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歓迎レセプションは胡錦涛主席と随員の紹介で始まり、主催者を代表して張富士夫・日中経済協会会長があいさつ、「昨日は福田首相との間で首脳会談をおこなわれ、戦略的互恵関係の具体的な進展や相互信頼の増進による日中関係の安定的な発展などに合意されたとうかがっています。主席の来日により日中両国間で交流・相互理解が促進され、互恵協力が強化されることを確信するものであります」と述べ、「特に今年は日中青少年友好交流年であり、その成功のために(友好7団体は)尽力したいと考えています」と青少年交流の意義を強調、「暖かい春の旅」となった今回の主席来日を祝福した。
発展のチャンス
大きな拍手と歓呼の声に迎えられた胡主席はマイクの前に立ち、力強い声であいさつを述べた。
胡主席は、分刻みの日程のなかに、困難な時期に友好事業を切り開いた先覚者、功労者の遺族との会見の時間を組み入れ、心をこめてお礼と感謝の気持ちを「中国人民を代表して」述べている。
歓迎レセプションでのあいさつでも「今日の良好な局面は決して容易にもたらされたものではなく、数世代の人々の心血が凝集したもの」と語り、この局面を一段高め、「さらなる発展のチャンス」とし、「先人の業績を受け継ぎ未来を切り開く」よう訴えた。
地道な努力を
二つの共同声明と同時に公表された70項目の共同プレス発表は、諸項目が第四の重要な政治文書である「戦略的互恵関係」の包括的推進に関する日中共同声明を着実に実施するための「共通認識」であることを明記している。項目は政治、防衛、歴史共同研究、青少年交流、人文分野、経済など多方面にわたるが、わけても省エネルギー・環境分野における協力推進に関する取り組みは具体的であり、「食の安全」対策も含め、今後の日中協力が地道に進められることをうかがわせる。
今回の主席訪問が真に「暖かい春の旅」と歴史に記されるためにも、友好団体であるわたしたちの地道な努力が求められていることを心に銘記したい。
来賓の皆さま、友人の皆さま
私が貴国に対し公式訪問を行うに際し、日中友好7団体が、このように盛大な歓迎レセプションを催し、大勢の古い友人と新しい友人が一堂に会して、友情を語り合い、両国の友好協力の大計を共に図る機会をお与えくださったことに感謝するとともに、友人の皆さまから熱情あふれるご歓迎をいただきましたことに、衷心よりあつくお礼申しあげます。
私は1985年と1998年の2度にわたり貴国を訪問しましたが、いずれも美しい思い出を私に残してくれました。10年ぶりにこのうららかな季節に貴国の美しい地を踏むことができ、大変うれしく思います。このたび私は、中国国民の日本国民に対する友好的な感情を抱いて貴国を訪問いたしました。この訪問を通じて、相互信頼を強化し、友情を増進し、協力を深め、未来を策定し、日本側と共に中日両国の戦略的互恵関係の全面的な発展の新たな局面を切り開いていきたいと存じます。
昨日、私と福田総理は実り多い会談を通じ幅広い共通認識に達しました。私たちは共に努力し、戦略的相互信頼を増進し、互恵協力を深め、人文分野での交流を拡大して、アジアの振興を促し、グローバルな挑戦に対処し、中日の戦略的互恵関係を共に推進していくことで一致しました。双方は、中日間の第四の政治文書を発表し、両国関係の未来に向けた発展を共に策定しました。
中日両国は一衣帯水の隣国であり、2000年余の長きに及ぶ友好往来はそれぞれの国の発展と進歩を促進し、切っても切れない文化のきずなを結び、世界の民族往来の歴史において最もすばらしい1ページを書き記しました。
1972年の中日国交正常化以来、両国関係はすみやかな発展を遂げ、各分野の交流と協力は絶えず深まっています。このことは、両国と両国国民に実際の利益をもたらし、アジアと世界の平和と発展を促すためにも積極的な貢献をしました。歴史と現実が示すように、中日友好は歴史の伝統であり、さらに時代の潮流でもあり、平和共存、世代友好、互恵協力、共同発展は、両国が共に追求する崇高な目標となるべきであります。
中日関係の今日の良好な局面は決して容易にもたらされたものではなく、数世代の人々の心血が凝集したものです。両国の古い世代の指導者の方々は、戦略的決断を下して国交正常化を実現し、平和友好条約を締結しました。彼らは中日関係の開拓者であり井戸を掘った方々であり、私たちは永遠に彼らを忘れることはありません。 両国各界の有識者の方々、とりわけ日中友好7団体の友人の皆さまは長期にわたり中日友好の信念を貫き、中日友好事業に身を投じ、たゆまず努力され重要な貢献をなされた中日友好の功労者です。この場をお借りして、中国政府と中国人民を代表し、中日関係の発展に貢献されたすべての日本各界の方々に衷心より感謝申し上げ、崇高な敬意を表します。
中日友好は結局、両国国民の友好であり、中日友好の基礎と主体は両国国民であります。中日友好の発展は両国国民に頼らなければなりません。両国国民の世々代々の友好を実現するそのカギは、青少年からやり始めることにあります。中日両国政府がことしを中日青少年友好交流年としたのは大変有意義な措置であると考えます。
3月の中旬に、私は中国人民大学で行われた中日青少年友好交流年の中国側開幕式に参加し、両国青少年の活力と情熱をつぶさに実感いたしました。日中友好7団体は、ぜひ両国の青少年交流のために新たな貢献をなされますよう心から望んでおります。
来賓の皆さま、友人の皆さま
中日関係はいま、さらなる発展の新たなチャンスに恵まれています。両国の各界の方々が先人の業績を受け継ぎ未来を切り開き、中日友好事業を共に促進し、両国国民に幸福をもたらし、アジアと各国国民に幸福をもたらすために、手を携えて努力してくださるよう、衷心より切に期待しております。
(日本語で)どうもありがとうございます。
(「日本と中国」2008年5月25日号掲載)
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