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「テーマのある交流を」 古賀 克己・石川県日中友好協会会長 |
| 石川県日中友好協会は昨年11月、江蘇省南京で「石川・江蘇民間環境保護懇談会」を開いた。大連での開催に続く2回目で、ゴミ処理や資源の有効活用などで意見をかわした。石川からは大薮多可志・金沢星稜大学教授ら8人、中国側は江蘇省の政府実務者や専門家ら14人が出席した。昨年5月の小松・大連チャーター便の実現に奔走するなど、「目的を持ち結果の出る交流」を目指し次々と新たな交流に挑む古賀克己会長に、その狙いと、地方交流のあり方について聞いた。 |
金沢の環境問題に関する資料を友人の大連市教育局長に紹介したところ、彼が大連市長に見せ、市長が担当者を呼んで交流を指示した。帰国後、私が大薮教授ら専門家に参加を呼びかけ実現した。 南京で懇談会を開いた反響は すでに結果が出て、江蘇省側から、近藤典彦・会宝産業(株)社長(自動車リサイクル業・本社金沢)が紹介した廃車リサイクルに挑戦したいと連絡が入った。近藤社長と相談し、会宝産業の技術者養成所へ来てもらい、まずは解体の現場を見てもらう。南京で会った呉錫軍・省対外友好協会長は環境問題に積極的で、日本側の提案を喜んでいた。以前、対友協の秘書長が私の会社(臨床検査及び調剤薬局)を視察したが、その様子も聞いていたようだ。南京では各病院に臨床検査機器を置いているが、検体を集めたら費用が半分以下に抑えられる。これは南京でも大連でも提案した。 なぜ環境交流なのか 両方に必要でプラスになることを探したら「環境」だった。中国は60年代の日本と似ており、経済が急激に伸び、空気も川も海も汚れている。日本も公害で大変な思いをしたから、その経験を伝えたい。しかし、技術のある会社にボランティアでやってとは言えない。継続していくためにもビジネススタイルにする必要がある。会宝産業は2月、約30カ国の大使を招き懇談会を開く予定で、環境協力の実績がある。 地方交流はどう進めていくべきか 表敬訪問、観光も意味があるが、もう一歩深めていく段階だと感じる。行ったり来たりするだけでなく、具体的なテーマを設けて交流すれば、もっと日中両国の国民が近づける。日中双方が交流を望んでいるが、交流の方法がわからないという戸惑いが感じられる。そこで交流ができるように橋渡しをしてあげれば、両者の気持ちが合い、キャッチボールができる。それに、民間と行政が一緒にやるといろいろできるということがわかった。行政というのは予算主義で、訪日した代表団の歓迎会など、簡単に開くことができない。そこで民間が代わりに開く。民間と行政が組んでやると、交流というのは非常にやりやすい。
(「日本と中国」2008年1月1日号掲載) |
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