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活動の紹介

(社)日中友好協会主催 全国実務者交流会議
経験交流し大きな成果
3月2・3日 日本青年館 20都道府県から53人
 6年ぶりとなった全国実務者交流会議には、20都道府県の代表ら53人が集まった。出席者は各地の協会で先頭に立って活動に携わっている理事長や事務局長クラスの役員が中心で、時間ぎりぎりまで突っ込んだ内容の話し合いが続いた。2日間の会議を通して数多くの提言が出され、経験を交流するなど、会議は大きな成果をあげたが、半数以上の県が欠席するなど問題点も残った。

基調発言した左から西堀、岡ア両常務理事、酒井理事
基調発言した左から西堀、岡ア両常務理事、酒井理事
 会議で話し合われたのは組織の強化、後継者問題、青少年の派遣・受入れ、緑化事業などで、「友好週間」の設置など新たな提案が出された。
 組織の強化・拡大については、「協会は中国に関心を持っている人たちの受け皿になれる。組織を生かしネットワーク構築を」(松丸勝二・茨城)、「組織の活性化には常時活動に取り組んでいることが重要」(坂田和子・東京)との意見があり、「青年が活動できるよう橋渡しを」(杉井恭子・北海道)、「全国青年委員会は休眠状態だが後継者を育てるための支援が必要」(寺沢秀文理事・長野)と、青年運動の活性化を求める声が相次いだ。また、地元企業との関係については、「会費をもらうには協会が頼りになることを示すことが大切」(松丸)、「具体的な事業を実施すれば企業も協力しやすい」(岡ア常務理事)と、相互にプラスとなる関係作りを目指すよう提言があった。
 青少年の派遣・受入れについては、「ホストファミリーの募集は地方紙への掲載が効果的」(小林勝人・長野)などの具体策や、「派遣する学生名簿を各協会にも教えてほしい」(坂田)など要望が出された。各地の協会が取組んでいる緑化に対しては「植林の現場で日本人に対する良い印象を与えている」(堤利博・静岡)、「社会的評価が高まる」(中井均・三重)、「我々の植林は最初に財布へ入れる5円玉と同じで、中国人に奮起してもらうきっかけとなる。協会全体で20カ所は取り組みたい」(西堀常務理事)と、事業を評価する声が多かった。
熱心に話を聞きメモをとる各地の協会の代表。会議は日本青年館の会議室で開かれ、休憩時間にも意見を交換する姿があちらこちらで見られた
熱心に話を聞きメモをとる各地の協会の代表。
会議は日本青年館の会議室で開かれ、
休憩時間にも意見を交換する姿があちらこちらで見られた
 また、寺沢理事は、飯田日中が中心となって進めている「満蒙開拓平和記念館」事業計画について改めて説明し、「募金だけでなくぜひ知恵を貸してほしい」と述べ、山口芳弘氏(沖縄)は、設立されたばかりの県日中友好協会を紹介し、「北京・故宮博物院にある琉球国時代の秘宝里帰り展示を企画中。ぜひ沖縄で見学して」と語った。藤井賢理事は2009年5月に香川県で開かれる「第12回日中友好交流会議」について、「全力をあげて取組み成功に導きたい。県知事や高松市長、町村会などにも協力をお願いしている」と報告した。
 大薮二朗氏(大阪)は、全国組織という協会の特徴を生かした「友好週間」「友好月間」の設定、活動ノウハウをまとめた「友好活動ガイド」の作成、会員歴や活動実績をもとに認定する「友好人士制度」などを提案。西堀常務理事が「長野では10年以上会員で80歳を超えた方は名誉会員となる」と紹介した。
 豊岡北士氏(福井)は「事業を実際に進める中で力はつく。挑戦することが大事だ。自信を持ち活動を」と呼びかけた。

◇課題・提言まとめ閉会

正面左から趙瑾書記官、趙、杜暁曦の両アタッシェと古島理事、交流懇親夕食会で
正面左から趙瑾書記官、趙、
杜暁曦の両アタッシェと古島理事、交流懇親夕食会で
 閉会を前に各協会から出された意見や提案に答える形で村岡理事長、西堀、岡ア両常務理事らが今後の課題、提言をまとめた。
 村岡理事長は、廖承志氏の生誕百年記念事業を提案し、各ブロックの代表団派遣、在日華僑との連携強化、現在進められている公益法人の見直しへの関心などで一致した意思を持つよう求めた。また、日中友好交流会議について「来年5月には中国からたくさんの人に来てもらおう。これまでにない会議にしたい」と協力を呼びかけた。
 西堀常務理事は、農村視察を目的にした全国婦女連合会代表団の招請、協会創立60周年を記念しての「日中友好都市会議」開催などを提案、「自信を持ち夢を語っていこう」と発言した。
 岡ア常務理事は、再度体制強化の必要性を強調し、「会費負担は各協会が柔軟に対応しても良いのでは」「地区協会員にも県協会、全国協会の一員という意識を持ってもらうことが大切」と述べた。

 各出席者の発言には今後の活動に役立つさまざまなヒントがあり、また、各協会が直面している課題や問題点も明らかになった。組織の強化については事務局体制の充実から解決を目指すなど具体的な意見が出されたが、後継者となる青年をどう育成するかなど、効果的な解決策が見出されていない問題も多い。
 今回の会議で話し合われた課題を各協会に持ち帰り、さらに議論を深め、再度発表しあうなど、定期的に経験を交流していくことが強く求められている。

■出席者名簿
【本部協会役員】
理事長/村岡久平
常務理事/岡ア温(愛知)、西堀正司(長野)
理事/酒井哲夫(福井)、寺沢秀文(長野)藤井賢(香川)、古島琴子(東京)、森富士夫(茨城)
理事兼事務局長/高野倉和央

【都道府県協会】
北海道/杉井恭子
栃木/岡崎和代
茨城/加藤寛治、白土照男、高木昂、武田孝久、松丸勝二
埼玉/佐藤香織、中ア惠
千葉/浅沼威、吉田重一
東京/呉東富、坂田和子、永田哲二、前田久男、宮内紀子、吉田愛子
長野/小林勝人
石川/南川隆介
福井/内方和彦、木橋正昭、豊岡北士
静岡/小松敏男、舘林芳子、堤利博
愛知/佐藤豊
三重/中井均
大阪/大薮二朗、中務武志
山口/三浦信幸
香川/安立国、武田直士、武田久子
徳島/生田治夫
高知/渡辺英子
熊本/本郷敏夫
鹿児島/M野幸一郎
沖縄/山口芳弘

【事務局】
事務局次長/朽木光晴
総務/北澤竜英、戸川安道、宮嶋剛
広報/石原尚、森正哲央
(姓50音順)

(「日本と中国」3月15日号)


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