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「民主党代表団・長城計画訪中団」の一員として昨年12月に訪中し、人民大会堂と釣魚台で熱唱された
中国側からぜひという要請があった。李鉄映・全人代常務副委員長から「あなたの曲は国境を越えますね」と言われた。これまでに万里の長城、天壇公園などで公演したが、一番印象深いのは故宮内の労働人民文化宮でのコンサート。お偉方も踊りだした。
「花」は中国でもみんな知っている
民族音楽祭で共演した周華健がカバーして大ヒットした。北京が五輪開催地の決戦投票でシドニーに敗れた時期で、落ち込んだ中国人の心にしみ込んだ。東京五輪から霊感を受け生まれた曲だから五輪との因縁を感じる。
最初に中国の存在を強く感じたのは
本土復帰の時にはすでに、中国が心の中に強くあった。沖縄と中国は深いところでつながっている。中国のテレビで時代劇を見ると、しゃべり方、しぐさが沖縄の芝居とそっくり。感情の入れ方とか「えーっ」と思うくらい似ている。
沖縄・中国の交流が活発化してきている
沖縄で中国と言っても誰もが知らんふりだった時期から交流してきた。それが今は中国を向いてきた。中国の力が強くなってきたからでしょう。中国人も沖縄に親近感を抱いている。親近感を育て交流していくことが大事だ。日中間には尖閣諸島の問題などあるが、沖縄を上手に活用したらいい。日中が国益だけにこだわると衝突する。沖縄は小さいから逆に大きな視点で見ることができる。
沖縄の役割は、アメリカと中国の間に橋を懸ける方法を日本に伝えること。「花」が収録されたアルバム(『ブラッド・ライン』80年)には、ギタリストのライ・クーダーらアメリカの「良心」が参加してくれた。アメリカのスピリットが「花」を通して中国へ流れ込んだ。温暖化、砂漠化など一国だけでは解決できない地球規模の問題がたくさんある。国境を越える概念が出てこないと人類の未来はない。沖縄には大国に翻弄されてきた負の歴史をプラスに転換させ、世界をつなぐ役割がある。
中国に求めることは
将来、中国が中心となって「文化・芸能五輪」を世界に提唱して欲しい。そして、東アジアの国々を巻き込みアジアの中に一体性をつくって欲しい。
■ (きな・しょうきち)1948年沖縄県生まれ。音楽家、民主党参議院議員。代表歌に「ハイサイおじさん」など
(「日本と中国」2008年1月1日号掲載)
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