランティアでした。それで、隊員も交替で仮眠をとることができたのです。不眠不休の作業がつづき、17日朝、母子の遺体が見つかりました。
 隊員たちが自分たちの飲み水でお二人の顔を洗い、担架に寝かせて遺体を整え、その場に整列して全員が頭を垂れ、ご冥福を祈ったのです。葬儀場に運ぶ車を隊員たちは敬礼して見送りましたが、遺族のかたがたが涙声で何度も何度も「謝謝!」「謝謝!」と応えた光景を私は生涯忘れないでしょう。
 黙々と働く隊員たちを村人が見守っていましたが、そんな時、二人の少女が隊員にチョコレートを渡し、一言二言ことばを述べたのです。あいにく通訳がいません。その隊員は、「がんばってね」と言ってくれたと解釈して、いただいたチョコレートをかみしめたそうです。
■猛暑の中で■
 17日深夜、北川県に移動。18日は30度を超す猛暑のなか、倒壊した北川第一中学校での作業が続きました。四川省綿陽市消防隊、北京市消防隊と私たちの3チームの共同作業でしたが、これは、きっと救援現場での初めての中日連携だったのではないでしょうか。
 作業が進むにつれて、チームワークが生まれ、中国側が日本チームから道具を借りる場面もあって、チームプレーは充実してきます。通訳も必要に応じて危険な崩落現場に入ることもありましたが、6人の通訳の誰もが不思議に全く身の危険を感じずに、隊員たちの救助作業をどうしたらサポートできるか、それだけを考えるようになっていました。しかし、運び出されるのは生徒の遺体ばかりで、一人でもいい、生存していてくれたらと、そればかりを願いながら作業を続けることになりました。
 第2陣(29人)も到着し、テントも設営されて、食事も日本から運びこまれたインスタント食品に替わりましたが、私たちのために、JICA(日本国際協力機構)と日本大使館のスタッフがお湯を沸かしてくれたり「後方支援」に努めてくださいました。
■国の枠を超え■
 19日、朝の強い余震や上流のせき止め湖決壊の恐れから撤退の命令が出されました。
 待機中、ひとりの若い隊員が私たちのところに来て、救助時に使う中国語を教えてほしいとのことです。
 私たちが必要なことばを発音すると、彼はノートに一つ一つ書き込み、何度もその発音を練習します。「もっと救助活動に役立ちたい」という気持ちが伝わってきて、私は、日本人のまじめさはよく知っていましたが、あらためて、胸にこみ上げてくる熱いものを感じました。
 5日間、救援チームのかたがたと行動を共にし、隊員たちとも仲良くなりました。
 「人の役に立ちたい」というやさしい心があれば、国を問わず、民族も問わず、お互いに気持ちは通い合います。
 今回の日本国際緊急援助隊救援チームは国という枠を超えました。その人道的精神に多くの中国人が心打たれたのです。
■高い倫理観■
 隊員の皆さんと別れたのは成都ででしたが、皆さんから口々に「ありがとう!」と言われたとき、私はうれしくて、通訳の仕事をやっていてよかったと思いました。
 礼儀正しく、職務に忠実で、人のために尽くしたいという高い職業倫理観。
 「ありがとう!」と言うべきなのは、私たち中国人のほうなのです。


◇日中友好7団体「中国四川大地震について」共同プレス発表

 去る5月12日午後、中国四川省川県を震源とする大地震によって、5万人を超す尊い命が失われ、500万人におよぶ人々が被災されたことに対し深い哀悼の意を表するとともに心からお見舞い申し上げます。
 報道によると、今回の四川大地震で地表に現れた地震断層の長さは250キロメートルを超えるとのことですが、地震の多い日本で最大規模とされた阪神・淡路大震災で見つかった地表のずれの長さは10キロメートルですから、四川大地震はその約25倍という地震の大きさと被害の深刻さがうかがえます。
 地震直後に胡錦涛国家主席や温家宝総理が現地に赴き、陣頭に立って救援活動を指揮し、被災者へのお見舞いに尽力される姿を目にし、今回の災害救助と復興支援をいかに重視しているかが見てとれます。
 私たちは皆さんがこの未曾有の大災害を団結して乗り越え、復興と再建を成し遂げるものと堅く信じています。
 日本政府は、毛布やテントなどの支援物資の緊急輸送と国際緊急援助隊救助チームおよび医療チームの派遣を行いました。
 私ども日中友好7団体としても、被災者の皆さんに対し、義援金をはじめ医療機器や医薬品、テントなどの生活支援物資などを送るよう準備を進めております。日本各地においても義援金の募金活動を行っています。私たちは官民あげて今回の災害からの復興を支援していく所存です。
 中国の皆さん、頑張ってください。中国の皆さんが一致団結して困難を乗り越え、一日も早く復興されるよう、心から祈念申し上げます。

 2008年5月22日

社団法人日中友好協会会長 平山郁夫
日本国際貿易促進協会会長 河野洋平
日本中国文化交流協会会長 辻井 喬
日中友好議員連盟会長   高村正彦
財団法人日中経済協会会長 張富士夫
社団法人日中協会会長   野田 毅
財団法人日中友好会館会長 林 義郎

page top page top
 
2008年6月5日号のニュース
◇四川大地震に全国各地から救援の手
 
駐日中国大使館に設けられた「四川大地震犠牲者哀悼」記帳所

駐日中国大使館に設けられた
「四川大地震犠牲者哀悼」記帳所

 四川大地震の被災地へ救援の手が全国で差し伸べられている。大地震発生から1週間になる5月19日から21日までの3日間が「全国哀悼日」とされ、20日午後には、平山郁夫会長の代理で美知子夫人が駐日中国大使館を訪れ義援金を手渡した。
 四川大地震による死者は4万人を超え、負傷者は25万人にも及ぶ(5月22日現在)。中国政府は大地震発生から1週間になる5月19日から21日までの3日間を「全国哀悼日」とし、19日の午後2時28分(地震発生時刻)には中国全土で3分間の黙祷が捧げられた。

大使館で
 20日午後、平山郁夫・(社)日中友好協会会長の代理で美知子夫人が東京・港区の中国大使館を訪れ、哀悼の記帳を終えた後、孔鉉佑公使参事官に義援金100万円を手渡した。
 美知子夫人が「とても心配しております」と平山会長の言葉を伝えると、孔公使参事官は「多大なご支援をいただき心強く思います。平山郁夫会長はじめ協会の皆さまのお志をすみやかに本国に報告いたします」と謝意を述べた。

全国各地で
 長野県では、中国・河北省との友好提携25周年を記念し、5月18日から6日間の日程で県友好代表団(団長村井仁知事)が訪中したが、井出正一・長野県日中会長も県下で寄せられた50万円の義援金を携えて同行、政府関係部門に手渡した。
 宮城県日中では、仙台地区中国学友会とひとつになって街頭募金を展開、活動が力強く繰り広げられた。 街頭募金は鹿児島県・鹿児島市日中、NPO岡山市日中、石川県日中など日本全国の組織で始まり、「心こもる救援の手を」の呼びかけが大きな輪になって広がっている。

 近年の中国大陸におけるマグニチュード(M)5以上の地震
08年3月30日 (震源地)甘粛省粛南ユーグ族自治県 M5・0
08年3月21日 新疆ウイグル自治区ホータン地区 M7・3
08年3月21日 雲南省盈江県 M5・0
08年1月9日 チベット自治区ガリ地区ゲルツェ県 M6・9
07年7月20日 新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州テケス県 M5・707年5月5日 チベット自治区ガリ地区ルトク・ゲルツェ県境 M6・1
07年2月3日 青海省海西モンゴル族チベット族自治州 M5・5
05年11月26日 江西省九江・瑞昌市境M5・7
04年8月10日 雲南省昭通市魯甸県
M5・6
03年12月1日 新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州昭蘇県 M6・1

中国高校生訪日団の400人が帰国

 5月13日から来日していた「中国高校生訪日団」第2陣400人が、21日に関西空港から帰国した。団員には地震震源地の四川省と、死者が出た重慶市の高校生と教師ら計100人も含まれ、ホームステイ先の家族や、学校訪問を通じて知り合った日本の高校生から、たくさんの心遣いと励ましのことばをもらいながら交流、相互理解の実を挙げた。
 団員は、地震が発生した12日にはすでに北京入りしており、自宅が震源地に近い生徒はすぐに連絡をとって家族の無事を確認した。
 四川省の高校生ら50人が訪れた北海道では、多くのマスコミが取材に駆けつけ、故郷の状況を気にかけながらも交流に励む生徒たちの姿を広く伝えた。
 20日に大阪市内で開かれた歓送会では、地震で犠牲になった人たちの冥福を祈り全員で黙祷を捧げた。 Bコース団長の彭超波・上海市教育委員会弁公室副処長は、「(地震に対しての)日本政府、受入れ団体の皆さまの温かい心遣いに感謝いたしたい」と語った。
 訪日団は「21世紀東アジア青少年大交流計画」の一環で(社)日中友好協会と(財)日中友好会館が受入れた。協会担当のBコースは、上海と重慶、四川と甘粛の2市2省の高校生(女子101人、男子67人)と教師ら200人で編成され、5コースに分かれて北海道、福井、三重、岐阜、長崎をそれぞれ訪問。北海道日中、三重県日中、NPO福井県日中、福井・大野市日中など地元協会が学校交流、ホームステイ実施で全面的に協力した。
page top page top
 
2008年5月25日号のニュース
◇日中関係、新たなスタートラインに

 中国の胡錦涛・国家主席と福田康夫首相は5月7日午前、「『戦略的互恵関係』の包括的推進に関する日中共同声明」に署名、共同記者会見に臨んだ。日中関係は「平和共存、世代友好、互恵協力、共同発展という崇高な目標を実現」するための新たな歴史的スタートラインに立った。
 胡錦涛主席は7日午後、東京都内のホテルで開かれた友好団体共催の歓迎レセプションであいさつし、民間交流とりわけ青少年交流の重要性を強調した。共同声明には、「両国民、特に青少年の間の相互理解及び友好感情を絶えず増進することが、日中両国の世々代々にわたる友好と協力の基礎の強化に資する」と明記された。
page top page top
 
2008年5月5日号のニュース
◇5月6日から胡錦濤中国主席が来日へ
 
日中青少年友好交流年開幕式(中国側)で日中の若者と手を携えて会場の歓呼に応える胡錦涛主席。3月15日、北京で

日中青少年友好交流年開幕式(中国側)で
日中の若者と手を携えて会場の歓呼に応える
胡錦涛主席。3月15日、北京で

 10年ぶりに中国から国家元首を迎える。5月6日から10日まで、胡錦涛・中華人民共和国主席が国賓として日本を公式訪問する。ことしは日中青少年友好交流年。8日午後、胡錦涛主席は友好団体共催の歓迎レセプションに臨んだあと、早稲田大学で開かれる交流年(日本側)開幕式に、福田康夫首相とともに参加、若者たちを前に講演し、「次の次の世代」にメッセージを送る。
 胡錦涛国家主席の来日は、昨年末の福田首相訪中との相互訪問として実現する。「両国の戦略的互恵関係を全面的に深め、両国関係を長期的で健全な安定した軌道に乗せる」ために、首脳会談がもたれ、合意内容を両国国民と世界の人々に向けて発出する共同文書が作成される。

問われる「次の世代」
 ことしは平和友好条約締結30周年。条約の批准書交換のため来日したケ小平副総理(当時)は、懸案となっていた尖閣諸島(中国名釣魚島)の領有権問題で、「この問題はしばらく置いてよいと思う。次の世代はわれわれより賢明で、実際的な解決法を見つけてくれるかもしれない」と語った。「次の世代」は賢明だったろうか。
 中国での反日デモ、日本で広がる「嫌中感」…。両国マスコミは世論を導いて解決法をさぐるどころか、双方のナショナリズムの火に油を注ぎこむことまでやっている。

民は信なくば立たず
 「政冷」の5年間を乗り越えて迎えた相互訪問と首脳会談は、「戦略的互恵関係」を謳い文句に終らせないものであってほしい。「己の欲せざるところは人に施すなかれ」は2500年前に孔子が残した文字通り千古の名言である。孔子は、「民は信なくば立たず」とも言っている。
 「国益」は「国民益」でなければならず、両国の国民をともに益する方途に思いが致されないならば、相互理解は人々の心に根付かず、両国の民は立つべき信頼の拠り所を失ってしまう。
 東洋の知恵を生かしてほしい。平和・互恵の東アジアを確固たるものにするという共同認識に立って知恵を生かし、両国首脳は、「次の世代」として、亡き先達たちの負託に実際的に応えてほしい。胡錦涛主席は故ケ小平氏が見いだし後事を託した指導者であり、福田首相は条約発効時にケ小平氏と固い握手を交わした日本国宰相、故福田赳夫氏の子息である。
 「礼は往来を尊ぶ」ものではあるが、会談に実がともなわないなら、失望は深い。

同時期に中国青年代表団
 胡錦涛主席の来日に合わせ、中国青年代表団200人が来日し、8日、両国首脳が臨席して行われる日中青少年友好交流年の日本側開幕式に参加する。
 開幕式では胡錦涛主席が日中の若者たちを前に講演し、「次の世代」として、「次の次の世代」にメッセージを送る。
 「アジアの世紀」が言われて久しいが、日中の若者たちに世界平和をリードする自覚と誇りがあるだろうか。青少年友好交流年の諸事業は両国の若者の自覚と誇りをためす試金石でもある。

◇23年前当時の胡氏に本紙が独占取材

 「日本と中国」1985年3月25日号1面には、中国青年代表団の胡錦涛団長への独占インタビューが載せられている。当時、胡錦涛主席は42歳。
 中国青年代表団は、前年の「三千人交流」の「答礼」として外務省が招請したもので、胡錦涛団長はじめ100人で構成。東京、九州、関西を訪れ、三千人交流で訪中した青年たちはじめ多くの日本の若者たちから熱烈歓迎された。胡氏の肩書きは中華全国青年連合会主席。太い眉は今と変わらないものの眼鏡はまだ使用しておらず、見るからに若々しい。
 「各地で交流し、日本のみなさんの中国青年に寄せる友情に深い印象を覚えました」
 「ただ、これだけに満足はしていません。21世紀の友好を切り開く使命が両国青年の肩にかかっています」
page top page top
 
2008年4月25日号のニュース
◇長野市で北京五輪聖火リレーが開催

 世界をつなぐ平和の火、北京五輪の聖火が4月26日、長野にやってくる。長野県日中友好協会の会員をはじめ多くの市民が声援を送るなか、80人のランナーが新緑の善光寺平(長野盆地)をかけぬける。中日友好協会代表団は4月3日から5日まで長野県を訪れ聖火コースを視察、村井仁知事、鷲澤正一長野市長らと会談し、日中両国民が待ち望む「平和の祭典」への協力を求めた。
 聖火リレーは、中国以外では5大陸21都市で行われる。
 日本では1998年にオリンピックを成功させた長野市が選ばれ、関係団体が早くから聖火リレー実行委員会を結成、事務局を長野市教育委員会内に設置するなど受入れ準備を進めてきた。長野県日中友好協会の西堀正司理事長((社)日中友好協会常務理事)も実行委員会の委員の一人。
 聖火リレーは、80人のランナーが一人200から300メートルずつ走り、総走行距離18・5キロを約4時間でつなぐ。善光寺を午前8時30分に出発、長野五輪スピードスケート会場となったエムウェーブ、アイスホッケー会場となったビッグハットを経て、ゴールの若里公園に正午過ぎに到着する。
 当日は、善光寺での出発式、若里公園での到着式や祝賀式典が開かれ、市職員やボランティアらスタッフ約1000人が沿道に出てコースを整理するなど県・市をあげて聖火リレーを盛りあげる。

中日友協代表団が聖火コース視察
 3月下旬から日本を訪れていた中日友好協会代表団の一行6人は3日、東京から新幹線で長野に移動し、同日午後、聖火リレーのコースを見て回った。代表団は日中友好協会の招きで来日し、村岡久平理事長が同行した。
 団長の井頓泉副会長は「とてもいいコースですね」と感想を述べ、その後会見した鷲澤市長に対し積極的な取組みを感謝した。鷲澤市長は「円満に進行できるように頑張りたい」と応じた。
 4日午後の村井知事との会見では、知事が「私は走るのが得意ではないので板倉敏和副知事が走ります」と紹介、井副会長は「お世話になります」と村井知事と堅い握手。
 代表団は、長野県に滞在中、長野県日中の歓迎夕食会(3日夕)、松本日中の歓迎宴(4日夕)に出席し、井出正一・長野県日中会長、相沢孝夫・松本日中会長ら協会員と旧交を温め今後の交流について話し合った。
 松本市では菅谷昭市長、大久保真一市議会議長、有賀正前市長らと会見、5日午後、次の訪問先の名古屋に向けて出発した。

ランナーは総勢80人
 聖火ランナーは、長野市の実行委員会が実施した公募で選出された14〜76歳の男女39人をはじめ、現役選手や五輪経験者、著名人ら80人。主なランナー(下写真)には、アテネ五輪金メダリストで競泳男子の北島康介さん、卓球の福原愛さん、長野冬季五輪銅メダリストの岡崎朋美さん、星野仙一監督らが顔をそろえる。盲導犬ユーザーの仙波慶伸さんはパートナーのトレイス君と参加、平和への願いを胸に聖火をつなぐ。
 最年長の山岸重治さんは「(少年時代を過ごした)第二の故郷と言うべき中国に思いをはせ、無事に役目が果たせるよう懸命に走りたい」、最年少の新井美貴子さんは「大好きな長野の街を楽しみながら走りたい」と抱負を語っている。
 4月11日に長野を訪問した崔天凱大使は、「聖火を迎える情熱を感じました。リレーは成功すると信じています」と語った。

page top page top
 
2008年4月15日号のニュース
◇井頓泉団長ら中日友協代表団が来日
あいさつに立つ井頓泉・中日友好協会副会長。3月30日歓迎夕食会で

あいさつに立つ井頓泉・中日友好協会副会長。
3月30日歓迎夕食会で

 井頓泉副会長を団長とする中日友好協会代表団一行6人を迎え3月30日夕、(社)日中友好協会主催の歓迎夕食会が東京・新宿区の日本青年館で開催された。代表団は、日中平和友好条約締結30周年のことし、健全で安定した両国関係の発展をめざして、日本側と意見を交換するため、協会の招請で訪れたもので、東京都と近県の協会会員と日中友好7団体からの代表ら50人余が交歓のひと時を共にした。
 代表団はこの日の午後に成田空港に到着、「水も飲まずに」(井頓泉団長)会場の日本青年館に駆けつけた。
 歓迎夕食会は高野倉和央・協会理事兼事務局長の司会で進められ、最初に主催者を代表して村岡久平協会理事長があいさつ。
 「私たちにとって最も親しく、長く、深く交流を重ねてきたカウンター・パートが中日友好協会であることは、ご在席の皆さん、ご存知のとおり。その中日が役員改選を経て、ますます若返り、かたや、わが日中は老いてますます壮健ですが…」と語ると、会場は笑いのうずに包まれた。井副会長は43歳。
 村岡理事長は「老青相俟って日中交流のいっそうの盛り上がりの時期をもたらしたい」と結んだ。

実務の交流を
 7団体を代表して中田慶雄・日本国際貿易促進協会常務副会長があいさつに立ち、「5月初旬に胡錦涛主席の訪日が予定されているこの時期の交流は、時宜にかなったもの。中国はさまざまな課題を抱えているが、それは国家が大きく統一し、各民族が大きく団結していく発展途上での課題であり、政府と各民族人民の努力によって必ずや解決していけるとの認識を私たち友好団体は共有している。具体的な実務交流を着実に重ねていきましょう」と語った。

新時期を迎え
 大きな拍手に迎えられた井頓泉副会長はマイクを前に日本語で、「若いスタッフの修練のために中国語で話させてもらいます。通訳の日本語のチェックを」と張振興・政治交流部員を紹介、張氏が見事な日本語で通訳すると、会場は再び大きな拍手に包まれた。
 「私たちには多くの仕事が任されていますが、両国関係の健全かつ安定した発展のためにも新しい時期における青少年交流をよりつっこんで推し進めたい。皆さまの豊かな経験と英知をお借りし、緊密な連携を保ちながら、交流のいっそうの発展に努めてまいります」と井副会長。
 貫洞哲夫・NPO東京都日中友好協会会長の発声で乾杯。袁敏道、関立トウ両副秘書長、程海波・政治交流部長、王占起・都市経済交流部長も各テーブルを回り、杯を交わしながらにぎやかな交流が続いた。

◇北京・平山郁夫芸術展が4月17日から

 日中平和友好条約締結30周年を記念し、オリンピック・イヤーのことし、4月17日から26日まで、北京の中国美術館で(社)日中友好協会など主催の「平山郁夫芸術展」が開催される。一般公開に先立って17日には開幕式が開かれ、協会からは村山富市、野中広務両名誉顧問、村岡久平理事長らが臨み、「平山郁夫芸術展」の開催を祝う。
 「平山郁夫芸術展」には、「シルクロードを行くキャラバン」三部作や「楼蘭遺跡を行く」昼夜二部作、「神峰黄山雲海図」「流水無間断」などの屏風絵を含む院展出品の大作を中心に、平山会長の代表作46点がそろう。オリンピック・イヤーのことしは中国美術館をはじめ北京市内の催事スペースでは豊富多彩な芸術展覧が数多く開催されるが、「平山郁夫芸術展」はその皮切りともいえるビッグイベント。
 北京市内には「楼蘭遺跡を行く(日)」を上に、「楼蘭遺跡を行く(月)」を下にデザインした大型ポスター(写真)が張り出され、「平山郁夫展」への関心が高まっている。日本からは祝賀代表団と記念訪中団がかけつけ開幕式に臨む。

◇環境保全センターの協力事業が終了

 1988年、平和友好条約締結10周年を記念して設立への協力が約束され、ODAの無償資金援助の基礎の上に誕生した日中友好環境保全センター(北京市朝陽区)の「協力プロジェクト」が15年間の事業を終え、3月31日、最後まで残っていた位坂和隆氏がセンターに別れを告げた。位坂氏は本紙昨年8月15日号に「北京レポート」を寄せてくれたJICA派遣の専門家。
 この15年間に中国現地でのプロジェクトに協力した日本人専門家はのべ238人。日本で研修した中国人要員は110人。センターのさまざまな事業は、中国政府が環境保護行政施策を整備するのにあたって大きな後押しになり、黄砂、酸性雨、ダイオキシンなどさしせまった環境危機の予測・対策で大きな成果をあげた。
 日中間に「戦略的互恵関係」が望まれる今後は、これまでの「援助型」協力から「互恵型」提携への道が開かれることになる。

page top page top
 
2008年4月5日号のニュース
◇青少年交流年の開幕式に胡錦涛主席
秋田県立横手城南高校2年の石郷岡詩織さん(右2)は、胡主席と一緒に植樹し、 苗木に水をかけた 。3月15日北京・中国人民大学のキャンパスで

秋田県立横手城南高校2年の
石郷岡詩織さん(右2)は、胡主席と一緒に
植樹し、 苗木に水をかけた 。
3月15日北京・中国人民大学のキャンパスで

 (社)日中友好協会が実施団体となって派遣された「日本大学生訪中団」94人と友好団体代表14人を含む「日本青年訪中団」の団員約1000人が1週間の訪中を終え、3月16日に帰国した。15日午後に開かれた「日中青少年友好交流年」の中国側開幕式には胡錦涛国家主席がかけつけ、書道や茶道を一緒に楽しんだほか、世代を超える友好関係の象徴になってほしいとの願いを込めて日中の高校生と共に植樹を行った。交流は出席した日中両国の若者にとって忘れられない思い出となった。
 開幕式は3月15日午後、中国人民大学の世紀館で行われた。当日は全国人民代表大会(国会に相当)が開かれており、国家主席の交流イベントへの出席は異例で、胡主席の日中の若者に寄せる期待の大きさを印象づけた。
 開幕式では、日本大学生訪中団の第4班が「よさこいソーラン」を披露し終わると同時に胡主席が姿を見せ、会場は胡主席の思いがけない登場に、大きな歓声に包まれた。
 また、大学キャンパスで行われた記念植樹では、胡主席が日中の高校生代表と一緒にスコップを持ち、両国の国民から愛されている桜とハクモクレンを植えた。胡主席は「2本の木は両国の世代を超えた友好を象徴していますね」と高校生らに語りかけた。
 よさこいソーランを踊った学習院女子大学3年生の佐藤奈緒子さん(21)は、「胡主席との握手が一番印象に残っています。毎日練習したかいがありました」と語り、胡主席と一緒にバケツを持ち苗木に水をかけた秋田県立横手城南高校2年の石郷岡詩織さん(17)は「胡主席が出席されることは知らされてなかったので驚きました。ほんとうに光栄です」と顔をほころばせた。

◇11期全国人民代表大会が新閣僚選出

 3月18日に閉幕した中国の11期全国人民代表大会(全人代=国会)第1回会議は、首相に温家宝氏を再選、温首相が指名した李克強筆頭副首相をはじめとする新閣僚を承認した。新設された国家エネルギー委員会の実務は、当面、国家発展改革委員会に新設された国家エネルギー局が執行することになり、エネルギー委主任の指名は行われなかった。環境保護相には環境保護総局長だった周生賢氏が昇格した。国務院(内閣)の顔ぶれは次のとおり。( )内の数字は年齢(3月末現在)。留は留任。兼は兼任。

▽首相 温家宝(65 留)
▽副首相 李克強(52)、回良玉(63 留)、張徳江(61)、王岐山(59)
▽国務委員 劉延東(62 女性)、梁光烈(67)、馬凱(61)、孟建柱(60)、戴秉国(67)
▽秘書長 馬凱(兼)
▽外相 楊潔チ(57 留)
▽国防相 梁光烈(兼)
▽国家発展改革委員会主任 張平(62)
▽教育相 周済(61 留)
▽科学技術相 万鋼(55 留)
▽工業情報相 李毅中(63)
▽国家民族事務委員会主任 楊晶(54)
▽公安相 孟建柱(留 兼)
▽国家安全相 耿恵昌(56 留)
▽監察相 馬馼(59 女性 留)
▽民政相 李学挙(62 留)
▽司法相 呉愛英(56 女性 留)
▽財政相 謝旭人(60 留)
▽人事社会保障相 尹蔚民(55)
▽国土資源相 徐紹史(56 留)
▽環境保護相 周生賢(58)
▽住宅都市農村建設相 姜偉新(59)
▽交通運輸相 李盛霖(61)
▽鉄道相 劉志軍(55 留)
▽水利相 陳雷(53 留)
▽農業相 孫政才(44 留)商務相 陳徳銘(59 留)
▽文化相 蔡武(58)
▽衛生相 陳竺(54 留)
▽国家人口計画出産委員会主任 李斌(53 女性)
▽中国人民銀行総裁 周小川(60 留)
▽会計検査署署長 劉家義(51)

◇平山会長の新作「法隆寺」が釣魚台へ

 平山郁夫(社)日中友好協会会長の新作「朝陽法隆寺 奈良」の贈呈式が3月18日、東京・港区の駐日中国大使館で行われた。
 差し昇る朝日に映える法隆寺の五重塔を描いた荘重な日本画で、4月17日から26日まで北京の中国美術館で開催される「平山郁夫芸術展」の開幕式で内覧されたあと、18日には釣魚台国賓館に寄贈され、「釣魚台」収蔵の名画として展示されることになる。
 贈呈式に臨んだ平山会長が、「中国の迎賓館に私の作品が飾られることをたいへん名誉に思う。法隆寺は当時の中国との交流の賜物であり、奈良では、本家の中国では失われてしまった当時の宮中行事も大切に伝承されている。日中交流のシンボルとして描きました」と語ると、崔天凱駐日中国大使は、「平山先生は日本屈指の画家であるだけでなく、日中友好協会の会長として、文化交流や中国の文化財保護など、多方面で卓越した貢献をされた。平和友好条約30周年、北京五輪開催の記念すべき年に寄贈されたこのすばらしい作品は歴史的な意義を有しています」と応え、深い感謝の気持ちを表した。

◇中国国民党・馬英九氏が台湾総統に

 3月22日に投開票された台湾の総統選で、中国国民党の馬英九・前主席(57)が民主進歩党の謝長廷氏(61)に大差をつけて当選した。同時に実施された国連加盟を問う住民投票は、投票総数が有権者全体の過半数に達せず、不成立となった。 同日夜、中国国務院台湾事務弁公室の李維一報道官は「(台湾海峡)両岸関係の平和な発展は両岸同胞の共通の願いと期待であり、この目的のため、ともに努力するよう望む」との談話を発表した。

page top page top
 
2008年3月25日号のニュース
◇青少年訪中団が交流年開幕式に出席
日本の学生たちが、開幕式で息の合ったパフォーマンスを披露した。3月15日、中国人民大学で

日本の学生たちが、開幕式で息の合ったパフォーマンスを披露した。3月15日、中国人民大学で

 「日中青少年友好交流年」の中国側開幕式が3月15日午後、北京・中国人民大学の世紀館で開かれ、「日本青少年訪中団」の約1000人を含む日中両国の青少年約2000人が、日中平和友好条約締結30周年と交流年の開始をともに祝った。開幕式には胡錦涛国家主席がかけつけ、「両国の青少年が幅広く交流し互いに学び合うことは、中日関係の未来に重要な意義を持つ」と述べ、交流年の活動を通した両国関係の発展に大きな期待を表明した。
 胡主席は、開催中の全国人民代表大会(全人代)で当日、国家主席に再任されたばかりで、プログラムにない突然の登場に、会場から大きな歓声が起こった。胡主席は、はじめに日本語で「こんにちは」と呼びかけ、スピーチの中で、1984年の3千人訪中団の受入れを担当した経験に触れながら、青少年交流の重要性を訴えた。
 日本側を代表して、訪中団最高顧問の小林陽太郎・新日中友好21世紀委員会日本側座長があいさつし、総団長の宇野治外務政務官が福田康夫首相のメッセージを代読した。
 立命館大学のチアリーダーや吹奏楽、都立深沢高校の和太鼓、大学生訪中団のよさこいソーラン、北京舞踊学院の踊りなど、日中双方が多彩なパフォーマンスを披露し、にぎやかな交歓が続いた。
 胡主席は開幕式に出た後、学生と書道や茶道で交流、日本の団員とともに中国人民大学の校庭に桜とハクモクレンを植樹した。
 当日の様子は中央テレビ局(CCTV)の夜のニュースで約10分間にわたって詳細に紹介されるなど、中国では交流年のスタートがテレビや新聞を通して広く報道された。

6コースに分かれ各地で交流深める
 「日本青少年訪中団」は、中国側が招待し、高校生、大学生、国会議員、地方自治体などの公務員、経済界、友好団体代表、教育関係者、記者など日本各界の青少年約1000人で編成され、84年以来最大規模となった。3月10日から6コースに分かれて上海、重慶、広州、成都、杭州、大連など中国各地で交流し、14日にそれぞれ北京に到着、開幕式にそろって臨んだ。
 (社)日中友好協会は第2団の「日本大学生訪中団」(団長・西堀正司協会常務理事)94人と、第6団に含まれる友好団体代表14人の派遣を担当した。
 「大学生訪中団」は、3月10日から16日まで、上海、杭州、北京をめぐり、上海では華東師範大学、杭州では浙江大学や浙江工業大学などで交流し、中国の大学生らと友情を深めた。また杭州では、浙江省青年連合会主催のレセプションに出席し、ホームビジットで、中国人の暮らしぶりの一端に触れた。

青少年交流を毎年4000人に拡大
 「交流年」は平和友好条約締結30周年を記念して、昨年11月のシンガポールでの両国首相会談で合意したもので、12月に福田首相が訪中した際に交流年の活動内容に関する覚書を交わした。今後は、青少年交流の範囲を拡大し、高校・大学生に加えて、経済、学術、文化芸術、環境、エネルギーなどの各分野の青少年代表の相互派遣を行い、今後4年間、毎年4000人の交流を実施する計画。

◇国家環境保護総局が環境保護省に昇格

 3月5日から14日間の会期で開かれていた11期全国人民代表大会(国会に相当)第1回会議が、国家主席や閣僚の人事、機構改革、政府活動報告、予算など、すべての議案を審議・採択して、18日、閉幕した。
 国家主席には胡錦涛氏が、首相には温家宝氏が再選され、国家副主席には習近平氏が選出された。
 過去5年間の政府の活動を総括し、今後5年間の活動を導く政府活動報告では、食の安全をめぐる国内外の不信感を払拭するための施策として、食品・医薬品を中心に7700品目の国家標準を制定・厳格化することを表明、これに対応して、機構改革では、これまで国務院直属だった国家食品薬品監督管理局が衛生省の管轄下に移され、衛生面からの管理が強化されることになった。
 報告は、省エネと汚染物質排出削減に取り組み、環境保護にさらに力を入れることを強調、機構改革では、国家環境保護総局を環境保護省に格上げした。また「国家エネルギー委員会」を新設し、権限が分かれていたエネルギー行政が一本化されることになった。

◇東京、大阪で国際婦人デー祝う催し

 国際婦人デーの3月8日を記念して7日、崔天凱・駐日中国大使主催のパーティーが東京都港区の中国大使館で開かれた。崔大使夫妻、孔絃佑公使はじめ中国大使館員のほか、上川陽子・内閣府特命担当相(少子化対策、男女共同参画)、福島瑞穂・社会民主党党首、福田貴代子首相夫人、高村治子外相夫人ら日中各界の女性代表300人余が出席した。
 崔大使は「調和のとれた社会はまずは夫婦円満から始まります」と述べて会場を和ませた。
 同日、大阪市西区の大阪総領事館でも羅田広総領事主催のパーティーが開かれ、友好団体や華僑総会の女性100人余が出席した。羅総領事が中国の人口と環境問題について講演した後、立食形式で歓談。総領事館女性職員の合唱や有志の踊りも飛び出し、にぎやかな夕べとなった。

◇公費留学生20人の面接試験を実施

 (社)日中友好協会留学センターは3月9日、東京の協会本部で、ことし9月から派遣する公費留学生(中国政府奨学生)選抜の面接試験を実施した。昨年(63人)より少ない応募総数40人の内、書類選考を通過した31人が受験した。
 面接結果をもとに候補生20人を選抜、中国教育省に推薦。合格者は教育省の承認後、8月上旬に発表される。

page top page top
 
2008年3月15日号のニュース
◇東京で全国実務者交流会議を開催
村岡理事長の開会あいさつで始まった全国実務者交流会議、3月2日、日本青年館で

村岡理事長の開会あいさつで始まった全国実務者交流会議、3月2日、日本青年館で

 「(社)日中友好協会全国実務者交流会議」が3月2、3日の2日間、東京・新宿区の「日本青年館」で開かれた。村岡久平理事長をはじめ協会役員9人、20都道府県の実務担当者ら38人、事務局員を含む計53人が出席し、今後の活動に向けた新たな提言を相次いで発表し、活動の中で直面する問題について率直に意見を交換した。
 会議は2日午後1時に開会し、翌日の昼まで4時限にわたって開かれた。司会は高野倉和央・理事兼事務局長がつとめた。
 会議冒頭、村岡久平理事長があいさつし、「上海で開かれた2002年以来の実務者交流会議であり、経験を共有し実のある交流を」と会議の成功に期待を表明、西堀正司、岡ア温両常務理事と、酒井哲夫理事が基調発言した。
 西堀常務理事は「日本と中国は相互補完関係にあり地政学的な関係を強化していくことが大切だ。新しい課題は信頼感を培うこと。組織・財政問題などでの取組みは、具体的に計画を立てて点検し実行しよう」と述べた。
 岡ア常務理事は、「会議に欠席した県が多い」と組織力の低下に危惧を表し、「まずは事務局体制を整えることから始めよう」と呼びかけた。「事務局が無人になることを避け、協会役員は中国の専門家となって問合せの電話に答えていくことが求められる。人員体制を整えれば少しずつ組織が強化される」と提言した。
 酒井理事は、NPO法人格の取得など福井県日中友好協会の歩みを振り返り、「評論や批判だけでなく新しい事業に挑戦することが大切。対等な気持ちで新しい会員を迎えよう」と語った。
 続いて各地の協会代表が、打ち解けた雰囲気の中で次々に発言を求め、運動理念の継承から財政問題、効率的な事務局運営の方法、ホームページを使った広報活動まで、幅広く問題を話し合った。
 午後6時から開かれた交流懇親夕食会には、駐日中国大使館の趙瑾・文化部三等書記官、杜暁曦・友好交流部アタッシェ、趙キン・文化部アタッシェの3人がかけつけ、会員と意見を交わし、親睦を深めた。
 3日は午前9時から始まり、高野倉事務局長が「21世紀東アジア青少年大交流計画」で訪日する中国高校生の受入れへ各協会の積極的な協力を求め、具体的な手順などを説明した。
 最後の質疑応答では、会議で出た課題、要望に対して各自が意見を述べ、村岡理事長、西堀、岡ア両常務理事らが、今後協力して取組むべき目標や事業を提案、2日間の日程を終えた。

◇全国人民代表大会開幕、14日まで

 日本の国会に相当することしの全国人民代表大会(全人代)は北京で3月5日から14日間の会期で開幕した。
 全人代の人事は昨年10月の第17回共産党大会で決まった異動と結びついている。ことしの全人代では共産党と同様に今後5年、中国を担う布陣が決まる。
 全人代は5年を1期としており、昨年までの5年は10期と呼ばれていた。ことしは「期」が変わり、11期全人代の第1回会議になる。例年に比べ人事の協議が加わるために会期は昨年に比べ2日間長くなっている。
 ことしの全人代では(1)国家主席や首相、閣僚の選出(2)昨年の党大会で規約に加えられた「科学的発展観」を社会の発展にどう結びつけるか(3)国務院の機構改革―などが審議される。
 (1)の人事では5年前に大幅に交代したため、主要な人事では国家副主席、4人の副首相のうち3人が引退するのでその後任。副主席には党中央常務委員になった習近平氏、副首相に習氏と並ぶ李克強氏や王岐山・前北京市長、張徳江・広東省党委書記らの名前が上がっている。
 (2)ではインフレ傾向の経済をどう調整するかが課題。
 (3)では運輸、環境、農林関係などのいくつかの省を統一して縦割り行政の調整を協議する。
 全人代と並行して開き、行政機関へ提言する政治協商会議も3月3日に開幕した。

◇井頓泉副会長ら中日代表団が来日へ

 井頓泉副会長を団長とする中日友好協会代表団が、3月30日から4月7日まで8泊9日の日程で来日する。日中平和友好条約締結30周年にあたって(社)日中友好協会が招請し、各地を訪れ、安定した日中関係の構築を目指して日本側と意見を交換する。
 代表団は、井頓泉副会長のほか、袁敏道、関立トウ両副秘書長、程海波・政治交流部部長、王占起・都市経済交流部部長、張振興・政治交流部職員の6人。
 一行は2日まで東京に滞在し、3日長野、4日松本、5日名古屋、6日大阪へ移動、7日に関西空港から帰国する。
 30日夕には、日中友好協会主催の歓迎夕食会が東京・新宿区の日本青年館で予定されており、協会会員ら日中友好7団体関係者らと親睦を深める。
 歓迎夕食会の参加費は一人6000円で、参加申込みと問合せは日中友好協会交流事業部(TEL03―3291―4231 FAX03―3291―4237)。
 昨年12月中旬には宋健会長を代表とする中日友好協会代表団が7日間の日程で来日し、沖縄、東京を訪問し、各地で歓迎を受けた。

◇3月から中国向けビザ発給を緩和

 外務省は2月29日、中国人観光客へのビザ(査証)発給を3月3日から緩和すると発表した。従来の団体観光客に加え、2、3人からなる一定の経済力のある家族が観光目的で訪日する際にもビザを発給する。日本政府が指定した中国国内の旅行会社を通じて行う。
 昨年12月に中国を訪れた福田康夫首相が、観光分野における人的交流の促進を目指す目的で、緩和実施を表明していた。
 団体観光ビザは北京市、上海市、広東省を対象に2000年9月から発給を開始、段階的に対象地域は拡大したが、対象は日本に身元保証人のいる4人以上の団体観光に限っていた。外務省の統計によると、昨年訪日した中国人団体観光客は26万2000人で、02年から7倍近く増加した。

page top page top
 
2008年3月5日号のニュース
◇平山会長が唐家セン国務委員を歓迎
1975年に訪中した時の写真を唐家セン国務委員(左)に見せる平山郁夫会長、中央は武大偉外務次官

1975年に訪中した時の写真を
唐家セン国務委員(左)
に見せる平山郁夫会長、
中央は武大偉外務次官

 中国の唐家セン国務委員が2月20日から24日まで日本を公式訪問し福田康夫首相、衆参両院議長、各党派代表らと会談した。21日には崔天凱中国大使主催の歓迎レセプションが都内で開かれ、平山郁夫会長が日本側を代表して「(唐氏が)日中友好のため重要な立場で活躍されることを祈っている」とあいさつした。唐氏は東京のほか奈良、大阪を訪れ、今春に予定されている胡錦涛国家主席訪日に向けた最終調整をおこなった。
 レセプションは21日正午からホテルニューオータニで開かれ、村山富市、野中広務両名誉顧問、協会役員、華僑代表ら約600人が出席した。
 唐国務委員は「8年ぶりに日本を訪問して感慨無量」と語り、「胡主席の訪日は今世紀初の中国国家元首の訪日であり、中国共産党の第17回全国代表大会後の最高指導者の初の外国訪問となる」とその意義を強調し、日本の各界と協力して訪問を成功させ日中関係を新しい段階へと推し進めることに期待を表明した。 平山会長は唐氏を「日本通であり心を打ち解けて話すことができる友人」と紹介し、「胡主席訪日で安定した日中関係が作られるに違いないと確信している」と述べた。
 レセプションを前に美知子夫人や長女ら平山会長を含む家族7人が唐氏と会見し、記念撮影をおこなった。
 唐氏は21日夜、首相官邸に福田康夫首相を表敬訪問した。唐氏は冒頭「今春の胡主席訪日の政治的な準備をするために来た」と述べ、福田首相も胡主席の来日を歓迎する意向を示した。また、中国製冷凍ギョーザによる中毒事件について緊密に協力し、真相究明を目指すことで合意し、唐氏が「食の安全の監督もできる中長期的な協力の枠組みを構築したい」と提案、両国で検討することにした。
 唐氏は21日、高村正彦外相、河野洋平衆院議長、江田五月参院議長、共産党の志位和夫委員長、社民党の福島瑞穂党首、22日は民主党の小沢一郎代表、日本経団連の御手洗冨士夫会長らとそれぞれ会談した。

奈良・大阪を訪問
 唐家セン国務委員は23日に奈良県入りし、聖徳太子ゆかりの法隆寺(斑鳩町)、日本に戒律を伝えた鑑真ゆかりの唐招提寺(奈良市)、平城宮跡などを訪問し、同日夕には大阪市内で就任したばかりの橋下徹大阪府知事らと懇談した。
 唐氏が奈良・大阪を訪れたのは、胡主席の訪日時に関西訪問を検討しているため。
 法隆寺では荒井正吾奈良県知事や大野玄妙管長の出迎えをうけ、国宝の釈迦三尊像や玉虫厨子などを鑑賞、「聖徳太子の国づくりに非常に感銘を受けた」などと語った。
 唐招提寺では松浦俊海長老の出迎えをうけ、鑑真和上坐像(国宝)が安置されている御影堂と、鑑真の墓所である開山御廟を訪れ焼香し、5度にわたる渡海の失敗を乗り越えた鑑真の日本へかける想いを偲んだ。 大阪での会談では橋下知事が、「胡主席訪日時は中国との交流を深めてきた関西を訪問してほしい」と述べるなど積極的にアピールした。
 唐氏の来日は2000年10月以来。

◇中国残留邦人への新支援策がスタート

 中国残留邦人を対象とする新たな支援が始まった。昨年末に可決成立した「改正帰国者支援法」によるもので、国が国民年金の保険料相当額の一時金を支給し、その中から未拠出分の保険料を国が代わって追納して、満額の老齢基礎年金を受給できる「満額支給」(月額6万6000円)と、生活保護に代わる「支援給付金の支給」(最高で月額8万円)が柱。「満額支給」の対象は1911年4月2日から46年12月31日の間に生まれ、61年以後に帰国し、永住帰国した日から1年以上日本に住所を所有している全国の約6000人。
 一時金を受けるには申請書に必要な書類を添えて郵送する。受付は08年1月1日から5年間。申請書の送付・問合せ先は「厚生労働省社会・援護局 援護企画課中国孤児等対策室」〒100―8916東京都千代田区霞が関1―2―2 TEL03―3595―2456
 「支援給付金の支給」は年金の満額支給の対象者となる中国残留邦人と、その配偶者が対象で、収入が一定の基準に満たない人が対象。ことし4月1日から各地の福祉事務所などで実施される。

◇3月2・3日に東京で実務者交流会議

 (社)日中友好協会が主催する「実務者交流会議」の開催が迫った。
 3月2日午後1時から翌3日の昼まで東京の「日本青年館ホテル」で開かれる。各協会の実務担当者が集い、日頃の活動のなかで直面する課題や問題について率直に意見を交換する。
 議題は、(1)中国高校生・青年代表団の受入れに関する経験やノウハウ(2)組織の充実と運営(3)各協会からの提案・意見に対する討議などで、組織強化で大きな成果をあげている県協会代表の話を聞くなど、経験の共有を目指す。
 2日夕の懇親夕食会には中国大使館のゲストも参加し、親睦を深める。
 出席者は徳島県の代表を加え、20都道府県51人に増えた。

◇江蘇省対友協が日中友好協会を訪問

 江蘇省人民対外友好協会訪日代表団の一行6人が2月18日、(社)日中友好協会を訪問し、村岡久平理事長、高野倉和央・理事兼事務局長と懇談した。 団長の張秀栄副秘書長は、「ことしは友好都市締結30周年を迎える。10月には友好都市関係にある世界各国から友人を迎え記念行事を開きたい」と述べ、協会が代表団を派遣するよう要請した。また、無錫市錫山区が日本側との友好都市締結を希望しており、自治体の紹介などで協力を求めた。
 代表団は2月17日から25日まで8泊9日の日程で来日し、東京のほか愛知、石川、福岡を訪問した。

page top page top
 
2008年2月25日号のニュース
◇日中青年2000人集い交流年開幕式
真剣な表情で説明を聞く大学生訪中団の団員、2月11日、日本青年館で
真剣な表情で説明を聞く大学生訪中団の団員、
2月11日、日本青年館で

 日中の青少年2000人が集うなか、「日中青少年友好交流年」の中国側開幕式が3月15日、北京で盛大に開かれる。日中青年交流史上でも、1984年の「3千人訪中団」に続く歴史的なイベントで、中国政府の招待を受けて日本の高校生、大学生、各界青年ら1000人が約1週間の日程で訪中する。(社)日中友好協会は大学生の派遣を担当し、訪中を前に2月11、12日の2日間、東京の日本青年館で事前研修会を開いた。
 今回訪中するのは東京、秋田、石川、福井、愛知、滋賀、兵庫、山口、福岡、鹿児島の10都県の高校生500人、立命館大学の学生100人を含む大学生200人、国会議員、地方自治体などの公務員、経済界、友好団体代表、教育関係者、記者など日本の各界青年300人の合計約1000人。
 日本政府が実施する「21世紀東アジア青少年大交流計画」に呼応して、昨年4月に来日した温家宝首相が日本から毎年1000人の青少年を招待すると発表、その一環で実施される。
 交流年の開幕式には温家宝首相が出席する予定で、日本側を代表して立命館大学がチアリーダーやブラスバンドを、都立深沢高校が和太鼓を披露、小グループに分かれての交流も計画されている。
 昨年11月にシンガポールで開かれた日中首脳会談で2008年を「日中青少年友好交流年」とすることに日中両首脳が合意し、12月に福田康夫首相が訪中した際に交流年の活動内容に関する覚書を交わした。

◇大学生訪中団研修会で団員初顔合わせ

 「日本大学生訪中団」は3月10日から16日まで6泊7日の日程で上海、杭州、北京を訪問する。外務省の委託を受けて(社)日中友好協会が実施し、中華全国青年連合会が受入れる。団長は西堀正司協会常務理事(長野県日中理事長)がつとめる。
 事前研修会には全国から選抜された団員89人が訪中への期待を胸に参加した。
 実施団体を代表して高野倉和央・理事兼事務局長があいさつし、西堀団長が「まずは今日の『日日友好』から始めて」と団員を激励した。
 講師の西園寺一晃・NPO東京都日中友好協会副会長(工学院大学客員教授)が「中国の今」と題して中国の現状を数字をあげながら具体的に説明、「先入観を持たないことが大事」とアドバイスした。続いて班ごとに役割分担、交流会での出し物などについて話し合った。
 2日目は、田尻和宏・外務省アジア大洋州局中国課地域調整官が1時間にわたって日中関係の現状など中国赴任時の経験を交えながら語り、「日中双方が重要視してる訪中団であり中国をよく見てきて欲しい」と期待を述べた。
 最後の全体会議で、各班が話し合ったことを報告し、5班の班長の澤株裕記さん(東海大)は、メーリングリストで情報を共有、訪中まで連絡を取り合うことを紹介した。

◇交流会議に19都道府県から参加

 3月2、3日に東京・新宿区の「日本青年館ホテル」で開かれる「実務者交流会議」の出席者名簿が出そろった。北海道、茨城、静岡、埼玉、千葉、東京、神奈川、長野、石川、福井、愛知、三重、大阪、山口、香川、高知、熊本、鹿児島、沖縄の19都道府県から43人、(社)日中友好協会から村岡久平理事長、岡ア温、西堀正司両常務理事、酒井哲夫、佐藤洋一、藤井賢の3理事、高野倉和央理事兼事務局長、朽木光晴事務局次長の計51人が出席する。
 会議は日中友好協会が主催する。実務担当者が一堂に会して率直な意見を発表、日頃の交流活動や組織運営などについて具体的なノウハウを交換し、日中友好事業のさらなる発展を目指す。
 前回の実務者交流会議は、6年前の2002年2月に上海で開催された。

◇「平山郁夫芸術展」見学ツアー募集

 北京・中国美術館で4月18日から26日まで開かれる「平山郁夫芸術展」見学ツアーの募集が始まった。平山画伯((社)日中友好協会会長)の代表作を鑑賞し、五輪へ向け準備が進む北京の街を観光する絶好の機会で、17日の開幕式や人民大会堂でのレセプションに出席するほか、平山画伯との昼食会が予定されている。
 芸術展は、日中平和友好条約締結30周年と北京五輪開催を記念して日中友好協会や中日友好協会などが主催。中国・シルクロードと日本を描いた大作17点を含む本画42点に、若き日の平山画伯が欧州を描いた絵巻4点を加えた計46点を展示する。「楼蘭遺跡を行く」などシルクロードの昼と夜を描いた雄大なキャラバンシリーズ、制作中の「ローマ」、日本と中国の代表的な風景画「神峰黄山雲海図」「八雲立つ 出雲路古代幻想」など見どころが多い。
 ツアーは(財)平山郁夫シルクロード美術館と(財)文化財保護・芸術研究助成財団が共同で企画。4日間と5日間の2コースに分かれ、どちらも万里の長城(八達嶺)、明・清朝の皇帝墓群、故宮博物館などを訪れる。定員は各コース30人。

[詳細]
■4日間コース
出発/4月17日 成田10時35分発
帰国/4月20日 成田19時10分着
■5日間コース
出発/4月16日 成田17時20分発 
帰国/4月20日 成田12時55分着
ホテル/釣魚台大酒店(2人1部屋)
費用/4日間コース・14万3000円 5日間コース・14万5000円(オイルチャージ・空港税は含まず)
申込み締切り/2月29日(金)
問合せ/日本通運(株)首都圏旅行支店営業第4課 TEL03―6251―635

page top page top
 
2008年2月15日号のニュース
◇沖縄県日中友好協会の設立大会開く

許金平・中日友好協会秘書長から記念品を受け取る嶺井政治会長、2月4日パシフィックホテル沖縄で
許金平・中日友好協会秘書長から記念品を受け取る嶺井政治会長、2月4日パシフィックホテル沖縄で
  沖縄県日中友好協会の設立大会と新春祝賀会が2月4日夕、那覇市内のパシフィックホテル沖縄で開かれ、地理的、文化的に中国から最も近い日本で生まれた新組織のスタートを盛大に祝った。村岡久平・(社)日中友好協会理事長、許金平・中日友好協会秘書長、関立トウ同副秘書長、安里カツ子副知事、県、県議会、商工会、観光業界などから約150人が出席した。祝賀会を前に野中広務・協会名誉顧問の講演会が開かれ、約200人が熱心に耳を傾けた。
  冒頭、村岡理事長が嶺井政治会長(元副知事・日本トランスオーシャン航空会長)に協会旗を手渡し、協会のバッジを胸につけると、会場からは大きな拍手が起こった。
 嶺井会長は各界の支援に感謝し、県内の識者・有力者に協力を呼びかけて組織の拡大をはかり、中国との交流にまい進して行く決意を表明、安里副知事が、「協会と共に中国との交流に尽力する決意」との仲井眞弘多知事の祝辞を代読した。 許秘書長が「友好の懸け橋になることを信じている」との宋健会長のメッセージを披露し、設立発起人の西田健次郎氏の音頭で乾杯した。
 今後は、秋に中日友協の招へいで代表団を派遣するほか、県が企画し、琉球特使が明・清朝へ贈った品々を北京・故宮博物館から借りて開く「よみがえる琉球王朝の宝物」展の沖縄での展観へ協力を進めていく。

野中名誉顧問が講演で「歴史の直視を」
 野中名誉顧問は同日午後に開かれた記念講演会で、「これからの日中関係と沖縄の津梁観」と題して1時間話した。「(集団自決など)教科書から過去の醜いところを消そうとする勢力が出てきていることを知り尽くし、中国、韓国、アジアと平和友好を結ばなければならない」と近年の風潮に危惧を表明、「平素の友好関係がそういう局面で生きてくる」と述べて沖縄県日中の設立を祝った。

宋健会長のメッセージ
 沖縄県日中友好協会の設立にあたり、謹んで中日友好協会を代表して、心からお祝いを申し上げます。
 沖縄は中国と地理的に近く、文化的に同一の起源を持ち、長い友好交流の歴史があります。沖縄県日中友好協会の設立は、(社)日中友好協会に新しい活力を注ぎ、新しい力を加えるだけでなく、沖縄と中国の間の友好の懸け橋となることを信じております。
 嶺井政治先生の指導のもとで、この友好の懸け橋がますます強固になり、より多くの人々がこの懸け橋を行き交い、中国人民との理解と友情がさらに深まることを心から望んでおります。

◇唐家セン国務委員が2月20日来日へ

 中国の唐家セン国務委員が2月20日に来日し、21日に福田康夫首相と会談、22日に奈良、23日に大阪を訪問する方向で日中両国政府が日程の調整を進めている。
 4月に予定されている胡錦涛国家主席の訪日準備が目的で、森喜朗元首相、安倍晋三前首相、高村正彦外相らと相次いで会談し、胡主席の訪日時に新たな共同文書を採択することなどを話し合うとみられる。また、今回の訪問地に奈良・大阪が含まれることから、胡主席が関西を訪問する可能性が高くなった。
 楊潔チ外相が3月に東京入りする日程も検討されている。

山東省対友協一行が協会を訪問

 段毅軍・常務副会長を団長とする山東省人民対外友好協会訪日代表団一行3人が1月25日、(社)日中友好協会を訪れ、高野倉和央理事兼事務局長、朽木光晴事務局次長と懇談した。
 高野倉事務局長は「福田首相が山東省の孔子廟を訪ねたことが日本でも広く報道された」と述べ、代表団の訪問を歓迎した。
 段常務副会長は、ことし6月初旬に開催される「済南国際女性交流大会」への著名人の招へいや参加者の募集、7月に対友協が実施する学生代表100人の派遣へ協力を求め、協会幹部の山東省訪問をぜひ実現して欲しいと述べた。

◇50年ぶり大雪で帰省客580万人足止め

 2月7日の春節(旧正月)を前に50年ぶりの大雪に見舞われた中国では、家屋の倒壊など大きな被害が出ている。交通機関も混乱、足止めにされた帰省客は580万人にのぼった。
 湖南省チン州市では送電線への着雪で鉄塔が折れ曲がり、市街区域が広範囲にわたり停電した。
 温首相は1月29日、湖南省長沙駅を訪れ、雪のため駅で足止めされている帰省客を見舞い、「みなさんが家で春節を過ごせるよう、あらゆる方法を考えている」と話しかけた。

「実務者交流会議」申込み締切り間近

 3月2、3日の「実務者交流会議」(東京・日本青年館ホテル)申込み締切り(2月15日)が間近。問合せは(社)日中友好協会交流事業部まで。
page top page top
 
2008年2月5日号のニュース
日中友好協会が第16回通常総会開く

左から野中広務、村山富市両名誉顧問、
佐藤嘉恭会長代理、岡崎温常務理事(議長)、
東京・如水会館で開かれた24日の総会で
  (社)日中友好協会(平山郁夫会長)は1月24日、第16回幹事会・第16回通常総会を東京・千代田区の「如水会館」で開いた。正会員95人(委任状を含む)が出席し、2008年度事業・活動計画案、収支予算書などを承認、「日中青少年友好交流年」の成功に向けて一致協力していくことなどを確認した。総会には村山富市、野中広務両名誉顧問が参加した。

「青少年交流年」成功へ一丸
 冒頭、佐藤嘉恭会長代理が「昨年末に福田首相が北京大学で『共に未来をつくろう』と題して素晴らしい講演を行い、中国全土へ生中継された。この表題はことしの協会の基本思想を表わし、08年はまさに未来を担う若者の交流を進める年となる」と青少年交流に一丸となって取組むことを呼びかけた。
 事業・活動計画案は、ことしの主な活動として▽青少年の派遣・受入れ▽4月の平山郁夫芸術展の開催▽6月の第17回通常総会での役員改選▽公益法人制度改革に伴う「公益社団法人」の認可取得への準備▽飯田日中友好協会が中心となり進めている「満蒙開拓平和記念館」設立への支援活動などを挙げ、加盟申請している岩手と沖縄(2月4日設立見通し)の両県協会の加盟を全会一致で認めた。また、各都道府県日中の分担金を2割減とする「分担金に関する規則改正案」を承認した。
 質疑応答では、「友好週間」を作り全国ネットワークを生かした活動を進めてはなど各協会代表から活発な意見が出された。
 総会に先立ち開かれた第31回通常理事会には18人が出席した。

日中友好新年会に各界の300人集う
 総会に続き如水会館で、(社)日中友好協会とNPO東京都日中友好協会主催の「日中友好新年会」が開かれた。木村仁外務副大臣、崔天凱駐日中国大使、江田五月参院議長、公明党の太田昭宏代表、アグネス・チャンさんら各界の約300人が出席し、親交を深め、新年の始まりを祝った。
 佐藤会長代理の主催者代表あいさつに続いて崔大使が「ことしは中日関係の発展にとってチャンスの年。友好の基礎は国民にあり、協会はその基礎を固める仕事をされてきた」と協会の活躍に期待を示した。
 木村外務副大臣は高村正彦外相のメッセージを代読し、「青少年交流へ協力を」と語り、10月に北京でチャリティーコンサート開いたアグネス・チャンさんは「昨年は皆さんが撒いた平和の種が咲いていると実感した」と述べ、自ら作曲した『ピースフルワールド』を熱唱すると会場は熱気に包まれた。

第25回全日本中国語スピーチコンテスト

 (社)日中友好協会主催の「第25回全日本中国語スピーチコンテスト全国大会」が1月13日、東京・文京区の日中友好会館で開かれ、大学生部門で兵庫県の若杉祐司さん(姫路獨協大学1年)が、高校生・一般部門で神奈川の塚田久留美さん(県立外国語短大付属高校3年)がそれぞれ優勝を飾った。
 当日は大学生部門に8人、高校生・一般部門に12人の計20人が出場、自由テーマのスピーチ(5分以内)と質疑応答(約2分)で地方予選を勝ち抜いた実力を競った。会場には出場者の家族や友人、中国語の学習者らがつめかけ一時は立ち見客が出るなど例年を上回る盛り上がりだった。
 1999年から昨年まで「一般」と「基礎」の2部門制だったが、今大会から「大学生」と「高校生・一般部門」に変更された。
【講評】塚本慶一・杏林大学教授 発音、イントネーション、構文・構造は、過去に比べて正確で、ブレが少ない。内容も、自らの体験で、年齢に即し、論旨がはっきりとして説得力があった。ただ、感情の出し方が過剰か控えめ過ぎ、ことわざや熟語が多く自分らしさが出ていない面もあった。さらに研鑽を積み、日中友好の柱として活躍されることを望む。大会にエネルギーを与えてくれた60代の出場者、小林智恵子さんと原成次さんに大きな拍手を送りたい。

入賞者一覧

 〈大学生部門〉
第1位 兵庫・若杉祐司
(外務大臣賞・中日友好協会賞)
第2位 千葉・日高知恵実(中国教育省賞)
第3位 東京・藤田麻子(日中友好会館賞

〈高校生・一般部門〉
第1位 神奈川・塚田久留美
(文部科学大臣賞・中日友好協会賞)
(国際文化フォーラム賞)
第2位 埼玉・酒田明(中国大使賞)
第3位 茨城・松下朋香(日本放送協会賞)
第4位 東京・山中里奈(共同通信社賞)
第5位 佐賀・大木早苗(中国国際放送局賞)
第6位 福井・松澤由佳(読売新聞社賞)

実務者交流会議申込み2月15日まで

 3月2、3日の2日間、東京・新宿区の「日本青年館ホテル」で開催される「実務者交流会議」の申込み締切り(2月15日)が迫った。
 交流会議は各協会で実務を担当する役員・職員が中心となって開くもので、「日中青年少年友好交流年」のことしは、協会が受入れや派遣を担当する青少年数が増加することから、学校交流活動の手配、ホームステイ先の募集など、地方プログラムに向けた連携や具体的な手続きなどが議題となる。1月24日に開かれた(社)日中友好協会の理事会と通常総会でも、積極的な取組みが話し合われた。
page top page top
 
2008年1月25日号のニュース
福田首相の訪中で日中関係が新段階へ

民間団体主催の朝食会であいさつする福田首相、12月29日北京・釣魚台で(孫東民氏提供)
  福田康夫首相が昨年12月27日から30日まで訪中し、胡錦涛国家主席、温家宝首相ら中国首脳と会談し、「桜の咲く頃に」胡主席が訪日することや、人的、文化交流の促進、2008年を日中関係飛躍の年にすることで合意した。長く停滞状態にあった日中関係は本格的な春の到来を迎え、相互協力と共同発展の新段階に入ったことを世界に印象づけた。
 福田首相は28日午前、北京の人民大会堂で温首相と会談し、「日中両国は大きなチャンスと責任に直面している。アジアと世界の未来の創造のため協力していきたい」と述べ、温首相は「日中関係はさらに発展していく重要な時期にある」と応じた。日中両首相は2008年を「日中青少年友好交流年」とし、今後4年間毎年4000人の青少年交流で合意した。
 同日夕には釣魚台で胡主席との会談が開かれ、胡主席が「青少年交流を強化し、友好的感情を強化することが大切」と民間交流の重要さを強調し、福田首相も賛意を示した。
民間の歓迎会に出席
 29日の朝、釣魚台国賓館で中日友好協会と中国人民対外友好協会主催の歓迎朝食会が開かれた。外国首脳を迎えた民間主催の歓迎会はほとんど例がなく、会場は終始なごやかな雰囲気に包まれた。
 中国側から宋健・中日友好協会会長、戴秉国、王毅両外務次官、陳昊蘇・中国人民対外友好協会会長、北京大生約30人、日本側から宮本雄二大使、村岡久平・(社)日中友好協会理事長、北京日本人会の代表ら約200人が出席した。司会は井頓泉・中日友好協会副会長がつとめた。当日は宋健会長の誕生日で、福田首相はあいさつの中でお祝いの言葉を述べた。
 福田首相は今回の訪中を「迎春の旅」と表現し、帰国後「大変内容のある訪問だった」と旅の意義を強調した。

宋健中日友協会長が沖縄と東京を訪問 

 宋健会長を団長とする中日友好協会代表団が昨年12月9日から15日まで沖縄・東京を訪問した。各地で歓迎を受け、福田康夫首相や仲井眞弘多沖縄県知事らと会談、北京五輪開催年の2008年を契機に日中間、沖縄・中国間の交流を一層促進することを確認しあった。一行は宋健会長はじめ、井頓泉副会長ら8人で、(社)日中友好協会が招請し、村岡久平理事長らが同行した。
 10日には一行を歓迎する盛大な式典が那覇市内のホテルであり、県や経済界の代表ら約500人が出席した。式典前には宋健会長が「日中国交正常化35周年とこれからの沖縄」と題して講演し、沖縄県日中友好協会設立へ大きな期待を表明。
 11日の仲井眞知事との会談では、「沖縄の観光客誘致には中国が貢献できる」と述べ、仲井眞知事が「ぜひ中国の人たちに訪れてもらいたい」と答え、和やかに懇談した。
 12日に東京へ移動して夜は平山郁夫会長の歓迎宴に出席、14日に福田首相を表敬訪問した。宋健会長は胡錦涛国家主席のメッセージを伝え、環境問題などで意見を交換した。

沖縄県日中が2月4日那覇で設立大会

 沖縄県日中友好協会の設立大会が、2月4日午後4時から那覇市内の「ホテルパシフィック沖縄」で開かれる。当日は(社)日中友好協会から野中広務名誉顧問と村岡久平理事長、中日友好協会から許金平秘書長と関立トウ副秘書長が出席する予定で、野中氏の講演が予定されている。
 県日中友好協会の創立は、沖縄県が友好交流都市である福建省(福州市、泉州市、アモイ市)などと交流を活発化させるなか、各界の有志を中心に、日中友好協会などと協力しながら進めてきた。初代会長には日本トランスオーシャン航空会長の嶺井政治氏(85)が就任する見通し。

NPO大阪府日中が崔大使の歓迎会

 崔天凱大使の大阪訪問を歓迎するNPO大阪府日中友好協会と日中経済貿易センター主催のレセプションが1月10日夕、大阪市北区のリーガロイヤルホテルで開かれた。野中広務・(社)日中友好協会名誉顧問、遠藤敦雅、岩橋延直、九猪功氏ら各県協会会長、平松邦夫大阪市長ら自治体の代表など約250人が出席した。
 崔大使の大阪訪問は、谷井昭雄・大阪府日中会長が昨年12月に崔大使と会見した際に要請し実現した。崔大使は「なるべく早く(中国と関係が深い)大阪など関西を訪問したかった」とあいさつした。

実務者交流会議が東京、3月開催に

 1月下旬に広東省広州で実施する予定だった「実務者交流会議」の場所と時期を変更し、東京・新宿区の「日本青年館ホテル」で3月2、3日の2日間にわたって開催する。
 新年会の時期と重なり、開催日変更を要請する声が強かった。
 対象者は各協会で実務を担当する役員・職員で、会議などを通して親睦を深め、今後の活動について意見を交換し、互いに経験を共有する。参加費は1万7000円(2人1部屋)か2万1000円(1人1部屋)で、申込み締切りは2月15日。問合せは(社)日中友好協会交流事業部TEL03―3291―4231まで。
page top page top
 
2008年1月1日号の記事

協力して世界平和に貢献を    
  内閣総理大臣 福田康夫


 新年明けましておめでとうございます。新春を迎えるに当たり、皆様に心よりお慶び申し上げます。

日中関係は前進
 昨年は、日中国交正常化35周年であり、首脳間の往来が進んだほか、「2007日中文化・スポーツ交流年」などを通じて様々な交流が行われるなど、日中関係にとって大きな前進のある一年でした。社団法人日中友好協会におかれては、交流年事業のほかに、「21世紀東アジア大交流計画」を通じた日中高校生交流の促進にも御尽力頂きました。

交流拡大の好機
 本年は、日中平和友好条約締結30周年の記念すべき年です。日中関係においては、35年前の日中共同声明により両国間に吊り橋が架かり、日中平和友好条約により鉄橋が作られました。その後、日々多くの両国国民がこの橋を渡り続け、今日では毎日約1万3千人が往来するまでになっています。特に、本年は、北京オリンピックなどを通じ、交流をあらゆるレベルにおいて拡大させる上で大きな好機といえます。
 私は新年を迎えるに当たり、日中両国が協力して「戦略的互恵関係」を構築し、アジア及び世界の平和と繁栄に対して共に建設的な貢献を行っていくべく、決意を新たにしています。

協会の更なる発展を
 最後に、日中友好協会の更なる御発展と関係者の皆様の御多幸を心より祈念いたしまして、私の新年の挨拶とさせていただきます。

青少年交流で相互理解を     
  中日友好協会会長 宋健


 新春にあたり社団法人日中友好協会と、日本各界の皆さんに新年のごあいさつを申しあげます。
 昨年は中日国交正常化35周年、「中日文化・スポーツ交流年」でした。35年間を振り返ると中日関係には曲折と発展がありましたが、両国政府と友好人士の努力で中日関係が発展軌道に戻ったことを嬉しく思います。
 昨年4月、温家宝首相は日本への「氷を溶かす旅」で、中日関係に春をもたらしました。温首相訪日は、安倍首相訪中とともに中日関係発展の新たな一里塚となりました。両国指導者は、戦略的互恵関係を築き、平和共存と世代友好を実現する崇高な目標を確認しました。胡錦涛国家主席がことし日本を公式訪問する予定です。

友好の基礎は国民
 中日友好協会と日中友好協会は昨年、共に手を携えて多彩な大型行事を実施しました。
 「中日友好交流会議」では、民間交流を通じて相互理解と信頼を深めようと呼びかけました。日本高校生代表団の訪中を共に成功させ、中日友好交流都市小学生卓球交歓大会、松竹大歌舞伎近松座訪中公演、アグネス・チャン大型チャリティーコンサート、遣隋使1400年記念活動などを開催しました。若者間の相互理解と友好感情を培うために努力しました。
 9月には中日国交正常化35周年を祝う記念式典が北京で盛大に開かれました。温首相は友人と会見し、中日友好の基礎は両国の国民であると再度強調しました。我々は文化・スポーツ、そして何よりも青少年間で交流を深め、相互理解と親善を増進させなければなりません。
 昨年10月の中国共産党第17回大会で新指導部が確立し、胡錦涛総書記は、中国は平和発展の道を歩み、調和のとれた世界の建設を進めると報告しました。

共に新たな貢献を
 ことしは中日平和友好条約締結30周年であり、北京五輪が開かれます。私たちは友人たちと共に3つの文書の原則と精神を守り、中日戦略互恵関係を築き、平和共存・世代友好・互恵協力・共同発展の崇高な目標の実現のため、新たな貢献をしたいと思います。

友好関係の発展と飛躍を目指して
 (社)日中友好協会理事長 村岡久平


 ことしが良い年でありますよう、心よりお祈りいたします。

活動の活性化を図り
各地区組織の充実を

 1月24日の「日中友好新年会」の後、27日から3泊の日程で、各都道府県協会の実務者が参加して、「業務の経験交流」をテーマにした会議(勉強会)を中国・広州市で開催する。
 2月には、沖縄県に県日中友好協会が結成される。喜ばしいことである。
 ことしは日中平和友好条約締結30周年を迎え、「日中関係飛躍の年」として、両国首脳の相互訪問を通じて、互恵関係の具体的成果が期待される。
 このような時、私たち(社)日中友好協会は、思いを新たに、自分たちの足もとをよく見て、足腰を強くするためにいかにあるべきか、真摯に考えていきたい。
 互いに経験を話し合い、活動の活性化をはかり、組織の充実・拡大を目指す年にしていきたい。

「平山展」北京で開催
北京五輪の開催祝う

 北京五輪協賛と日中平和友好条約締結30周年を記念して、「平山郁夫芸術展」が4月17日北京で開幕する。平山会長が海外で開く最も規模の大きな個展として、早くも内外から大きな期待が寄せられている。
 8月8日から待望の北京五輪が挙行される。IOC(国際オリンピック委員会)が決めた28競技に加え武術太極拳が「北京五輪武術トーナメント」として実施される。開幕式ではどんな展開がみられるか。37会場で繰りひろげられるシーンが待ち遠しい。
 世界が見守る北京五輪。続いて開かれる「パラリンピック」の円満な成功を祈念する。
 ことしは「太極拳好(ハオ)」の題字を書き、太極拳の普及に意欲を示したケ小平氏の揮毫30周年を迎える。これを記念する国際的な機運の高まりが期待される。

「日中青少年交流年」
地方都市の交流促進

 日本の提唱で実施されている「21世紀東アジア青少年大交流計画」を、ことしも鋭意推進しよう。07年、協会は3つの訪日団、計600人の中国の高校生を迎え入れた。各地で周到な準備がなされ、事故もなくスムーズに進められた。
 各県教育委員会のご配慮に感謝するとともに各県協会が熱心に取組んでいただいたことに敬意を表わしたい。
 ことしは「青少年友好交流年」として、若い世代の往来をさらに高めようとしている。大いに盛りあげたいものである。
 両国の友好都市は230を超した。昨年末、協会の仲立ちで、茨城県神栖市の市長一行が浙江省上虞市を訪問、今春は上虞市代表団が来日、新たな友好都市が誕生しようとしている。

内陸地に友好都市を
好転する情勢に即応

 地方都市で国際化が叫ばれている。長い交流の歴史を持つ隣邦中国の都市との交流は有意義な国際化である。
 特に地方のメディア、中小企業などの往来を促す活動を進めたい。
 さらに、なるべく中国の内陸地の都市と友好都市を結ぶことや、各種の交流事業を展開するよう心がけたい。
 好転する情勢に追い越されないよう、私たちは不断の努力と活動を進めたい。

page top page top
 



社団法人日中友好協会
Copyright(C) 2006 JAPAN-CHINA FRIENDSHIP ASSOCIATION All Rights Reserved.