はじめに
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一昨年秋の安倍首相の訪中、昨年春の温家宝首相の来日、そして昨年末の福田首相の訪中と、日中両国首脳の相互交流は日中関係に新たに良好な環境をもたらしました。私たちは首脳交流の成功を嬉しく思い、高く評価し、協約しあった戦略的互恵関係の構築に対し、私たち民間の力をもって呼応していくことが肝要です。
そして、日中平和友好条約締結30周年、北京オリンピック開催の今年、今春の胡錦涛国家主席の来日は必ず友好交流にさらに大きな弾みをつけ、日中両国国民の相互往来は500万人を突破する大交流の時代に入ります。先人・先輩の築き上げた友好交流と友好活動の成果の上に立ち、時代に即した独自の友好活動を創造・企画するとともに、中国各地の主要行事、観光地点の情報や資料の紹介も行い、交流の「質と内容」を大切に交流発展のため努力し、今年を「日中友好交流飛躍の年」としたいと考えます。
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(社)日中友好協会は日中友好活動の歴史と経験を持ち、唯一の全国ネットワークをもつ民間団体です。
日本においては、日中友好7団体で連携を強め、外務省をはじめ政府機関と協力し、地方自治体、社会団体・各界と協調して、「日中共同声明」など3文書の精神を基礎として、台湾関係等の敏感な問題に正しく対処し、戦略的互恵関係強化を目指し、質の高い友好活動を開発し、文化、経済、青少年、スポーツ、友好都市など幅広く交流事業を企画し、発展・拡大させていくことが大切です。
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この任務を遂行するために、現在までの業務内容を再考・再検討し、同時に新たな事業を開拓・開発していくことに積極的に取組みます。
特に「日中青少年友好交流年」の今年、両国の青少年交流推進に対応する能力を持つ人材の確保・育成も必要です。また、協会活動・運動の発展を目指して、全国の協会間の経験と意見の相互交流を行い、協会組織については協会の特性を尊重しつつ、青少年交流活動等を通して、若い人たちの入会を増やす取組みを積極的に行います。
協会の組織面では2月に発足する沖縄県日中友好協会に続き、岡山県、群馬県などの協会再建・設立に向けた取組みを続けていきます。
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特に8月の北京オリンピック開催時には若い力の活躍とともに世界がアジアの姿、そして日中両国関係に必ず注目します。「日中青少年友好交流年」の新たな事業と合わせて、日中両国高校生の相互交流事業を中心とする「21世紀東アジア青少年大交流計画」も2年目を迎え、若人の活躍と交流が大いに輝く1年となります。
青少年交流実施の面では外務省をはじめ中国の担当する諸機関からの当協会に寄せられる期待は少なくありません。それらにも応えて、協会もおおいに若さと活力を取り込み、今年も共に協力し、活気ある協会事業の実施のために努力いたしましょう。
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6月に第17回通常総会の開催
6月に第17回通常総会を開催し役員改選を行い、発展する日中両国の友好交流事業をより強力に推し進めるための指導体制を選出します。
役員一人ひとりが実際の事業や運営・開発分野をそれぞれ指導・担当し、責任を持って任務を遂行できる実行力のある執行部を実現させ、日中平和友好条約締結30周年や日中青少年友好交流年の事業を中心とした交流事業の取組みを確立する総会といたします。
特にブロック選出理事の積極的な協会活動への取組みと活躍に期待いたします。
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今年の両国民の相互理解を深める多彩な交流事業
平山郁夫芸術展 北京 (4月17日開幕式、18日〜26日)
4月17日に北京の中国美術館で開幕する平山郁夫会長の絵画展に開幕式典参加の協会代表団を組織、派遣します。開催中の絵画展参観訪中団の組織派遣については、中国他地域への旅行も組み合わせて、担当する旅行業者と協力して、より多くの参加を獲得すべく企画していきます。
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日中平和友好条約締結30周年記念行事 北京・東京 (9月下旬〜10月予定)
日中平和友好条約締結30周年を記念して、北京と東京で交互に記念行事を実施します。行事の具体的な時期や内容については中日友好協会と早期に打ち合わせ、その上で日中友好7団体で協議を行い実施していきます。
日中マインド・スポーツ競技大会 北京 (10月)
昨年6月、北京で開催の頭脳・精神スポーツの日中交流競技大会の第2回開催を進めていきます。(社)日中友好協会がその普及を支援してきた「健康麻将(麻雀)」にチェス、囲碁、コントラクト・ブリッジを加えたマインドスポーツの正式な日中交流競技大会を実施します。
将棋、中国象棋にも参加を呼びかけていきます。
友誼春秋〓友情をもって築き上げた交流史写真展 東京 (4月下旬)
昨年9月に北京で開催された同写真展を、展示内容を調整し、東京で開催いたします。中国の主催者である中国人民抗日戦争記念館と開催実施を協議し、日中友好7団体が協力して多くの方々に参観していただけるよう東京展の開催成功を目指します。
2008年東レ杯上海国際マラソン 上海 (11月下旬)
晩秋の上海市街を駆け抜ける上海国際マラソン。後援団体として市民ランナーの派遣や大会運営に協力していきます。昨年11月には世界から総勢2万人余りが参加し大盛況の大会となりました。入門コースの設定もあり、協会会員等のジョギング愛好者にも案内し参加を呼びかけていきます。
全日本中国語スピーチコンテスト 東京 (2009年1月)
今年度も日中両国政府、友好団体、協賛企業の後援を得て、2009年1月に「第26回全日本中国語スピーチコンテスト」を東京で開催します。都道府県協会が実施する8月から11月にかけての地方予選大会から選抜された全国の優秀な参加者の質の高い熱弁に期待します。
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日中両国の青少年交流を促進・発展させる事業〈政府委託事業〉
日本青年交流代表団派遣事業 (9月予定)
1998年に両国政府間で合意した5カ年の交流事業終了後の継続事業5年目として、第10次の青年100人の編成・派遣を行います。
9次までの派遣で本事業は日中両国青年の間に相互理解と友情・親善を深めることに寄与してきました。今年も人選方法等について外務省、文部科学省と協調し「公募」の形態を主に日中友好に熱意ある青年団員を確保し、働く分野や業界別の編成なども考慮しつつ組織を行います。
実施に当たっては、より相互理解を深めることのできる日程と交流内容を受入側の中華全国青年連合会と協力して企画を進めます。
中国高校生訪日団受入事業 (5〜11月)
昨年の3団600人の受入経験と実績を基に、日中両国政府の高校生交流事業の中国高校生訪日団の受入について、今年度は4団850人の取り扱いを外務省より委託されています。受入窓口団体の(社)日中友好会館に協力し、日本各地の友好協会に学校交流やホームステイを主に手配の協力と支援をお願いし、全国的な日中高校生交流の発展・促進に大きく寄与することができるよう進めていきます。
日本高校生訪中団派遣事業 (5〜10月)
昨年6月の200人の派遣経験と実績を基に、日中両国政府の高校生交流事業の日本高校生訪中団の派遣で、今年も積極的に外務省に対し派遣担当獲得を目指します。予定の5月と10月の各100人の派遣では受入窓口団体の中日友好協会に協力し、日本各地の友好協会にも組織の協力を求めていきます。
日中青少年交流年事業の受入・派遣 (4月〜)
今年から開始される日中両国政府の「日中青少年友好交流年」事業のうち、まず4月の中国の青年代表団200人の受入手配を、外務省、及び関係団体と協力して取り組んでいきます。
日本各地での日中青年の交流・交歓活動の手配を担当しますが、実施の際には日本青年団協議会(日青協)とも緊密に協力関係を強め、地方での交流・参観日程手配については当該地の日中友好協会の支援と協力をお願いします。
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両国国民の友好関係を促進するための事業
中国緑化協力事業
小渕緑化基金の活用を中心に、中国緑化協力事業を今年も長野県、三重県、大阪府、宮城県、静岡県、埼玉県、千葉県等の協会と協力して継続実施していきます。他の全国の地区協会や関係団体にも本事業への支援と支持をさらに広げていく広報活動も合わせて実施していきます。
中国内陸地域・東北3省との交流促進事業
中国辺境内陸地域での希望小学校建設支援の継続と平行して、すでに建設された希望小学校児童と日本の小学生との絵画交換等の交流事業や、学費補助支援活動を引き続き実施し、また東北3省に重きをおいて交流活動の企画・開発を推し進めます。
中国への公費及び私費留学生の派遣事業
中国教育部(教育省)や中国各大学の協力の下に、日本の大学生や社会人の中国留学生を組織し派遣いたします。とくに公費留学生20人については、専攻科目を明確にもっていることだけでなく、日中友好への積極的な貢献のしっかりした目的をもち、日中友好事業の後継者となりえる者を青少年層から選抜することに重点を置き、協会派遣留学生の質の向上に努めます。
中国関係機関・団体の訪日代表団の招聘
日本の現状の理解を深め、友好交流の促進を図るために、中国関係機関・団体の代表団招聘を行います。省市対外友好協会の派遣する自費訪日旅行団についても日本の関係団体や旅行業者と協力して受入を推進していきます。協会の交流事業の拡大と成功を目指して、中国の関係主要機関との業務協力関係を一層深めていきます。
日中友好都市締結の推進と支援
中国各地に日本との友好都市締結を望む都市が多くあります。昨年末、茨城県神栖市と浙江省上虞市の縁組の仲立ちを浙江省対外友好協会と協力して実施しました。両国の自治体の情報を集め紹介し、特に中国内陸部の都市との友好都市縁組に重点をおき、更に多くの友好縁組が整うよう中日友好協会、中国各地の対外友好協会と協力して「仲人」の役割を行っていきます。
在日華僑・華人との連携・協力
日本に滞在している華僑・華人は50万人を超え、各界において活躍されています。協会は華僑・華人との連携・協力を強めていきます。
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組織の充実・発展に関する事業
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ブロック協議会訪中団の派遣
地域活動の拡大・促進と、地域内の協会の交流と協力を深め、協会運営の方向性を確認することを目的に、中日友好協会に協力を求め、準備が整った地域から各ブロックごとの協会役員の訪中代表団を組織・派遣し、中日友好協会や中国関係交流機関と交流する機会を設けます。
「日本と中国」紙の読者拡大の取組み
協会の意志の伝播をはじめ、協会の「顔」である機関紙「日本と中国」は今年7月5日付で2000号の発行記念を迎えます。これを機に、更により良い新聞にしていく努力を続け、意欲的な取材を心掛け、各地方・地域の協会の具体的な事業・活動の投稿や資料の提供をお願いし、協会活動の参考になるような紙面づくりを目指します。
全国の協会をつなぐ機関紙としての役割をさらに高め、読者の拡大と優良広告の開発に努めます。
2009年第12回日中友好交流会議〈香川〉への準備
来年5月13日、14日に香川県で開催する第12回日中友好交流会議にむけて、香川県日中友好協会をはじめ四国各県協会と協力し、より良い会議が実施できるよう準備を進めていきます。
ホームページ・インターネットの積極的な活用
協会事業の紹介や宣伝にホームページを大いに活用していきます。掲示内容や興味を引く掲載方法等について検討・努力し、日本青年交流代表団等の「公募」案内等の掲示をはじめ、ネットを通じて協会活動の具体的な内容や活動の指針を広く宣伝し、協会組織空白地区にも協会再建の足がかりとなるよう、ホームページの充実と活用を進めていきます。
公益法人制度改革に備えての準備と認定取得
今年12月に施行が予定される「公益法人一般法及び認定法並びに整備法」について、今春制定されるガイドラインをよく検討し、申請に関する内容を整え準備を行い、友好交流活動を更に発展・推進する協会の目的を実行できる「公益社団法人」の認定取得を目指します。
満蒙開拓平和記念館の宣伝と支援
長野県飯田日中友好協会が主管する飯田市下伊那の「満蒙開拓平和記念館」について、開拓移民の苦難の歴史を日本とアジアの歴史として捉え、戦争の「負の遺産」を平和希求の「正の遺産」に置き換える運動の発地点として全国に宣伝し関心を促し、建設基金の募金の支援活動を行います。
出版と会議・会合の開催
「日本と中国」紙2007年縮刷版、2009年友好手帳の発行と、新年会をはじめ協会事業に即した講座・講演会を適時に開催いたします。
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