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| ◇28人29脚で増す友好 12日夕刻、4府県の代表はそれぞれ成田、関西空港から空路北京に到着した。 活動は13日から始まった。朝早くから天安門広場や世界遺産の故宮を見た後、午後は北京第19高校での若者たちと交流。 まず数学や英語の授業を見学、歓迎式のあと、スポーツや美術・音楽の交流になった。スポーツ交流では、バスケットボールや卓球、バレーボール、バトミントン、縄跳びに分かれて約30分、なごやかな雰囲気で交流が続いた。 中でも日中の高校生たちが盛り上がったのは日本と中国の高校生代表14人ずつが二組のチームをつくって、肩を並べて走る「28人29脚」。初めて肩を組んだ若者たちの間でなごやかなムードが生まれた。 高校生交流を終えた一行は、記念撮影などで別れを惜しんで、中日友好協会が主催する歓迎宴が開かれる人民大会堂に移動した。 人民大会堂は共産党大会や中国の国会に相当する全国人民代表大会が開かれたり、外国の賓客と中国首脳の会見が行われたりする荘重な建物。 その人民大会堂の中の大きな広間で宴会が開かれた。中国の政治の中枢で味わう本格的な中華料理に高校生たちは、緊張と興奮の中にも、たしかに中国にやってきたことを実感した。
◇35回の平和の鐘音 14日朝から、中日友好協会を表敬訪問。同協会の庭にある「平和友好を祈る鐘」を撞いた。日中の高校生代表などが5組に分かれ、撞いたのはそれぞれ7回ずつで全部で35回。ことしは日中国交正常化35周年。35回はそれにちなんだもの。その様子は翌15日の『人民日報』にも紹介された。 ◇武大偉次官に会見
代表団が招かれた場所は、その6カ国協議開催の芳菲園。間もなく姿を見せた武次官は「若い世代の交流は中日関係発展のために重要な意義がある」と語り、6カ国協議の様子なども説明した。 武次官は日本のマスコミを通じて、よく知られており、女子高校生が武次官を取り囲んで記念撮影したりする打ち解けた雰囲気になった。 釣魚台から一行は万里の長城を見学、日本大使公邸も訪れた。 ◇高校生の心とらえたホームステイ 代表団は15日、北京を離れて、青森県・愛媛県は杭州へ、奈良県・大阪府は武漢に向かった。待っていたのはホームステイ。杭州では1泊、武漢では2泊だった。訪中全体やホームステイの印象などを班長たち(各府県に3人)に聞いた。(敬称略) 「中国で見聞したことを多くの人に伝えたい」(愛媛・谷口和也)、「6カ国協議の場で議長の武大偉・外務次官に会えたのは貴重な経験」(奈良・長岡信子)、「中国に興味を持ち、語学の大切さを学んだ」(愛媛・三好弘文)、「杭州に親しみやすさを感じた」(青森・大澤隆之介)と、中国で新しいことを知った喜びを語る班長が多い。 しかし、圧倒的に高校生たちの心をとらえたのはホームステイ。「一番印象に残った思い出はホームステイ。もっと中国のことを知らなければと思う旅になりました」(大阪・倉畑裕一)、「中国の一般家庭の生活と文化を知ることができた」(愛媛・武智直矢)、「訪中の目的を果たせたのは、地元の高校生やホストファミリーのみなさんのおかげ」(大阪・島村彩恵子)、「ホストファミリーに恵まれ初めてのホームステイは大成功でした」(大阪・南知寿)、「2日間でこんな友情が生まれるとは思ってもいなかった。なんでこんなに泣くのかしらと思うくらい泣きました」(奈良・山崎詩織)、「ホストファミリーは2年後に、僕の家に来てホームステイする予定です」(奈良・岡田慎太郎)。 思い出を胸に18日、上海経由で帰国した。(『日本と中国』7月15日号) |
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