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(社)日中友好協会会長 加藤紘一 |
(社)日中友好協会会長 加藤紘一
新年明けましておめでとうございます。
昨年は、日中友好協会が創立60周年を迎えました。10月15日には、北京の人民大会堂で記念行事を盛大に行い、一つ一つの石を積み上げてきた先達のご尽力に深々と頭を下げると同時に、「原点に立ち返り、新たな60年をここから始めよう」という思いを確認した一年でした。
「原点に立ち返り」と申し上げるのも、昨年秋、「尖閣問題」で日中関係が難しい局面を迎えたからです。しかし、私たち日中友好協会は、日本と中国がまだ国交のない時代から活動をしているのです。その時々の政治状況や国際状況で、波風があるのは何度も経験済みです。これからの60年を踏み出すに当たり、協会設立時の先人の志を、あらためてかみしめて参りましょう。
協会は今年、中日友好協会と共催して5月に貴州省の貴陽市で「第13回日中友好交流会議」を開きます。思えば、私が会長に就任した後、初めて参加した2009年の高松での第12回会議では、全国各地から122人の役員・会員が、そして中国からは105人が結集して、「日中友好の未来」について闊達な意見を出し合いました。あの時、私はあらためて「日中友好協会の底力」とでもいいますか、民間団体としてのネットワークの強さ、みなさまが持つ日中友好への並々ならぬ思いを感じました。
舞台を貴陽に移した今年は、全国に広がる協会のネットワークを基盤にした「地方と地方の交流」のあり方、民間交流の重要性などについて、さらに深く追求して参りましょう。日中関係において、われわれ協会が担うべき役割はたくさんあります。世代から世代へ受け継いでいかなければなりません。
今年がみなさまにとって良い一年でありますよう、全国の都道府県協会、地区協会が充実した友好活動を展開できますよう、心から祈念し、新年のあいさつに代えさせていただきます。 |