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活動の紹介

西安・遣隋使1400年記念行事
 日中国交正常化35周年を記念する活動の中でも最大規模の催しとなった10月28日の「遣隋使1400年記念行事」。建設が急ピッチで進む西安市内の大型複合施設「大唐西市」広場で開かれ、日中各界の注目を浴びた。行事開催に合わせ「陝西省ジャパンウィーク」もスタート、日中間の文化・スポーツ・経済交流が省内各地で活発に進められた。

隋の都・大興城を彷彿

 記念行事は午前9時に開幕した。前日まで降っていた雨はあがり、当日は青空が広がった。中国側メディアの関心は高く、鳳凰衛視や新華社など30社余りが取材に集まりテレビカメラが並んだ。
 日本からは協会会員のほか、日中科学技術協力会議(団長・中馬弘毅衆院議員)、京都友好訪問団(団長・荒巻禎一・前京都府知事)、旅行社が組んだツアー客らが参加した。
 クライマックスは「遣隋使號」の除幕。日中双方の代表が合図とともに幕を取り払うと、何発もの号砲が西安の街に鳴り響き、放たれた鳩が空に高く舞いあがった。

村山名誉顧問ら日中双方の代表が除幕し、紙吹雪が舞うなか,平山会長が揮毫した「遣隋使號」の文字が姿を現した
村山名誉顧問ら日中双方の代表が除幕し、紙吹雪が舞うなか、
平山会長が揮毫した「遣隋使號」の文字が姿を現した

 船体の「遣隋使號」の文字は平山郁夫会長が揮毫。船内には隋の使節として来日した裴世清と小野妹子の像が置かれ、仲良く酒を酌み交わしている。

仲良く酒を酌み交わす小野妹子と裴世清の像、「遣隋使號」の船内
仲良く酒を酌み交わす小野妹子と裴世清の像、「遣隋使號」の船内

 姿を現した遣隋使號を前に、遣隋使船の守護神だった住吉大社の神主が厳かに出航前のお祓いを行い、新疆ウイグル自治区のアクス歌舞団が古代オアシス国家キジ国の舞踊を披露、国際的都市だった隋の都・大興城を彷彿とさせた。古筝の演奏に合わせ、参加者全員で「さくら」と「茉莉花」を合唱し1400年の時を越え先人が培った旧交を温め、友好交流の発展を誓った。

遣隋使の到着を知らせる隋の官僚、舞台上では当時の様子が再現された
遣隋使の到着を知らせる隋の官僚、
舞台上では当時の様子が再現された

 午後は藍田県にある隋代の古刹で遣隋使ゆかりの悟真寺「水陸庵」を訪問、夜は記念の宴が開かれた。参加者には景徳鎮の絵皿が配られた。
 行事に参加した高校生の須田菜月さんは旅行中、以前にも増して中国留学への思いが強まったと話し、村山名誉顧問の激励を受けた。諸星充司・神奈川県日中副会長は「住吉大社の神事が印象的だった」、野口信幸・佐倉市日中会長は「中国側の歓迎の気持ちを感じた。大唐西市は建設途中だったが街並ができたら再度訪問したい」と語っている。

式典に出席した右から村山名誉顧問、中馬衆院議員、宮本大使、村岡理事長、荒巻・元知事、ひとりおいて阿南・ヴァージニア・史代・前中国大使夫人
式典に出席した右から村山名誉顧問、中馬衆院議員、宮本大使、村岡理事長、荒巻・元知事、
ひとりおいて阿南・ヴァージニア・史代・前中国大使夫人

【参加した役員】
■協会本部
村山富市名誉顧問、村岡久平理事長、西田八郎・関西ブロック協議会副代表
■府県市日中
水谷幸正・京都会長、藤尾昭・大阪副会長、井関巧・大阪相談役、森秀男・茨城会長代行、植木喜美彦・静岡副会長、山根敏郎・長野副会長、諸星充司・神奈川副会長、野口信幸・佐倉市(千葉)会長

陝西省ジャパンウィーク

 10月27日から29日まで開かれた「ジャパンウィーク」では、経済セミナーなど多彩な交流が繰り広げられた。
 アニメ展は10月27日、西北大学で開催され、里中満智子さん、故石ノ森章太郎氏ら漫画家28人の原画などを展示。開幕式には宮本雄二・駐中国日本大使も出席し、「日中両国国民の相互理解と和諧関係を強めよう」と題して講演した。陝西省人民政府と日本大使館が主催した。
 マスクロードプロジェクト「真伎楽」は10月28日、「遣隋使1400年行事」に登場して各国の獅子舞を披露、西安外事学院でも公演を行った。北京、西安、上海、揚州を巡回する中国公演の一環。
 伎楽はシルクロードを通って日本に伝わった芸能で、2004年に亡くなった狂言師の故野村万之丞が「真伎楽」として再生し、シルクロードをさかのぼり各国の俳優や音楽家たちと共演する「マスクロードプロジェクト」を立ち上げた。

大プロジェクト 西安の「大唐西市」 2010年に完工

 「遣隋使1400年行事」が開かれた「大唐西市」(労働南路1号)は、「西安市大唐西市置業有限公司」(呂建中社長)が建設している大型複合施設だ。陝西省と西安市の重点建設プロジェクトにも指定されている。唐代文化をテーマとし、シルクロード文化体験街には日本専門区も設置、料理など日本文化も体験できる。総建設面積は128万平方メートル、総投資額は35億人民元にのぼる。工事は2006年10月に開始し、10年の完工を目指す。村山名誉顧問は揮毫した書を呂社長に寄贈、呂社長からは遣隋使號の模型が贈られた。


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