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「日本と中国」
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2011年10月5日号のニュース

◇友好7団体の会長訪中へ 来年2月、正常化40周年の幕開け

日中友好7団体会長訪中

賈慶林政協主席と会見する
加藤紘一会長(左)。
2012年2月17日、北京の人民大会堂で

 来年の日中国交正常化40周年の幕開けにあたり、(社)日中友好協会を含む日中友好7団体は2012年2月に各団体の会長を代表とする訪中団を派遣することを協議、それぞれ了承した。7団体会長の訪中は2006年3月以来、2回目。中日友好協会の招きで実施される。
 日中友好7団体(社)日中友好協会、日本国際貿易促進協会、日本中国文化交流協会、日中友好議員連盟、一般財団法人日中経済協会、(社)日中協会、(財)日中友好会館)の会長の訪中については、かねてから中日友好協会と話し合ってきた。
 今回の実施は、約6年ぶりの2回目。初めて7団体会長が歩調を合わせて訪中した前回は、胡錦涛国家主席との会見も実現し、国内外から高い注目を集めた。
 訪中目的は、やはり日中両国の国民感情の改善、民間交流の発展を促すこと。このほか、6年前にくらべ、会長の顔ぶれが変わりつつあるため、改めて各団体の会長が訪中することで、交流を深め、中国との民間交流のパイプを太くするねらいもある。
 協議では、中国滞在中に中日友好協会、中国人民対外友好協会、中華全国青年連合会、中華全国婦女連合会などの関連機関の首脳および各分野の友好団体トップと座談会を行うことなどが提案された。
 訪中の詳しい内容については、今後さらに協議していくが、7団体会長の訪中に関しては、各団体それぞれが了承し、内定した。
 2012年が着々と近づいている。日中国交正常化40周年の交流のさきがけとなるような訪中が期待される。

◇韓公使の歓迎会を友好7団体が開く

 日中友好7団体は9月14日、韓志強駐日中国大使館公使の歓迎会を開いた。中国側からは、呂克倹公使(経済商務部)ら5人も出席した。
 7団体を代表して高村正彦・日中友好議員連盟会長は「13年ぶりの日本勤務を大いに歓迎する」とあいさつ。これを受けて韓公使は「いまは中日友好を大発展させるチャンスの時。みなさんとともに努力していきたい」と抱負を語った。
 村岡久平・協会理事長は「韓公使の仕事が順調に進むことは日中関係が良い証拠。期待している」と述べて乾杯の発声を行った。

◇新内閣初の日中外相会談 楊外相「野田首相の訪中に期待」

 国連総会出席のためニューヨークを訪問中の玄葉光一郎外相は9月22日夕、国連本部内で約50分間、楊潔篪中国外相との日中外相会談に臨んだ。
 双方は、来年の日中国交正常化40周年を見据え「戦略的互恵関係」の深化と国民感情の改善に向けて、共に努力していくことで一致した。さらに、日中両国で関連する、正常化40周年記念事業の準備を加速化させることでも合意した。
 また、楊外相から、野田佳彦首相の訪中への期待が示された。これを受け玄葉外相は、野田首相が訪中に意欲的であることを伝え、日程については今後調整することで双方が一致した。
 なお、外相レベルでも頻繁に相互往来を行うことが必要であることも確認した。

◇ことし初の中国高校生団が来日 協会は10月第4陣200人受け入れ

 「平成23年度中国高校生訪日団第3陣(397人)」が9月11日から19日まで来日した。東日本大震災の影響で、第1陣と第2陣がともに延期されたままで、中国高校生訪日団が来日するのはことし初めて。7月、8月に相次いで来日した「平成23年度中国青年代表団」も記憶に新しく、日中交流が順調に回復していることがうかがえる。
 一方、(社)日中友好協会は、来月10月18日から26日まで来日する「平成23年度中国高校生訪日団第4陣(400人)」のうち、Bコース200人(6分団)を受け入れる。
 Bコースは、北京、黒竜江、江西、寧夏、雲南の直轄市・省・自治区の高校生で構成。成田空港から入国した後、千葉、埼玉、新潟、京都、大阪、兵庫、岡山、大分の各府県で学校交流やホームステイを体験し、日本理解を深める。関西空港から帰国する。
 NPO香川県日中友好協会などが受け入れに協力する予定。

◇SMAP北京で友好の花咲かせる 中国で初の海外コンサート

 日本の人気アイドルグループ・SMAP(スマップ)が9月16日、北京の工人体育場でコンサートを行った。中国政府は、尖閣問題などで冷え切った日中両国の国民感情の改善を期待、国賓級の厚遇で歓迎した。スマップの中国公演は、これまで2度も延期されており、実現していなかった。2回目の延期は、尖閣諸島沖の漁船衝突事件が強く影響しているとみられ、今回の初公演は日中双方から強い関心が集まった。
 ことし5月に来日した温家宝首相はスマップのメンバーと会見し「北京で友好の種をまき、花を咲かせてほしい」と強く歓迎。日中両国の国民感情の改善に対する中国政府の期待がうかがえた。
 スマップは公演前日の9月15日、人民大会堂で記者会見を行った。また、中国の対日政策に大きな影響力をもつ唐家璇・中日友好協会名誉顧問と会見するなど、日中関係好転の“切り札”としての役割を担った。
 唐名誉顧問は「コンサートは、中日文化交流史でも大きな出来事だ」と評価した。コンサート当日、スマップのメンバーは「大家好(こんにちは)」「一起(一緒に)」などの中国語を交えながら盛り上げた。ステージでは、“友好の歌〞として両国の若者にも浸透しつつある「世界に一つだけの花」や故テレサ・テンの「月亮代表我的心」を中国語で熱唱するなど、詰めかけた約3万人の観客を魅了した。また、台湾出身の人気女性タレント、林志玲との共演も行い、友好の演出も披露した。
 スマップはことし結成20周年。北京公演が海外初公演となった。

◇温州・高速列車事故の調査報告遅れる

 7月に中国浙江省の温州で起きた、中国高速列車事故の事故調査報告の発表が遅れることになった。国営の新華社通信が9月21日に伝えた。
 新華社通信によると、中国政府が組織する専門の事故調査班は、調査の進捗状況や事故区間で車両を走らせて再現実験を行ったことなど発表した上で、「技術的な問題についてさらに分析と検証を進める必要があり、報告の作成にはまだ一定の時間がかかる」との見通しを示したとのこと。
 事故調査班は、9月中に事故調査報告を発表する予定だった。

◇各地の協会が会合
北海道日中女性委員会が第2回出前交流会を開催

 北海道日中友好協会女性委員会(岩木みどり委員長=北海道日中友好協会理事)主催の「結成27周年記念日中女性交流の集い」が9月3日、1泊2日の日程で留萌市で行われた。総会や範淑琴・駐札幌中国総領事館領事の記念講演などが行われた。
 当日は岩木委員長をはじめ、浦河、恵庭、旭川、小樽、岩見沢の各日中の会員のほか、来賓ら約50人が出席した。
 同委員会は毎年札幌市で交流の集いを行っているが、北海道は広大で地域会員の参加は経費や日程などの面で難しく、交流が課題となっている。その解決のため「出前交流会」という不定期で道内日中での持ち回り開催を決めた。2007年に第1回が行われ、今回は2回目。
 記念講演では範領事は「今、中国の女性たちは」と題し、中国の女性の価値観が多様化しつつあると話した。
 夜には留萌市国際交流協会主催の懇親会が行われた。参加者は自作の替え歌「好好朋友」を合唱したりソーラン節を踊ったりして盛り上がった。

中部地区6県の協会代表らと名古屋総領事館が座談会

座談会で活発な意見交換を行う出席者

座談会で活発な意見交換を行う出席者

 駐名古屋中国総領事館(張立国総領事)主催の「中部地区中日民間友好交流座談会」が9月9日、同総領事館別館で行われた。(社)日中友好協会の愛知・岐阜・三重・福井・石川・富山の6県協会の会長ら約30人が出席。同総領事館からは張総領事をはじめ8人が出席した。
 この座談会は日中国交正常化40周年を迎える企画として行われ、今回初の試み。「日中関係を振り返り、展望する」というテーマで進められた。
 あいさつで張総領事は「来年に向け、中部地区協会が積極的に活動することを期待したい」と述べた。
 その後、各県協会ごとに活動を紹介。さらに、日中がどうすれば一歩進んだ民間交流ができるかを話し合った。
 各県協会は座談会の毎年、各県持ち回りでの開催を希望した。しかし会場費や交通費などの課題が残った。
 座談会後は立食の餃子パーティーが行われた。

◇与謝野町日中が日中悠久平和祈願祭開く

碑前で祈る西原会長

碑前で祈る西原会長

 京都府・与謝野町日中友好協会(西原重一会長)は9月4日、日中悠久平和祈願祭を実施した。西原会長ら7人が与謝野町の日本中国悠久平和友好之碑に集まった。
 祈願祭は本来3日に京都府日中友好協会(水谷幸正会長)が実施予定だったが、台風で中止。翌日、与謝野町日中の有志が実施した。
 太平洋戦争中、日本は労働力を補うため、200人の中国人を大江山ニッケル鉱山(京都府)へ強制連行し、12人の青年が過酷な労働の下で亡くなった。
 祈願祭は彼らの霊を慰め、事実を風化させず、平和の大切さを再確認する機会として1984年から継続して行われている。
 西原会長はあいさつで「中国人犠牲者のご冥福を祈るとともに、中国の発展を祈念する」と述べ、悠久の平和友好を誓った。
 碑前では会員によって哀悼の意が表され、献花がなされた。

◇鹿児島市日中が中国人留学生と中秋節を楽しむ

ゲームやカラオケで中秋節を楽しむ参加者

ゲームやカラオケで中秋節を楽しむ参加者

 鹿児島市日中友好協会(海江田順三郎会長)は9月12日、鹿児島市ジェイドガーデン・パレスで「中秋節を中国人留学生と祝う宴」を実施。約60人が参加した。
 中国では旧暦の8月15日(十五夜)を中秋節と呼び、月餅を食べる習慣がある。当日は月餅の用意が難しく、代わりに白いお米の団子に小豆を添えた「十五夜団子」を賞味した。宴では、おけとおもちゃのハンマーを使ったゲームや、月や夜空に関するカラオケなどで盛り上がった。
 雨を心配し室内での開催だったが、当日は満月で参加者は残念がった。

◇三重県と河南省が鄭州で記念事業

 NPO三重県日中も合流三重県と河南省の友好提携25周年記念事業が同省鄭州市で行われた。三重県代表団(鈴木英敬知事=団長)13人が8月27日から31日まで訪中し、覚書の調印などを行った。
 代表団に合わせ各方面から訪中団が組織された。そのうちNPO三重県日中友好協会(柳瀬恒範会長)からは18人が訪中し、レセプションに参加した。
 かつて三重県は河南省と友好提携を望んでいたが、つてが無く難航していた。そこで同日中は両者を仲介、1986年11月の友好提携の締結に大きな役割を果たした。
 代表団は29日、鄭州市のホテルで郭庚茂河南省長らと面会。鈴木知事と郭省長は、中部国際空港と鄭州市の直行便就航に向けた協力などを盛り込んだ「観光・交流の推進に関する覚書」に調印した。
 その後行われたレセプションには河南省政府要人らを含む約100人が集まった。三重県日中の舟橋裕幸理事長は「かつて国際交流員として来日していた外事僑務弁公室の方々が参加していた。今回、懐かしい面々と再会できたのが一番の収穫」と話した。

◇NPO東京都日中が中国語での漢詩朗唱会開く

張珊さん(奥)の弾く箏に合わせ、漢詩を朗唱する金中さん

張珊さん(奥)の弾く箏に合わせ、
漢詩を朗唱する金中さん

 NPO東京都日中友好協会(宇都宮徳一会長)は9月17日、渋谷区リフレッシュ氷川で漢詩朗唱会を開いた。会員や漢詩愛好者、中国語の学習者など80人が集い、中国語で読む漢詩の美しい響きに聞き入った。渋谷区日中友好協会が開催協力、葛飾区日中友好協会が協賛した。
 漢詩を朗じたのは中国・西安交通大学日本語学科の教授で、漢詩朗唱の第一人者である金中さん。箏の生演奏に合わせて、孟浩然の『春暁』から李白・杜甫の作品などを高らかに歌いあげた。また金中さんが漢訳した松尾芭蕉の『古池や…』、土井晩翠の『荒城の月』も紹介され、参加者たちは原文の雰囲気を残しながら見事に漢詩になった歌に驚き、日本語の音との違いを味わった。
 参加者からは「日本語にはない四声のメロディーがすばらしい」「漢詩は初めてだったけれど、歌みたいできれい。箏の演奏がまたいい」などの感想が聞かれ、初めての人も、原語ならではの音の世界を楽しんだ。

◇各地で総会
千葉県日中 危機意識を持って会員拡大への行動を

 千葉県日中友好協会(早川恒雄会長)は8月30日、千葉市内のホテルで総会を開いた。委任状を含む126人が出席し、活動方針を協議した。
 同日中の発足は1960年。あいさつの中で早川会長は「会員の減少と高齢化も進み、弱体化している。これは執行部の責任であるが、ここに強化策を提示したい」と、危機意識を明らかにした。
 それを受け、議事では会員拡大を重要課題として取り組むことを確認。理事会・常任理事会で具体的行動案をまとめることとした。また役員改選では、新事務局長に小野﨑一男氏を選出したほか、役員2人を選出した。
 総会後は中国人留学生を交え交流会が開かれた。ある留学生は「日本では電車で席を譲られた人が『すみません』と謝るのがすごく不思議」と感想を述べ、文化の違いなどの話題で盛り上がった。

船橋市日中 地域の中国人との交流を大切に
 船橋市日中友好協会(堀江はつ会長)は9月18日、市内の中華料理店で第38回定期総会を開いた。18人が出席し、昨年度を振り返り、2011年度の活動計画を審議した。
 審議の結果、時代に合わせた日中友好運動のあり方を模索し、そのきっかけを作ることができる1年にすることを決定。まず第一に、留学生や地域で働いている中国人との交流を大切にし、進めていく方針を固めた。また、一部に存在する研修名目での不法就労改善策の検討を進めることも提案され、満場一致で承認した。
 総会後の懇親会では、中国・上海に短期滞在していた会員から、留学生の傾向などについて話があった。参加者たちは、変化の激しい中国の現状に驚きながら、熱心に聞き入った。

◇頑張れ!中国出身の力士 高世が休場
 東京・国技館で9月11日に始まった大相撲九月場所は、25日、横綱白鵬(宮城野部屋)の優勝で幕を閉じた。優勝は逸したが、横綱を破った関脇琴奨菊(佐渡ケ嶽部屋)が大関への昇進を決めた。
 今場所、中国人力士は高世(東関部屋)が自己最高位の幕下西14枚目まで上がっていたが、体調不良で休場。同じく幕下の仲の国(湊部屋)は先場所に続き3勝4敗で、惜しくも負け越しとなった。三段目の2力士は揃って勝ち越した。


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